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武豊線の主要駅、夜の半田駅に来ています。
30分に1本ほど走る、地方交通線の武豊線。
ダイヤ改正前日の2024年3月15日から、JR東海の新型通勤車両315系が投入されました。
名古屋〜武豊で運行しており、武豊線だけで無く東海道本線にも乗り入れています。これまで見られなかった液晶ディスプレイの表示などにも注目しつつ、新たな武豊線をどうぞご覧ください。
半田駅は現在高架化工事のため、仮駅舎で営業しています。
日本一古い跨線橋が残っていたのですが、今は撤去されて高架化工事完了後、駅前広場に保存するそうです。
ホーム屋根の一部分には、木製のものが残っていました。
そして建設工事が進む高架駅の一部分も、目にすることができます。
武豊方面より、区間快速名古屋行きが入線してきました。
やってきたのは315系電車。武豊線は電化されてから、313系や311系が活躍していましたが、新たな通勤電車の導入です。
フルカラー行き先表示器には、黄緑地に「区間快速」の文字。
次の停車駅として、「乙川」が表示されています。
車内液晶ディスプレイも武豊線に対応しており、茶色の路線カラーとCEの駅ナンバリングが付されていました。
武豊線に投入されたのは、4両編成で運行される315系3000番台。
夜ではお客さんが少ない上り列車は、半田駅を出発しました。
次の停車駅は乙川駅です。駅到着前にはどちらの扉が開くか示されます。
武豊線は単線になっており、乙川駅で区間快速武豊行きと行き違いました。
僕の知ってる武豊線はディーゼル車両なのに、最新の通勤電車が武豊行きを示すとは、時代も変わりました。
のっぺりした顔を見せつけながら、「Semi Rapid」「Taketoyo」は出発していきます。
次は亀崎駅に停車します。
日本一古い現役木造駅舎が残るとされる駅、車内の光が駅を煌々と照らし続けていました。
こちらは運転台にあるディスプレイ。
空調など列車内の状態をこちらで見ることができます。
次は東浦駅に停車、武豊駅から名古屋駅まで通しの路線図が表示されました。
東浦駅を発車。コンクリート造りの地上駅には、315系のステンレス車体とフルカラーLEDが反射しています。
続いて石浜駅に到着です。各駅到着前には駅出口の位置が、図で表示されます。
イオンモール東浦が直結する高架駅の緒川駅で、区間快速武豊行きと行き違いました。
やはりこちらも315系電車、夜ですがシルエットが浮かんでいます。
続いて1面1線の小さな駅、尾張森岡駅に到着しました。
次は武豊線と東海道本線の分岐駅、大府駅です。
駅ナンバリングについては東海道本線(CA)が無く、武豊線(CE)のみ案内されていました。
大府駅では2分停車します。
武豊線内は各駅停車でしたが、東海道本線内だと快速運転。次は共和に止まります。
大府市はギリギリ尾張地方かと思いますが、名古屋地区でしか見られなかった315系がここまで三河に近づいているとは感慨深いです。
中央本線の315系は、8両編成の0番台。一方こちらは2023年6月に関西本線で運行開始した、4両編成の3000番台です。
短編成を組めるようにしているため、顔の中央部分には貫通扉があります。
大府駅を発車して共和駅へ。「共和のつぎは金山にとまります」と案内がありました。
共和駅を発車すると快速運転へ、途中駅通過時でも、それに対応して現在位置が動いていきます。
金山駅の乗り換え先に「中央線」とあって、これまで見ることの無かった乗換案内です。
東海道本線と名鉄名古屋本線の並行区間となり、赤い電車が停車中の神宮前駅を通過。
まもなく金山駅に到着、こちらでも乗換案内で中央線が表示されています。
金山駅の東海道本線ホームには、ホームドアが設置されています。
一部の乗降扉にQRコードが設置されており、これをホーム上のカメラで読み取って開閉する仕組みです。
315系がホームドア設置ホームに停車するのは、これが初めてとなります。
このホームドアは311系、313系、315系のドア幅に合わせられています。
そのため開口部がかなり広くとられているのです。
一方で金山駅、名古屋駅には特急しなの号が停車するため、中央本線ホームにホームドアは設置されていません。
そのまま扉が閉まりまして、金山駅を発車しました。
尾頭橋駅を通過し、次の停車駅は名古屋駅です。
315系はこれまで、中央本線と関西本線を走っていました。
これら2線共に乗換案内に表示されるのは、これが初めてです。
終点の名古屋駅に到着し、この列車は回送になります。
315系3000番台にはカメラがカメラが設置されており、将来的に4両編成以上でもワンマン化可能にする予定です。武豊線では日中ワンマン運転が採用されているため、今後315系での運行を行うかもしれません。
いよいよ武豊線、さらには東海道本線でも運行開始した315系電車。2年前にデビューしてから次々活躍の場を広げてきました。
JR東海における通勤電車の顔として、これからも親しまれていくことでしょう。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。
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