函館本線を特急列車だけで走破!普段じゃできない特急ニセコで旭川~函館の旅[2021特急ニセコ(7)]
ここは早朝の旭川駅。 この駅は北海道の玄関口である函館から伸びる、函館本線の終着駅です。今日は特急列車だけで函館本線を走破していきます。 最初に乗車しますのは札幌〜旭川を結ぶライラックで ...
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今日は臨時特急ニセコ号で倶知安駅にやってきました。
現在、倶知安駅に定期特急列車は来ません。
しかし2030年の北海道新幹線札幌延伸で、新幹線駅となります。
駅構内の構造は2面3線、駅舎に面したホームの線路は剥がされています。
そんなホームの横に、何やら新しいホームが作られています。
これは現在のホームの位置に北海道新幹線の高架が建設されるためです。
今回は10/31より使用開始となる、新ホームに関連した工事の様子を見てみます。
ホームは利用客としては現在と同じ1面2線構造。
ただし1線だけは行き止まりになっています。
札幌方奥には車庫らしい施設も設置されていました。
ところで跨線橋などが見当たりませんが、このホームへはどうやって入るのでしょう?
先程の行き止まりになった線路の先には木の板で塞がれた入り口っぽいものがあります。
駅舎からホームには平面で連絡通路がつくられる予定です。
これによって運休する列車も発生します。
10月30日
小樽駅(21時35分発)〜倶知安行き (普通列車)
小樽駅(22時30分発)〜倶知安行き (普通列車)
10月31日
倶知安駅(05時20分発)小樽駅行き (普通列車)
蘭越駅(06時16分発)~札幌駅行き (快速ニセコライナー、蘭越〜倶知安のみ運休)
これらについてはバスによる代行輸送が行われます。
おそらく現ホームは通路に当たる場所以外入れなくなるでしょうから、このようなところから撮影するのも不可能になるでしょう。
連絡通路は車のあるあたりから2本の線路を越えて2、3番線ホームへ。
向こうの入り口まで結ばれます。
北海道新幹線開業時には高架駅となるため、もちろんこの駅舎も解体されます。
工事が本格化する前にいらっしゃったほうが良いでしょう。
駅の北側にある踏切のところへ来ました。
左の小さく跨線橋が見えているところが現ホーム。そしてその右にあるのが新ホーム。手前に大きく囲われているのが車庫と思われる施設です。
札幌方を見ると新ホームから伸びるところにはカラーコーンで塞がれていました。
新たなホームからの線路が既存のものに繋がっているのはこの先です。
さて、現ホームの上に新幹線ホームを作ることは分かりましたが、在来線ホームはどうなるのでしょう?
そもそも小樽〜長万部の並行在来線は第三セクターとして残されるのかまだ決まっていません。
倶知安町としては北海道新幹線の駅が設置され、高速道路も建設中、並行在来線の存在はそこまで重要ではありません。
2021年4月時点で、倶知安町長は「沿線自治体などと連携して検討することが必要」としていました。
今後どのような取り決めがなされるのか、注目が集まります。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。
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