明日5月22日、南海電鉄ではダイヤ改正が行われます。
その中でも大きな変化が生まれるのは、こちらの羽衣駅です。
現在羽衣駅では高架化が進んでおり、和歌山方面のホームは2016年に高架ホームへ切り替えられています。
今回高架化されるのはなんば方面。こちらの踏切も廃止されます。
本日は高架化される前日、羽衣駅の様子を見てきましょう。
まずやってきたのは、乗り換え駅であるJR東羽衣支線の東羽衣駅です。
丁度なんば方面を示していた乗り換え案内のシールを、駅員さんが剥がしているところでした。
これは翌日からなんば方面ホームの場所が変わり、乗り換えに向かう方向が変わるためです。
そんな東羽衣駅の出口から進むと、目の前には踏切があります。
実はこの踏切には非常に興味深いハナシが。
南海と並行するJR阪和線はかつて阪和電気鉄道でした。
阪和電気鉄道は浜寺海岸への観光輸送のため羽衣駅までの支線、現在の東羽衣支線を敷設します。
しかしJRの利用者は海岸へ行くのにこの踏切を渡らなければなりません。
そこで南海はこの踏切で列車のスピードを落とし、JR利用者をイライラさせ…南海にお客さんを呼び込もうとしたというウワサがあります。
そんな踏切も今日でおしまい。車などで行き来するのも便利になります。
さて、こちらはなんば方面に近い改札口です。
明日からはきっぷ売り場や改札の場所が変更されます。
そのため改札前の売店、ナスコも本日で閉店となりました。
そしてこちらは明日からますますメインの駅舎となる、高架ホームへ直結する駅舎です。
何やら下部分に金具のようなものが貼り付けられていたので、ここにも自動改札機が設置されるのかもしれません。
この辺りがどうなるのかという点については、明日から見ていきたいと思います
さて、もう一つ重要なのは高師浜線の休止です。
これから3年ほど代行バスによる運行が予定されており、バスを利用する方に向けて専用の通路、改札が設置されます。
こちらは和歌山市方面の1番線ホーム側に作られていました。
外から見てみると、階段で下の方仮説通路へと続いています。
そして高架下には代行バスに乗り換える人に向けて、改札が設置されるのです。
ここから代行バスが発着していくようで、それも楽しみになります。
その横にはちょうど踏切があって、高師浜線がやって来ました。
今日で運行を終える列車が地上ホームに停車している様子を近くで見られます。
最後に本日で休止となる、高師浜線に乗車してみることにしました。
最終日に乗ろうという人も何人かいらっしゃいます。
さすがに真っ暗で車窓も楽しめませんので、こちらについては是非以前の記事をご覧ください。
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高師浜駅は西洋風なデザインとなっていて、落ち着いた歴史を感じさせる雰囲気です。
代行バスのバス停はそれぞれの駅からは結構遠いようで、バス路線のルートも鉄道とは結構異なります。
羽衣駅の地上ホーム、切り欠きホームから発着しています。
今後高師浜線は全線高架化され、羽衣駅の高架ホームに入線することになるのです。
明日から供用開始となるなんば方面のホームには、将来的に高師浜線が発車するであろう切り欠きホームが見られました。
今度は3年後、高架ホームでまた逢えることを楽しみにしたいと思います。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。
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