こんばんは、こちらは帰宅時間帯になっている大阪駅です。
郊外へ向かう新快速はそれなりの混雑を見せています。
JR西日本には首都圏のようなグリーン車はありません。
2019年春には有料座席のAシートが登場しましたが、本数はまだ1日2往復と限られています。
そんな大阪から広がる方向へ向かっては、通勤特急が設定されています。
今回ご紹介するのはその中でも大きな特徴を持つ、びわこエクスプレス2号です。
東海道本線は当然電化されている路線。そのため特急列車も基本的に電車が走ります。
しかしやってきたのは特急はまかぜ6号、キハ189系。
これから走るところは全区間電化されているのにも関わらず、気動車による運行なのです。
今回はそんな非常に珍しい運行を見せる、びわこエクスプレスに乗車します。
はまかぜとして大阪に到着したこの列車はしばらく清掃がなされます。
しばらくすると扉が開けられることとなりました。
座席はそこまで特殊な点がある訳ではありません。
今回は1番A席なので一番前。
車両端の席にはコンセントがあるのでこの点はオススメです。
びわこエクスプレスはすべて指定席なので、予め特急券を購入しておきましょう。
大阪駅を出発しました。
大きな音を立てる気動車が大阪駅から発車していきます。
まだ明かりがたくさん灯る梅田のビル群、まだお仕事をなさっている方お疲れさまです。
続きまして新大阪にも停車します。遠くからの出張でお帰りになった方、ここから家までも快適に帰宅することが可能です。
この先列車は新快速と同じように駅を通過していきます。
一つ違うのはそのエンジン音が非常に大きなものであるということです。
また、新快速とは異なって高槻駅を通過します。
ベットタウンとはいえ、さすがにこの短距離で特急を利用する方はいらっしゃらないのでしょう。
その先、南東方向に阪急電車が走るのを見ることができました。
新快速と同じびわこエクスプレスはスピード、そしてあちらは中規模の街に止まっていく輸送をして役割分担しています。
さて、そろそろなぜこの列車が運行されているのか、その理由が見えてきます。
現在通過しているのは向日町の車両基地です。
特急はまかぜは大阪駅についた後ここへ回送されます。
この列車は他地方の通勤特急と同様、車両基地へ回送するついでに運行され、その車両がたまたま気動車だったということでした。
京都駅に到着しました。
向日町へはここから折り返すことになりますが、この列車はもう少し足を伸ばします。
が、京都駅でほとんどの方が降りていかれました。
やはり大阪〜今日の需要が大きいようです。
その先は山科、大津駅と停車。
大津駅では向こうのホームに反対方向の新快速が見られました。
この列車にはAシートが連結されています。
この辺りは都会へ向かう方向なのでまだ利用客が少ないですが、大阪から先で増えると予想されます。
石山駅はあまり大きな駅のイメージが正直なかったのですが、特急はるか、びわこエクスプレスも停まります。
続いては滋賀県内で利用客数が最も多い南草津駅です。2021年3月より停車するようになりました。
新快速が停車するようになったことで発展し、駅周辺にはマンションが立ち並んでいるのを見ることができます。
そして終点の草津駅に到着、この街は関西のベッドタウンです。
びわこエクスプレス1、4号については米原駅発着ですが、2号に関しては草津駅までになります。
この列車は到着後、行き過ぎました向日町へ走ります。
特急車両の回送を通勤客輸送にあてるのは全国で見られるもの。その中でもこの列車の運行形態は非常に面白いものでした。
ぜひ通勤客に紛れながら、気動車で行く夜の東海道を楽しんでみてください。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。
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