2022年4月29日、大阪難波〜奈良〜京都を結ぶ観光特急『あをによし』がデビューしました。
「青丹よし」は奈良の枕詞。奈良へ向かう観光客輸送を担います。
発車標にも『あをによし』が表示。
今回見に行った便は、京都〜奈良を行き来する列車です。
運行時刻は以下の通り。
平日
①大阪難波9:22発-近鉄奈良10:09発-京都10:50着
②京都11:20発-近鉄奈良11:55着
③近鉄奈良12:10発-京都12:45着
④京都13:20発-近鉄奈良13:55着
⑤近鉄奈良14:10発-京都14:45着
⑥京都15:20発-近鉄奈良15:56発-大阪難波16:40着
土祝日
①大阪難波9:32発-近鉄奈良10:13発-京都10:49着
②京都11:20発-近鉄奈良11:55着
③近鉄奈良12:10発-京都12:45着
④京都13:20発-近鉄奈良13:54着
⑤近鉄奈良14:10発-京都14:45着
⑥京都15:20発-近鉄奈良15:56発-大阪難波16:39着
使用される列車はスナックカーとして活躍していた12200系。これを改造して観光特急に生まれ変わったのです。
列車は4両編成。折戸や方向幕が幕式といった点に、スナックカー時代からの名残を感じさせられます。
2号車以外は、2人向かい合わせのツインシートです。
奈良方面の右側(CD席)は三角形のテーブル、それぞれの座席はやや窓に向いてくれています。
反対側は完全な向かい合わせ、やはり景色をより楽しめるのは、先程のCD席でしょう。
リクライニングのできる一般的な特急座席はありません。大阪難波〜京都の直通便では近鉄奈良にて進行方向を変えるため、座席転換の手間を省いています。
3号車のドアに限っては、車椅子席がある関係で折戸ではなく自動の引き戸です。
2号車には4人掛けのサロンシートがあります。
1編成に3区画だけで、きっぷを取るのはしばらく難しそうですね。
通路側にはやや透けていますが、パーテーションを設置。まるで半個室のような感覚になります。
室内では1人掛けのソファが4つ向かい合わせになって、テーブルには青いランプが照らされています。
同じ2号車の販売カウンターでは車内販売も。
生ビールサーバーが備えられていて、クラフトビールを楽しむことができます。
車両デザインを連想させる、あをによしバターサンド[レーズン&マロン]やジェラート、プリンなども楽しめるようです。
新たな観光特急として生まれ変わったあをによし。
是非機会を作って乗ってみたいです。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。
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