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【空港アクセス新幹線計画も】新潟空港から日本海沿いを新千歳へ北上[2023ダイヤ改正(6)]

2023年4月13日

新潟市の中心部にもほど近い、新潟駅からバスで25分のところに位置する新潟空港。

主要都市でありながら高速鉄道網が未発達の日本海側に位置するため、東京へは上越新幹線、それ以外の大都市へは飛行機にシェアが大きく分かれています。

今日は新潟空港から新千歳空港のフライトに搭乗することとなっており、新潟から札幌に関してはほぼ100%の方が航空機を利用するはずです。2023年6月末にはトキエアが新潟空港を拠点とし、新潟〜丘珠に就航することが予定されています。

また、上越新幹線の終点新潟駅から車両基地へ向かう線路を、新潟空港まで延伸する構想も存在。日本海側唯一の政令指定都市である新潟。空の玄関口から新千歳空港へ飛んでみます。

新潟駅は2022年6月に、全ての線路が高架化されました。

まだ駅前では地上の線路撤去工事が進められており、今後はバスターミナルの建設が行われます。

万代口には路線バスが後ろ向きに到着するバス乗り場があって、かつては新潟空港へのバスがここからでていました。

現在は一時的なのか、南口のバス乗り場から出るようです。新潟空港行きリムジンバスのりばの案内に従います。

2番のりばには10人ほどのお客さんがバスを待っていました。

新潟空港リムジンバスが到着しました。荷物が多い方もいらっしゃるので、もちろん大型バスです。

新潟駅から新潟空港は、運賃前払いで420円。Suicaなど全国共通ICカードのほか、新潟のICカードりゅーとも使えます。

新幹線と在来線の高架が並ぶ、その下を潜ります。おそらくこの道路は在来線の線路を越えるために高くしたのでしょう。

新潟市は海の近くに位置しており、すぐに埠頭沿いまで来ました。

この辺りは新潟〜小樽で新日本海フェリーに乗った際、この辺りのターミナルから乗り込みましたね。

新潟空港アクセス鉄道には、上越新幹線の延伸の他に信越本線貨物支線を延伸させる案も存在します。

ちょうど東新潟港駅へ向かう貨物線が見えてきました。2002年から休止状態であり、線路と道路が交差する踏切も存在していません。

写真と反対側には現在使われていない東新潟港駅を見ることができます。

この辺りはロードサイド店舗が多く、新たに商業施設が建設されている様子でした。つまり自動車の交通量が多くバスの定時性に劣ることを意味し、鉄道でのアクセスができればと望まれています。

この時は特に遅れることなく、25分ほどで新潟空港に到着できました。都市部から空港までのアクセスとしては、標準的といったところでしょうか。

グレーで塗られて、こちらへ張り出した屋根が特徴的な新潟空港。

色合いもそのままに、大阪駅みたいな雰囲気を感じます。

新潟空港には国際線が就航しており、日本海側からのインバウンド観光客を迎える施策がとられています。

それでもメインは国内線。特に新幹線と比べて飛行機が優位に立つ、大阪への発着本数が非常に多いです。

保安検査場を抜けて待合室へ。

見てびっくりしました、停まっていたのはプロペラ機。多分こういうのに乗るのは初めてなのでドキドキです。

ボーディングブリッジと入り口が密着していない、ちょっと不安定な乗り込み口です。

座席も比較的薄くなっていて、飛行機に詳しくなくても機内に現れる違いが分かります。

滑走路へ向かいつつ、目の前のプロペラがぐるぐる周ります。あまりに速すぎてゆっくり反対周りに回っているみたい、扇風機のレベルではありません。

プロペラ独特の振動を感じつつ、いつもの安全講座を受けます。

そして、海のすぐ近くに敷かれた滑走路から飛び立ちました。

港がすぐ近くで、独特な防波堤が築かれていました。水空両用の乗り物みたい。

雨が降っていたのですが、雲の上に来てしまえば100%の晴れ模様です。今日はダイヤ改正の日で全鉄道ファンが忙しい日、毎年雨のような気がするんですが、気のせいでしょうか…。

機内サービスの紙コップは、鬼滅ジェット柄でした。

いつもならコンソメスープをいただくんですが、機内でも作業があったのでホットコーヒーをチョイスしています。

この時点で離陸してから25分、秋田県沿岸部を航行中との事でした。特急いなほ・つがるで勝負を挑んじゃダメですね…。

15:20には青森県の右腕、むつ市街地が見えてきました。

陸奥湾を抱え込む下北半島の手首部分、このカーブは穏やかな波が作り出したんでしょうか。

ほんの10分で津軽海峡と内浦湾を素通りし、北の大地が見えてきました。

苫小牧よりもやや南側、日高地方の陸地は断崖絶壁では無いのにシワが寄っています。

かなり注目して見てみたら、むかわ町の中心部でした。苫小牧駅から伸びる日高本線の終着駅、鵡川駅があります。

遠くの方から睨みつけるのは大雪山周辺の山々でしょうか、雨雲を引き連れて物々しい雰囲気を感じます。

いつまでも田んぼや原野が広がる中、半円の巣にはカラフルな尻尾の鳥たちがたくさん留まっています。

新潟から連れてきてくれたプロペラ機も、北海道へ降り立ってその仲間入りです。

北海道ヘいらっしゃる方の多くが利用するであろう、新千歳空港に到着しました。

ターミナルまで到達した頃にはプロペラも止まりました。なんでも初めての経験はドキドキするものです。

鉄道による長距離輸送が脆弱な日本海側、飛行機であっという間に連れて行っていただき、非常に便利なものでした。新幹線が敷設されていない現状、一人勝ちの利便性をぜひ享受してください。

今回もご覧いただき、ありがとうございました。

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