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【315系が長野に!】新型通勤電車で行く木曽福島→中津川さわやか臨時快速[2404サンドーム福井(2)]
JR東海の新型通勤車両、315系電車。活躍の場を広げてきております、2024年春からは武豊線で走っています。 直近ではこれに伴い誕生した、313系と315系連結運転の様子をご紹介しました。   ...
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福井県越前市にあるサンドーム福井は、北陸最大級のコンサートドームです。
サンドーム福井までのアクセスは、特急サンダーバード号・しらさぎ号を鯖江駅で降り、20分ほど歩くのがメインルートでした。
しかし、北陸新幹線敦賀延伸前に伴い特急列車が廃止。新たなサンドーム福井へのアクセス方法が注目されます。
4月20・21日には新幹線敦賀延伸後初の大型コンサート、SEKAI NO OWARI公演が開催されました。
新たなアクセス方法として設定されたハピラインふくい臨時列車、越前たけふ駅から運行する臨時バスをご紹介します。
まずは大阪・名古屋からのアクセスをメインとして、敦賀駅からハピラインふくいで鯖江駅へ向かってみます。
特急しらさぎ・サンダーバード号は、北陸新幹線ホームの真下に到着します。
案内サインに従いまして、ハピラインふくいへ乗換です。
ハピラインふくいのホームは北陸新幹線改札の向かい側、「西口」と書かれている方です。
しかし、持っている乗車券の都合上このまま鯖江駅へ行けないので、一度改札の外へ出ることにします。
今回利用している乗車券は敦賀駅まで。鯖江駅へ行くためには、敦賀〜鯖江のきっぷが必要です。
本当に乗換時間がなければ鯖江駅で精算することも可能ですが、あらかじめ敦賀駅できっぷを買っておいた方がスムーズと思われます。
上画像の範囲内で完結するなら、鯖江駅発着の乗車券も購入可能。しかし、名古屋駅は範囲外なので、今回はあらかじめ通しできっぷを買うことは不可能でした。
また、ハピラインふくいはICOCAエリアに含まれており、こちらの範囲内なら交通系ICカードも利用できます。
大阪駅や京都駅からなら、交通系ICカードで入場して特急サンダーバード号に乗り、そのままハピラインふくいへ乗り換え、鯖江駅で出場することができます。
今回は紙のきっぷを使うため、一度改札を出てきました。
敦賀駅〜鯖江駅のきっぷを購入するため、「ハピラインきっぷ」と書かれている青色の券売機へ。
まずは「きっぷを買う」を選択します。
最初の画面は小浜線・北陸本線のきっぷ購入画面なので、上の「ハピライン」を選択。
「鯖江」を選択して、無事正しいきっぷを購入できました。
敦賀駅から鯖江駅までの料金は890円です。
このきっぷで改札内に入りまして、ハピラインふくいホームへ。
少々離れていますが、エスカレーターと動く歩道で比較的楽に移動できます。
鯖江方面のハピラインふくいホームは、3〜5番のりばです。
今回乗車するのはコンサート開催に伴い設定された、快速鯖江行き。
通常の快速であれば停車駅が表示されますが、今回は鯖江駅までノンストップなので、表示していませんでした。
ホーム上の発車標も、スクロールで停車駅の表示がありません。
使用されているのはハピラインふくいの521系電車、北陸本線時代からの青色カラーです。
今後はピンク色の車両へ変わる予定となっています。
定期列車でも鯖江行きはあるものの、そこまで本数が無いため見る機会は少ないです。
列車愛称幕は「快速」ではなく「臨時」でした。
この列車は敦賀駅から鯖江駅までノンストップ。
かつて特急が停車していた武生駅も通過するので、臨時表記にしておくのが良いのかもしれません。
車内表示器では「臨時、鯖江行きです」と流れています。
16:41 鯖江駅 発
敦賀駅を発車しまして、車掌さんによっての肉声放送が行われます。
次は終点鯖江ですとの放送が流れました。
車掌さん側の運転台を見てみると、「臨時 鯖江」と出ています。
列車は2両編成。そこまで混雑はしておらず、まだ座れるくらいの余裕がありました。
ハピラインふくいの快速停車駅は、今庄駅または南条駅、武生駅、鯖江駅です。
