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【岐阜基地航空祭 臨時】復活した特急・犬山経由岐阜 1日限り特別な各務原線に迫る![2311各務原航空(3)]
2023年11月12日、岐阜県各務原市で岐阜基地航空祭が開催。 これに伴い名鉄各務原線では、臨時列車の運行や延長運転が行われました。 会場の最寄り駅は三柿野駅で、ここへ向けた列車が増発し ...
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こちらは名鉄岐阜駅。名古屋本線から少し離れた、各務原線ホームの駅舎に来ています。
今日は岐阜基地航空祭の開催日。
普段2本しか走っていない時間帯に毎時9本まで増便され、帰りのお客さんの輸送を支えていきます。
混雑がピークになる最寄り駅、三柿野駅の様子を見てみましょう。
名鉄岐阜駅の構内看板には、あらかじめきっぷ購入の案内がなされていました。
改札周辺では手売りで臨時きっぷ売り場も設置。
今から行く人は少ないので、片付けが始められているところです。
三柿野駅までは準急 犬山経由中部国際空港行きに乗車。
通常は犬山駅始発のところ、名鉄岐阜駅始発に変更されています。
臨時列車として運行された、三柿野駅始発の急行岐阜行きが到着。
こちらが折り返し中部国際空港行きとなります。
13:59 名鉄岐阜駅 発
運転席のスタフには、発駅変更による追加運転区間の名鉄岐阜〜犬山が差し込まれていました。
準急も急行と同じ停車駅、切通駅まで通過していきます。
JR高山本線の那加駅へ乗り換えられる、新那加駅に到着。あちらも2両から4両へ増結されていました。
そして航空自衛隊岐阜基地の最寄り駅となっています、三柿野駅に到着です。
向かいから出発していったのは、急行 犬山経由岐阜行きでした。
この列車は8分間の停車、乗車時間を十分に確保した上で犬山方面へ出発していきました。
朝には無かったのですが、3番線ホームには4両最後部を示す幟が立っています。
上下共に普通列車は4両編成、準急・急行列車は6両編成で運行されるため、普通列車はこれより奥に停まらないことを案内しているのです。
三柿野駅は2面3線構造で、駅舎が面する1番線と島式ホームの2,3番線が構内踏切で結ばれています。
通常、1番線は三柿野駅始発の名鉄岐阜行き、2番線は犬山方面、3番線は名鉄岐阜行きです。
今日に関しては1番線が犬山・名古屋方面のホーム。
ホーム混雑による事故を防ぐため2番線は使用されず、3番線が名鉄岐阜行きのホームになっています。
そのため2番線の看板は文字が隠されていました。
3番線ホームの方も大きく岐阜方面と、分かりやすくなっています。
おそらくホーム上に置かれているであろうベンチやゴミ箱も、一時的にホーム裏側へ移動してありました。
ここで三柿野駅の時刻表を見てみましょう。
こちらは犬山方面。朝夕のラッシュ時間帯は4,5本/h、土日の10時〜14時は2本/hです。
名鉄岐阜方面は約半分が三柿野駅始発で、4本/hの運行となっています。
そして臨時列車含めた今日の時刻表がこちら。
通常2本/hの運行時間帯である13・14時台が、9本/hもの運行に増便しました。
一方でお客さんの足はまだ落ち着いており、改札周辺はあまり混雑していません。
ここからは本数が4.5倍になっている、14時台の列車の様子を見てみましょう。
まずは14:01発の普通 犬山行きが到着。
通常は三柿野駅折り返しのところ、犬山まで延長運転します。
2分後には岐阜駅〜新鵜沼駅延長運転の、急行 河和行きが到着。
14:10発まで7分停車時間があり、その間にたくさん待っておられるお客さんの乗車誘導が行われます。
3番線ホームには、三柿野駅始発の急行 岐阜行きが停車中。完全な臨時列車として設定されています。
続いて14:15発普通 犬山行きが到着。こちらは2本/hの定期列車です。
その3分後、準急 中部国際空港行きが到着となります。
向かいには急行 犬山経由岐阜行きが止まっていて、特別な各務原線ならではの並びです。
14:26、停車していた準急 中部国際空港行きが発車しました。次の列車を案内されるくらいの混雑度合いです。
岐阜方面に関してもかなりお客さんが増え、列車が来るまでホームが埋め尽くされていました。
三柿野駅〜犬山駅延長運転の、14:31発普通 犬山行きが到着。
2分後には急行河和行きがやってきます。
14:40発の急行 河和行きが出発。
6両編成端っこでも、立ち客が目立つくらいになってきました。
