こちらは朝の岩見沢駅、札幌から40kmほどの距離で、特急での通勤者も多くいらっしゃいます。
今回ご紹介するのは函館本線(札幌〜岩見沢)の特急指定席で設定されている、えきねっとトクだ値チケットレス特急券です。
通常では指定席特急券1,160円のところ、35%引きで750円！
自由席特急料金630円に120円追加するだけで、指定席Uシートに乗れてしまいます。
快速エアポートのUシートは840円ですが、それより安い料金で特急のUシートに乗れるのです。
というわけで岩見沢駅より、朝の特急カムイ号で札幌へ向かいます。
指定席Uシートは4号車指定席です。
「あなた(you)のシート」「余裕のシート」が由来とされており、低価格で余裕のある移動を提供してくれます。
現在特急カムイ号の指定席は4号車だけ、2024年3月より3〜5号車も指定席になります。
同じ料金の指定席でも4号車だけUシートで、1両だけ快適な座席となるようです。
ホーム上でも、今回利用しているチケットレス指定席特急が案内されていました。
それでは札幌まで、快適なUシートを実感していきましょう。
07:46 岩見沢駅 発
普通列車札幌行きを横目に、特急カムイが出発です。
所要時間は普通49分、特急40分でそこまで変わりません。しかし、乗車時間の長さから快適性を求めた需要が大きいみたいです。
かつてはもっと線路が分かれていた、車庫への架線柱が離れていきます。
しばらく並走していた室蘭本線も、苫小牧へ分かれていきました。
特急カムイの指定席は自由席と異なり、「Uシート」と言われるだけの特別な座席になっています。
頭部分には大きな枕が付けられ、リクライニングも十分深く倒れます。
さらに快速エアポートのUシートには付いていない、コンセントまで備わっているのです。
JR北海道の指定席でコンセントがあるのは、Uシートだけ。
指定席では基本的にきっぷ拝見が無いのであまり関係ありませんが、チケットホルダーが設けられています。
背面テーブルは広々しており、作業するにも十分です。
最高速度120km/hで走る区間ですが、通勤時間帯で列車が多いためか、少々ゆっくりめで走っています。
札幌のベッドタウンとして近年でも人口増加している江別市、こちらは特急が停車しません。
かつては特急オホーツク、夜行急行利尻が1往復ずつ江別駅に停まっていたのですが、2006年のダイヤ改正で全通過となりました。
市内で一番利用者が多く、2011年に高架化された野幌駅も通過。
札幌近郊として沢山の利用者を見込めるものの、特急と普通列車で遠近分離を図っていると思われます。
列車は札幌市に入りました。
左手からは新千歳空港・苫小牧方面よりやってきた、千歳線が合流です。
ここには札幌貨物ターミナル駅が広がっており、一番遠くは福岡から青函トンネルを超えてやって来た貨物列車が、ここに集められます。
白石駅で普通列車を追い抜き、完全に千歳線と合流しています。
苗穂駅を通過する時には、隣接する車両基地に261系気動車の姿。特急各方面の顔として活躍しています。
左手には北海道新幹線のホームができるエリア。工事がどんどん進んでいるところです。
08:26 札幌駅 着
ちょうど通勤のお客さんが多い時間帯、北の大ターミナルである札幌駅に到着しました。
さて、お隣にやって来たのは快速エアポートです。
Uシートは快速エアポートにもありますが、コンセントが無いなど座席機能の違いも。
その上で快速よりも安く乗れてしまう、快適な特急カムイのUシート。この区間で機会があれば、ぜひ乗ってみてください。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。
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