この臨時快速は今庄駅を通過します。
さらに南条駅も通過しました。
ハピラインふくいに経営移管されてから、快速列車も含めて両駅共に通過することはありません。
さらに、新幹線敦賀延伸前には特急が停車していた、武生駅も通過します。
後面展望で武生駅通過を見る機会は、JR北陸本線時代含めて非常に珍しいはずです。
ハピラインふくいに経営移管されてから、快速列車含め全て停車しており、転換クロスシート越しに通過することも珍しいです。
しばらくすると進行方向右手に、コンサートが行われるサンドーム福井が見えてきました。
アクセスの利便性を向上するため、ハピラインふくいはこの周辺に駅設置も検討しています。
現状のアクセス方法は、鯖江駅から20分ほどの徒歩。ちょうど歩いておられる方がいらっしゃいました。
17:10 鯖江駅 着
ハピラインふくいの真っピンクが迎えてくれました、鯖江駅に到着です。
到着してしばらくすると、臨時から回送へ幕回しを行っているところ。「ホリデー」や「急行」などを見られました。
改札近くには精算所が設けられています。
敦賀駅〜鯖江駅のきっぷを持たずに来られた方など、こちらで精算しましょう。
鯖江駅の自動券売機は、現在1台のみ。
右側2台のJR券売機は使用できなくなっています。
一方でみどりの窓口は存続しており、JRのきっぷも購入可能です。
自動券売機の少なさをカバーすべく、改札前にはきっぷ発売所が設けられており、鯖江〜福井と鯖江〜敦賀のきっぷはスムーズに購入できるようになっていました。
鯖江駅からサンドーム福井へは、駅舎を出て左側。スタッフの方も多く配置されており地図も配られていたので、案内に従えば迷うことは無いと思います。
続きまして、北陸新幹線の越前たけふ駅からサンドーム福井へのアクセスもご紹介します。
ハピラインふくいで武生駅へ戻りまして、大河ドラマ館から武生駅を経由して越前たけふ駅へ至る、バスに乗車します。
武生駅から越前たけふ駅までの料金は500円、15分程度で移動可能です。
富山や金沢など福井以東の方々にとって、鯖江駅まで在来線を乗り継いで来るのは大変。北陸新幹線で越前たけふ駅へ来るのが一般的です。
そこで、越前たけふ駅からサンドーム福井には、コンサートシャトルバスが運行されています。
今回のSEKAI NO OWARIだけでなく、5月25日のケツメイシ公演でも設定されるようです。
バスが発着するのは、新幹線改札を出て向かって右手の西口。
駅前ロータリーの3のりばから出発します。
新幹線到着時刻とコンサートの開始時間に合わせて、1時間に2本程度の本数です。
料金は500円、現金か交通系ICカードで支払い可能で、乗車時に支払います。
18:15 越前たけふ駅 発
目的外のため混んでいたら乗車は控えようと思っていましたが、既にコンサートが始まっていることもあり最終便は他にお客さんがおらず。
サンドーム福井まで乗せていただくことにしました。
所々にはサンドーム福井の看板が立っています。公共交通機関でのアクセスもできますが、やはり車で来られる方が多数派のようです。
先ほどハピラインふくいの車内からも目にしました、サンドームふくいです。
所要時間は10分ほど、サンドームふくいの駐車場に到着です。
ここから会場までは歩いて15分ほど。越前たけふ駅からサンドーム福井へのシャトルバスを案内するサイトに、地図が載っています。
まずは駐車場を出て左へ、住宅街を抜けて広い通りへ出ます。
突き当たりにトヨタレンタカーが見えたら左へ、サンドーム福井の正面出入り口に到着です。
鯖江駅から特急列車が無くなって、注目されていたサンドーム福井へのアクセス方法。
大阪・名古屋や福井市からのお客さんは鯖江駅から、金沢・富山からのお客さんは越前武生駅から、というように分散されました。以前より整理がついたのは良かったように思います。
現在検討されている、ハピラインふくいの新駅がこの近くに設置されれば、より便利になるはず。そんな明るい未来を楽しみにしたいです。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。
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