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(ButuCC - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0,https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=47362490を一部改変)
尾西線は弥富〜名鉄一宮〜玉ノ井を結ぶ路線です。今回ご紹介する弥富口駅は、弥富駅のお隣にありました。
こちらが弥富口駅跡、道路に並行して佇む高架駅です。
尾西線は県道40号線との立体交差化工事に伴い、1983年に高架駅となりました。23年間は高架駅として使われていたので、ものすごく無駄だったということはありません。
名鉄には高架化したのに僅か6年で路線自体を廃止した、トンデモ高架区間があるので…。
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弥富駅から前面を見ていると、右側に謎のホームを見ることができます。
尾西線は弥富~佐屋、森上~玉ノ井が単線ですが、この区間も複線化可能な構造で高架化されました。
しかし、複線化されなかったばかりか駅の利用客も低迷し、2006年12月16日に廃止されたのです。
それでは駅の様子を詳しく見てみましょう。
高架の下にはプラットホームへと上がる階段があり、現在は柵で行き止まりになっています。
その隣には幻のホームへ階段が続きそうな、四角い枠を見ることが出来ました。
ゲームの世界で言ったらここに見えない階段があって、壁を魔法で壊すとこの先へ行ける…みたいな展開になりそうです(笑)
地上線時代のものでしょうか、線路内にゴミを捨てないよう名鉄の看板が残っています。
駅の近くにはファミリーマートや郵便局がありますが、特に駅前だと分かる地名はありませんでした。
駅名標は外されましたが、枠だけ残されています。
駅のすぐ近くで更に上を行く立体交差は、東名阪自動車道です。
ちょうど弥富からの列車がやってきました。
弥富駅はJR関西本線の駅を間借りした地上駅で、そこから高架へ上っていくことになります。
どう見ても現役の高架駅を通過していっている光景、しかしこれは16年も前に廃止された廃駅です。
弥富口駅の1日の乗客数は62人(2005年)で、尾西線において最も利用者が少ない駅でした。
(せんがまる - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=107291753による)
日本毛織弥富工場の工員が多く利用していたそうですが、工場縮小で跡地には2000年にイオンタウン弥富がオープン。
2009年5月末には紡績産業から完全に撤退してしまいました。
イオンタウンへの買い物需要や住宅地が多いことから駅の復活が噂されたりしますが、隣駅まで1kmちょっとという駅間距離は短すぎるように思います。
いくら構造物がそのまま残っているといえ、復活は無いと考えるのが自然でしょう。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。
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