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【大雪でも走る!】東海道新幹線を襲う大寒波 現場はどうなっている?[2401大寒波(3)]

2024年1月26日

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関ヶ原の大雪の影響を受け、速度を落として運行する東海道新幹線。

1月25日の今日も東海道山陽新幹線では、30〜40分程度の遅れを持って走っていました。

 

降雪地域で速度制限を受ける区間では、60km/hでの走行。スプリンクラーで雪や氷を落とす様子も見ることができました。

 

今回は米原駅での滞在を中心に、大雪の中でも走る東海道新幹線の姿をお届けします。



京都駅から、14:10発のこだま732号東京行きに乗車。

関ヶ原越え周辺の各駅に下車しつつ、走行の様子をお届けします。

 

京都駅を出発する時にちょうど新大阪方面の新幹線がいましたが、特に台車付近にも雪は着いておらず、特に変わり無い様子。

本当にこの先で大雪はあるのでしょうか…?

 

滋賀県に入りましたが雪は積もっておらず、パラパラ降っている雰囲気もありません。

 

東海道新幹線の最高速度は285km/h、それに近い速度で通常通り走っています。

 

しかし、近江八幡市に入ったところで景色が一変、田畑に雪が積もるようになりました。

 

速度も200km/h台から、徐々に落としていきます。

 

彦根市を手前にして120km/hを切り、在来線特急並みに。

線路上にも枕木が完全に隠れるくらい、雪が積もるようになりました。

 

車内表示器でも名古屋〜京都駅で、雪のため速度を落として運行の案内が流れています。

昨日は新大阪駅までだったのですが、関西圏で降雪の影響は無くなったようです。

 

そしていよいよ60km/h台にまで減速。こだま号であったとしても、通常ならもっとスピードを出しています。



まもなく米原駅に到着の放送が流れてくる頃。

ここでは名神高速道路と並走するのですが、作業用車両しか止まっていません。岐阜羽島〜栗東湖南において、大雪の影響で通行止めだったようです。

 

車掌さんにより、米原駅には8分遅れでの到着と放送されました。

ここから先の関ヶ原で、さらに遅れが拡大すると思われます。

 

在来線の貨物列車と並走するようにして、米原駅のホームへ入線。

向かいにはのぞみ号の通過待ちをしているらしき、こだま号が停車中でした。

 

と思っていたら扉が開くと同時に、通過していきました。

このスピードが非常に遅く、ホームへ降りても通過している様子をゆっくり見られたほど。



というわけで、米原駅にて下車しました。

ホームの端っこにはご覧の通り、こんもりと雪が積もっています。

 

しばらくすると再び、米原駅を通過する新幹線がやってきました。

 

さらに、ここまで乗車してきたこだま号を、のぞみ号が通過していきます。

 

新大阪方面の通過線へ来たひかり号ですが、通過線上で停車してしまいました。

その間に、乗ってきたこだま号は名古屋方面へ発車します。

 

通過線に停車していたひかり号、1,2分程度で発車していきましたが、その間にホームで停車していた新幹線がいなくなっていました。

おそらく列車の順番的に、こだま号を先に発車させることになっていたのでしょう。

 

そして線路上からはものすごい水圧で、スプリンクラーが作動してきました。

これによって線路に積もる雪や車体に張り付いた氷の塊を、飛ばしているのです。



米原駅自体も、大雪による輸送障害に備えた構造となっています。

2面3線構造に加え、真ん中には2本の通過線が設けられました。

 

東京方面のホームが2本の線路に挟まれる島式ホーム、普段は使用されない13番線ホームがあります。

真ん中にある壁は、伊吹おろしと呼ばれる冷たい風から守るためです。

 

この13番線ホームは、関ヶ原の大雪がもっと酷くて新幹線が走れなくなった時、米原駅で折り返すために設けられたものです。

そのため東京方面だけが島式ホームになっています。

 

ちょうど駅員さんがホーム上の雪を落としておられ、お客さんの転落を未然に防いでいらっしゃいました。



ホームの様子を見ている間に、のぞみ号が次々通過線を通っていきます。

いつもよりかなりスピードが遅いので、中々音で気づきづらいです。

 

ちょうど東京方面ののぞみ号ともすれ違い。

 

まるで高水圧洗浄機のようなスプリンクラーを掻い潜るように、ゆっくりと走っていきました。

東海道新幹線16両編成が約400mで、通過に約21秒かかっていることから概算するに、約68km/hで通過したと思われます。



この米原駅は、東海道本線と北陸本線の乗り換え駅でもあります。

昨日は大阪・名古屋〜金沢を結ぶ、特急サンダーバード・しらさぎ号全便が運休でしたが、今日は走っています。

3分ほど遅れているようですが、特急しらさぎ9号金沢行きの表示がで得ていました。

 

新大阪方面からは、在来線ホームを見渡すこともできます。こちらもホーム上まで、しっかり雪が積もっています。

 

新大阪方面のぞみ号通過を見送っていたら、ひかり号東京行きが入線してきました。

 

直前にのぞみ号が通過していったようで、米原駅で追い抜かれることなく発車します。

 

在来線の方では大きな機関車に引き連れられ、貨物列車も通過していきました。

 

JR東海とJR西日本の境界駅でもあり、真っ白な雪の中でオレンジのラインが際立つ、313系電車も発車します。

 

のぞみ号の通過に気を取られていたら、在来線ホームからは金沢行しらさぎ号が出ていきました。



続きまして、ひかり号新大阪行きが到着です。

通過線だけでなく、米原駅に到着する列車もスプリンクラーに迎えられます。

 

こちらも米原駅では追い抜かれず、そのまま発車していきました。

 

