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宇高連絡船を直島経由で!四国の玄関口だった宇野駅にかつての繁栄を見る[史上最長片道切符の旅(28)]

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今回のルート

高松〜岡山

 

おはようございます。昨日でJR四国の旅は終わりまして、朝から四国を発ちます。

史上最長片道切符のルート上には、高松~宇野を結ぶ連絡船、宇高航路があります。

瀬戸大橋が架けられて国鉄/JR連絡船は廃止されましたが、民間のフェリーは存続。しかし、最後まで残っていた四国急行フェリーも2019年に撤退しました。

 

ところが、瀬戸内海に浮かぶ直島を経由すれば、高松~宇野を船で行くことができます。今回はこのフェリーを利用することにしました。

 

高松フェリーターミナル内にあります、窓口にてチケットを購入。高松〜直島(宮浦)は520円です。

 

船内はモダンなデザインで、明るい印象を持たせてくれました。

 

甲板から見下ろしてみると、車やトラックがギッシリ。まだ載せられるの!?と思ってもどんどん入ってきます。

0812 高松港 発

タワーが立ち並ぶ高松駅前より、出港していきます。

 

右手には高松琴平電気鉄道の高松築港駅の近くにある、高松城跡とその月見櫓が見られました。

 

その先では埋立地の工業地が広がっており、素晴らしい光景です。

0902 宮浦(直島) 着

直島といえばアートの島として認識されている島です。

 

中でも草間彌生さんの赤かぼちゃは非常に有名。フェリーターミナルのすぐ横にあります。

 

中を覗いてみると、真っ黒な空間に光が差し込んだ、カラフルで水玉模様の空間でした。

 

こちらは三角形のステンレス製メッシュ約250枚を合わせて作られた、直島パヴィリオン。

直島町は27の島々で構成されているのですが、これが「28番目の島」というコンセプトです。

 

フェリーターミナルにてカレーを頂きました。

今回はあまり直島自体に注目しませんでしたが、地中博物館やベネッセハウスなど行ってみたいですね。



ここからはフェリーで岡山県宇野港へ。

車が入っていく横の通路を歩きます。

 

ターミナルの売店では、塩ドーナツが一番人気とのこと。完全に自然だけ、天日塩「SOLASHIO」を使っています。



1455 宮浦(直島) 発

赤かぼちゃに見送られまして、直島を出港しました。

 

その先には岡山県玉野市の港町が見られます。

 

1515 宇野港 着

直島〜宇野は20分で渡ることができまして、かなりアクセスしやすいです。

 

ここからは小豆島などにも行くことができ、瀬戸内の島々とを結んでいます。

 

フェリーターミナルから右奥へ歩くと、宇野駅に到着します。



こちらは宇野線の終着駅、宇野駅です。

トリックアートの館みたいな不思議なデザイン。

一方でセーラーの爽やかさを感じさせるようで、港町にピッタリです。

 

この駅は長くカーブしているプラットホームが特徴的です。

冒頭でもお話した通り、瀬戸大橋が架けられる以前は宇野〜高松で宇高連絡船が運航されていました。

そのため、ここは本州と四国の間における玄関口だったわけです。

 

ただの特急列車だけでなく、寝台特急瀬戸も東京から宇野まで運行されており、高松へはここから船に乗り換えてください、ということでした。

 

現在では普通列車が来るだけで、そのような過去はあまり分かりません。

 

かつて宇野線はもう少し先の宇野港まで線路が続いており、乗り継ぎもしやすくなっていました。

 

駅舎内は非常に広く、かつての需要の大きさが残されています。

 

宇野線の列車は日中1時間に1本です。かつては高松へ連絡する特急列車が来ていたことを思うと、普通のローカル線になったことが分かります。

 

改札口では作り付けの看板で、岡山駅への路線バスを案内してしまうほどです。

 

ここから使用するのは、三次駅までの乗車券になります。

 

ここから乗り込むのは115系、黄色い電車です。



1605 宇野駅 発

四国の玄関口として活躍した頃を感じながら、出発していきます。

 

宇野線では観光列車La Malle de Boisが走っています。

八浜駅のプラットホームと駅舎には白い格子が引かれ、かなり目を惹くデザインです。

 

船の役割を受け継いだ瀬戸大橋を走る、本四備讃線が合流してきました。

 

本四備讃線の分岐駅となる茶屋町駅に到着。

ここから先は、四国方面への特急や快速マリンライナーも走る重要な区間です。



1659 岡山駅 着

宇野線は切り欠きホーム7番線に到着しました。

 

背後のホームには特急南風が停車中。

一度離れたJR四国ですが、また乗ってみたくなってしまいました。

 

いよいよJR西日本エリアの旅が本格的に始まります。

 

今回もご覧いただき、ありがとうございました。

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