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【鉄道会社が産んだ初詣】スカイライナーを使った成田山開運号乗車記[年越し2022(6)]

2022年1月3日

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あけましておめでとうございます。

年を越した寝台特急サンライズ号を降りまして、京成上野駅に来ています。

 

京成と言えば成田空港へ走る京成スカイライナー。

その車両を使いまして、年末年始限定で成田行きの特急が運行されます。

最速160km/hで走ることができる京成スカイアクセス線が開業する前、スカイライナーは京成本線で成田空港へ向かっていました。

2010年よりスカイアクセス線を走るようになって、本線を経由する特急を残そうとしましたが、現在定期列車は無くなっています。

 

そんな中で年末年始には成田山新勝寺への参拝客に向けてシティライナーが運行されており、成田山開運号と名付けられています。

乗車券が850円、ライナー料金は970円です。

 

シティライナーは1日1往復だけの運行となっています。右側には現在国際線の少なくなっている成田空港へ向かう、スカイライナーが表示されていました。

 

車内に入りますと、メタリックな背面が並んでいます。

 

飛行機のようなスタイリッシュさで、成田空港までの所要時間が短いため、そこまで座席にこだわっているわけでは無いようです。

 

20分に1本も走っている京成スカイライナーを横目に、上野駅を出発しました。

 

大量のJR複々線と交差しながら、次の日暮里駅に到着。

 

ホームドアに挟まれた、スカイライナー専用ホームに停車です。

 

発車しますと向こう側からは、スカイライナーと行き違います。

ギラッと輝くその目は、とてもカッコいいです。

 

遠くの方では東京スカイツリーを見られました。

 

青砥駅停車、お隣の大きな駅である京成高砂駅には停まりません。

 

いつものルートからちょっと気が変わったかのように、スカイアクセス線の高架から離れます。

 

大きなビルがドンと建っている、京成船橋駅。

ここからのお客さんは非常に多かったです。

 

ユーカリが丘駅を通過。ニュータウンへは新交通システム、山万ユーカリが丘線が走っています。

 

これまでかなり大きな街の中を走っていましたが、一気に田んぼの景色になりました。

 

上野駅から1時間ほどで、成田駅に到着しました。

 

正面には歌舞伎の熊取をデザインとして、ペイントされているのがこの列車のシンボル。

歌舞伎の力強さとスタイリッシュな車体は、非常に格好良いです。



京成成田駅からは成田山新勝寺へ初詣。

現在では成田空港アクセスの輸送客が多いですが、それ以前のこの路線は、参拝客の輸送を担っていました。

初詣は鉄道会社による、お正月に参拝するプロモーションが始まりとされており、京成成田はその代表格です。

 

元旦の朝、この日もたくさんの参拝客で賑わっていました。

 

シティライナーは鉄道会社と初詣文化、その結びつきを思わせる列車でした。

 

今回もご覧いただき、ありがとうございました。

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