スプリンクラーはホーム下からも噴出しており、飛沫が感じられるほどです。



15時過ぎ、急に雪が降ってきました。

スノードームをひっくり返したような雪の中、さらさらした粉雪をすり抜けるような姿には美しさを感じます。

 

ここで在来線のりかえ改札を見てみたら、きっぷうりばに行列ができていました。

どうやら特急しらさぎ号1往復が車両不具合により、運休になってしまったみたいです。

 

新幹線改札内にはベルマートキヨスクがあるのですが、大雪のためお弁当類の販売ができなくなってしまっていました。

 

さっきまでの雪はどこへやら、数分ですっかり止んで太陽が出てきました。

 

一面の雪の中、陽光で煌めくスプリンクラーは夏の噴水のよう。同じ白の中でも、太陽を真っ向に受けた輝きが一番です。

 

向かい側ホームには新大阪行こだま号が到着、のぞみ号によって追い抜かれました。

頬にラインが一本多い、N700S同士の追い抜きです。

 

さらに、東京行のぞみ号も通過してきまして、3本の列車が一瞬並ぶ瞬間まで見られました。

 

1時間ほど米原駅に滞在しまして、そろそろこだま号で出発しようと思います。

 

新大阪方面のぞみ号が通過直後、東京方面に追い抜かれました。



米原駅を発車しまして、北陸本線を越えます。

スプリンクラーの水を受け、ボコボコと音が立っていました。

 

いよいよ関ヶ原の山越えとなり、速度は60km/h台に落ちたままです。

 

進行方向左手には、真っ白な伊吹山の姿。

富士山と並び、冬の東海道新幹線で見逃してほしくない景色です。

 

トンネル区間も挟みつつ、まさに関ヶ原のところ。

雪の厚みが段違いで、その下に何があるのか分からないほどです。

 

関ヶ原を越えても引き続き、60km/h台での走行です。

それでも気温が高くなっているためか、屋根の雪が崩れ落ちていました。

 

垂井町に入りますと、特急列車と同じくらいの120km/hまで回復。

 

岐阜羽島駅を手前にし、大垣市内で160km/hを超えていました。

 

ご覧いただいた通り速度を落として運行したため、岐阜羽島駅には28分遅れての到着です。



関ヶ原を挟んだもう一つの駅、岐阜羽島駅でも下車してみます。

米原駅と比べてみても、ホーム上にはほとんど雪がありません。

 

のぞみ号に追い抜かれるため、しばらく停車。

米原駅と同様の概算方法で、約210km/hでの通過となっていました。

 

追い抜きのない通過列車でも同じくらいで、普段より少しだけ遅い通過速度だったと思われます。

 

岐阜羽島駅にはJR在来線の乗り換え路線が無く、名鉄羽島線の新羽島駅が隣接しています。

かつて降雪時に運転士さんが耐雪ブレーキを使わずに停車しようとし、止まりきれず正面の駅舎に衝突した事故が起きました。列車が高架から2.5m突き出るほどでしたが、幸い怪我人などは出ていません。

 

東海道新幹線計画時から懸念されていた、関ヶ原の雪による輸送障害。

名古屋駅は線路の数が4線で新幹線を折り返させるのが難しいため、それを保管するべく設置されたのが岐阜羽島駅です。

 

両方面ともに線路が2本ある島式ホーム2面4線構造で、真ん中に2本通過線もあります。新幹線で唯一、0番線ホームがあるのも特徴です。



ホーム上には国鉄時代からのものでしょう、レトロな事態で「散水栓」と書かれていました。

おそらくこれは、スプリンクラーの栓になっていると思われます。

 

稼働してはいませんでしたが、岐阜羽島駅にもスプリンクラーが設置されています。

もっと雪が降っていたら、米原駅と同じように散水していたのでしょう。

岐阜羽島駅は普段とそこまで変わらなさそうだったので、後続のひかり号に乗って名古屋駅へ向かうことにしました。

 

ちょうどのぞみ号に追い抜かれましたが、やはり普段通りの高速通過でした。



岐阜羽島駅から、ひかり号に乗車。

愛知県内に入るとだいぶ速度が回復し、200km/h以上まで加速しました。

 

線路上の雪も完全に無くなり、いつもと変わらない東海道新幹線に。

 

程なくして名古屋駅に入線、こちらで下車しました。



名古屋駅には15分遅れでの到着。

 名古屋駅と新大阪駅では車体に着いた雪や氷を取り払う作業を行うこともあるそうですが、この時はその様子がありませんでした。

 

後続ののぞみ号でも雪は着いていなかったので、高速走行やスプリンクラーで十分事足りたのでしょう。

 

一時は最大40分おくれだった東海道新幹線ですが、20分程度まで抑えられています。

降雪による視界不良も無くなり、ある程度の定時運行ができるようになったみたいです。



最後に、名古屋駅を発着する在来線も軽く触れてみたいと思います。

米原駅でご紹介した通り、特急しらさぎ号1往復が車両不具合で運休に。

そのほかは通常通りの運行みたいです。

 

ちょうど高山からきました、特急ひだ号が到着。

 

高山本線を走っていながら車体の雪はそんなに残っておらず、台車や屋根上に少しみられる程度でした。

 

そのような列車から落ちたであろう雪が、名古屋駅の構内にも少しだけ。

 

北陸本線では雪の中を走ってきたのか、特急しらさぎ号では車体表面に雪が見られました。

 

ここ数日の大寒波で、大きな影響を受けた滋賀県東北部。東海道新幹線の難所に赴き、このような大雪でも安全運行を続けてくれるのは頼もしいばかりです。

 

それを支えて下さるJRと関連する職員さんへの感謝も忘れず、これからも利用していきたいです。

 

今回もご覧いただき、ありがとうございました。

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