【名古屋まで1区間なのに…】桑名行きアーバンライナーの運行理由とは？特急乗車記[2022GW(2)]

こんばんは。こちらは夜も遅くなってきた大阪難波駅です。

今日の近鉄は新型観光特急あをによしのデビュー日として、かなり賑わっていました。

それと同時にゴールデンウィークの始まりで、様々な臨時列車が運行されます。

その中でも特に気になったのがこちら、特急桑名行きです。

かつて定期列車でも運行されていた桑名行き特急ですが、10年以上ぶりの復活といわれます。

さらに使用車両はアーバンライナー、発車標にもそう表示されていました。

2番線ホームにて、特急ひのとり近鉄奈良行きを見送ります。

特急ひのとりは名阪の看板列車ですが、一部の便で阪奈特急にも使用されています。

その後すぐ、桑名行きのアーバンライナーが入線してきました。

白い車体の折戸の横、たしかに方向幕には桑名の表示が出ています。

そこには幕回しの途中をストップしたかのような光景がありました。

今回は1号車のデラックスシートを利用します。

ひのとりが登場してあまり乗っていませんでしたが、デラックスシートは特急料金に+420円で利用可能です。

21:45 大阪難波駅 発

ちゃんと桑名行き特急として、自動放送が流れました。一方で、アーバンライナーの文言はありません。

液晶にも桑名行きが表示されており、本当に違和感でしかありません。

いつもの大阪三兄弟を終えまして、走り出していきます。

停車駅は大阪上本町,鶴橋,大和八木,名張,津,白子,四日市です。

デラックス券など設備案内が肉声でされました

アーバンライナーで一番の難点は、デラックス席でも机が三日月型で小さいということ。

また飲み物ホルダーも無いので、缶については特に気をつけなければなりません。

こちらは近鉄アプリの列車走行位置案内。

停車駅の他、列車設備についての案内がされていました。

22:16 大和八木駅

以前ご紹介した、三重県内で多く停車する特急ひのとりとは異なって、この列車は大和八木に停車します。

22:40 名張駅

三重県に入りまして、停車駅は一般的な名阪乙特急と同じです。

伊賀神戸駅周辺で、最終の大阪難波行き特急アーバンライナーとすれ違いました。

そして大手私鉄で最長のトンネル、新青山トンネルによって峠を貫いていきます。

大阪と名古屋を直接結ぶ、中川短絡線で近鉄名古屋へ。

23:16 津駅

三重県の県庁所在地であり、観光特急しまかぜ以外すべてが停車する主要駅となっています。

23:25 白子駅

鈴鹿市の中でも大きな駅で、特急松阪行きとすれ違いました。

四日市のコンビナートを見ながら、塩浜駅を通過。

23:36 近鉄四日市駅

三重県で一番の大都市である四日市市。発車するところで、最終の特急津行きとすれ違いました。

桑名駅終点の放送が流れます。

23:48 桑名駅 着

桑名駅には多くの駅員さんがいらっしゃって、ここが終点との案内がされました。

ここからは23:58発富吉行きに乗り継ぐことができます。

今回のような臨時特急が運行されるのは、お客さんが多いからです。

しかし近鉄名古屋駅まで行かないのは、そこまで走らせた場合、従来の終電より遅い時間の到着となり、駅の営業時間を延ばさなければならないためと考えられます。

いくらお客さんが増えると言っても、駅を夜遅くまで開けるほどでは無いのでしょう。

2,3分ほど経って、車内の照明が落とされます。

そして列車は富吉へ回送されていきました。

2022年ゴールデンウィーク期の運行日は4/29,30,5/1,3,4,5,7,8です。

今回もご覧いただき、ありがとうございました。

【同行した方の動画】