反対方面では14:41発の普通 岐阜行きが到着。4両編成ということもあり、さらなる混雑になります。
2本/hの定期列車、14:45発の普通 犬山行きが到着です。
これだけ列車が来ている中、普段の犬山方面は2本のみ。惜しみなく投入された増便が際立ちます。
その3分後には、準急 中部国際空港行きが入線しました。
三柿野駅に2列車停まっている中、犬山方に14:56発普通岐阜行きがおり、本数の多さが表れている状況です。
14:56発の準急 中部国際空港行きが発車。これで本数4.5倍となった、14時台の列車は終わりました。
犬山方より、三柿野駅始発の急行 岐阜行きがやって来ます。
当駅始発だからこそ、行き先方向幕を回転させながらの入線です。
ドアギリギリまでお客さんがいらっしゃって、混雑が目に見えるほど。15:00発普通犬山行きが出発です。
一方で岐阜方面に関しては、6両編成の端っこならガラガラでした。
急行河和行きを挟んで、15:15発普通犬山行き。
いつまでも人の波は収まらず、絶え間なくやってくる列車が捌いていきます。
基本的に急行は6両編成での運行でしたが、15:22発急行 岐阜行きに限っては珍しく、4両編成になっていました。
15:30頃、改札周辺へ戻って来ました。
改札を通る列は駅舎のずっと奥まで続いており、2時間前とは全く様子が違います。
自動改札は入場専用で、出場は臨時改札を開放して有人での対応です。
急行 河和行きが1番線に入線すると、構内踏切が開かれます。
岐阜方面の列車に乗車する人は、どうしてもここで滞留することに。
ここでホームの混雑が著しくなったため、改札止めが行われました。
島式ホームの1番線は、特にお客さんが集中します。
列車が入線してホーム上の混雑が緩和すると、改札止めが解除されます。
続いて準急 中部国際空港行きが1番線へ入るため、やはり岐阜方面に乗りたいお客さんは構内踏切で足止め。
そして岐阜方面最後の臨時列車、15:52発の三柿野始発急行 岐阜行きが出発していきました。
犬山方面に関しても最後の臨時列車、15:56発の準急 中部国際空港行きが出発です。
すぐに普通 犬山行きがやってきましたが、まだまだお客さんはいらっしゃいます。通常通り4本/hの運行に戻るのでしょうか。
これで臨時列車の運行は終わり、そう思っていたら…
岐阜方面より1番線ホームに、回送列車がやってきました。
ここで三柿野駅始発の急行 犬山行きとなり、追加で臨時列車が運行されたのです。
運転席のスタフを見ても、三柿野駅始発の急行 犬山行きになっていることが分かります。
16:10、三柿野駅を出発していきました。
これまで急行は6両編成での運行でしたが、ここからは4両編成となっています。
定期列車の16:15発普通 犬山行きが到着。
再び回送列車がやってきまして、こちらも16:23発急行 犬山行きになります。
一方で岐阜方面は、4両編成が15分に1本のまま。どうしてもかなりの混雑となっています。
定期列車の16:31発普通 犬山行きが到着。
しばらくは普通の間に急行を差し込む形で、臨時列車を追加運行するようです。
再びやって来ました、三柿野駅始発の急行列車。
今度は少し違いまして、行き先方向幕には「河和」行きを掲げています。
到着後、急行「新鵜沼」行きと案内があり、幕も改められました。
三柿野駅〜新鵜沼駅で臨時運行した後、そのまま定期列車の急行河和行きになるようです。
運転台上でも、始発が三柿野で行先が新鵜沼となっています。
こちらの列車で三柿野駅を発つことに。
6両編成の普通岐阜行きを目にしつつ、犬山方面へ出発です。
この列車は急行のため、途中の名電各務原駅以外は通過します。
まもなく新鵜沼駅に到着する頃、鵜沼駅から高山本線の列車がやって来ました。
あちらは2両編成になっており、4両編成への増結は終わったようです。
新鵜沼駅からは引き続き、急行河和行きとしての運行。ホーム上には沢山の方が待っておられました。
運転士さんが交代されると、すぐに出発準備が整えられて定期運行へ就きます。
今回は三柿野駅より、岐阜航空祭2023に伴う各務原線の様子をお届けしました。
普段本数の少ない構内踏切のある駅で、係員さんが非常に多く、かなり安全に配慮されている様子を窺えました。多くの臨時列車を走らせており、4年ぶりの一般開放となったお祭りを支えて下さったことに感謝したいです。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。
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