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伊勢志摩方面の特急と言えば観光特急しまかぜが一番に思い浮かびますが、今回の伊勢志摩ライナーもまた素晴らしい列車です。
1994年のデビュー以降、伊勢志摩方面の看板特急として走り続けており、しまかぜ登場後も多くの利用者がいる列車となっています。
アーバンライナーと似たような流線型の車両。赤と黄色の2種類があります。
今回乗車するのはデラックスシート車両です。1+2の座席配列で、貴族の椅子が並んでいるみたいです。
入り口には真珠が並べられた額縁がかけられていました。
それではデラックスシートの座席をご紹介します。
今回は1人席となりました。横幅がかなり広く、しっかりとした布の座席です。
リクライニングは電動ではなく手動になっています。デラックスシートにふさわしく、十分な倒れ具合でした。
基本的に良いところが多いのですが、背面テーブルはなく、小さなインアームテーブルしかないのは少々残念なところです。
肘掛けのところにはコンセントがあります。
フットレストはアーバンライナーとは違ってクルッと回して面を変えるタイプです。
それほど大きくはないので足をしっかり伸ばせることができます。
天井から間接照明など様々な照明が照らしてくれることで、明るさがありながら落ち着く車内になっています。
カーペットは緑を基調としたチェック柄のデザインとなっています。
これだけに注目するとあまり良いデザインに見えないのに車内を全体的に見ると座席を引き立たせるような効果になっているのが不思議なものです。
ブラインドではなくカーテンになっているのですが、これによってより高級感があります。
窓も十分に大きく、ボーッと景色を眺められます。
ただ、基本的に景色が良いのは右側、2人掛けの方だと思います。伊勢湾だったり四日市コンビナートの景色、ホームの様子を見られるのはあちら側です。
伊勢志摩ライナーのデラックスシートですが、志摩磯部の時点では乗客は他に1人のみ。しかも実際はその方はレギュラーシートで誤乗でした。
鳥羽駅からは2、3人の乗車。平日だからというのもありますが、デラックスシートはあまり人気ではないのでしょうか…?
この列車は賢島から鵜方、志摩磯部、鳥羽、五十鈴川、宇治山田、伊勢市、松阪、伊勢中川、津、白子、四日市、桑名、名古屋の順に停車です。
観光地の宇治山田、伊勢市からも5、6人程度の乗車でした。
伊勢中川駅を発車しまして、左には大阪方面とのデルタ線を見られます。
津駅に停車。ここでデラックスシートにもそれなりのお客さんが乗ってきました。
伊勢志摩ライナーとは言っても通常の特急のように利用するお客さんも多いようで、ビジネスとして利用する方々の需要を満たしています。
四日市からもデラックスシートに多く乗ってきました。意外と中・近距離でデラックスシートに乗る人もいるようです。デラックスシートは追加で420円払うだけで乗れるので、それほど長くない区間で利用する方も多いということでしょう。
おそらく伊勢市辺りからデラックスシートに乗る人が少なかったのは単純に、平日かつ新型ウイルスの影響によって観光客が少なかったからであって、この車両の人気がないからというわけでは無いと思いました。
最後の停車駅、桑名駅に到着。桑名駅は連絡通路や新たな駅舎の開業が8月頃に予定されています。
愛知と三重の県境、木曽川のトラス橋を渡りますと、もうすぐ名古屋駅です。
JRセントラルタワーズがそびえる名古屋駅に到着。
しまかぜは1日1往復で、移動ではなく列車自体も観光となる、いわゆる観光列車です。
しかし伊勢志摩ライナーは単なる移動でありながら十分に楽しめ、高級感がある列車で、双方の住み分けが出来ています。
もちろんしまかぜも良いに決まっているのですが、コストパフォーマンス等は伊勢志摩ライナーのデラックスシートも劣りません。是非、こちらも選択肢に加えてみてはいかがでしょうか?
今回もご覧いただき、ありがとうございました。
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