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【復活した急行】日本海&トンネルを駆け抜けるえちごトキめき鉄道の旅[史上最長片道切符の旅(49)]

2022年7月15日

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今回のルート

糸魚川〜長野

 

大糸線で糸魚川駅まで北上しました。

所々に翡翠ひすいを思わせる黄緑色、北アルプスの鋭鋒がデザインされています。

 

糸魚川ジオステーション ジオパルの鉄道エリアには、北陸を駆け抜けた歴史ある列車や展示物が並んでいます。

 

これから乗車するのは旧北陸本線のえちごトキめき鉄道、日本海ひすいラインです。

その中でも発車標には急行の文字がはっきりと書かれています。



ちょうどお隣のホームからは、日本海ひすいラインの普通列車が発車。

この路線は貨物列車のために電化されており、普通列車は気動車ET122形による運行です。

 

そんな中、落ち着いた塗装をまとった455系・413系電車が停まっています。こちらが今回乗車する急行列車です。

 

これまで七尾線で走っていたのですが、521系が導入されて2021年春に統一、それを引き受けたのがえちごトキめき鉄道でした。

元から急行列車に利用されていた455系は糸魚川方に連結されているのですが、この日は団体のお客さんが使用。今回は前よりの413系に乗車することとなります。

 

側面にはピカピカのサボが入っていて、列車の古さとは対照的で時代を越えてきた感じです。

急行は金土祝に直江津〜市振1往復と、直江津〜糸魚川1往復が運行されます。



1640 糸魚川駅 発

車内は鉄道ファンばかりで、車内をウロウロしたりしても悪目立ちしないという団体列車的な良さもあります。

 

急行券は+500円、硬券で販売されており鋏を入れるスタイルです。

 

日本海縦貫線を形成する北陸本線の途中では、交流から直流へ電化方式が変わります。

 

切替を行うデッドセクションに入ると車内の照明が消え、列車は惰性で走行。

2021年に開業した新駅・えちご押上ひすい海岸駅は近くに高校があって、以前から開業を求められていました。しかし、ここに停車してしまうとデッドセクションを越えるのに十分なパワーを出せないことから、中々開業できていなかったのです。

 

長いトンネルが続いた先、能生のう川を渡ります。



この先通過する能生駅では、能生騒動という事件が起きています。

1961年にデビューした特急白鳥、能生駅で運転停車を行うダイヤだったのですが、誤って乗降できる停車駅として時刻表に掲載してしまいました。

能生駅周辺住民は特急停車を祝い、特急白鳥をお出迎え。婦人会が浴衣姿で踊り、乗務員に花束を渡したのですが、ドアは開かずに発車して住民が落胆するという事件です。

 

今だからこそ笑い話にできる能生駅を過ぎまして、全長11,353mに及ぶ頸城くびきトンネルへ。

 

※別日停車中の普通列車から撮影

そんなトンネルの中にあるのが、筒石駅です。

地下40mのところにあるモグラ駅、ホームと待合室の間には荘厳な扉があります。



トンネルを抜けると、日本海沿いの絶景が広がります。

大きなモーター音を立てながら走り抜けるのは、本当に面白いものです。

 

有間川駅は日本海に近く、駅舎も古くからの木造駅舎ということで、非常に人気の駅になっています。

 

日本海と言えば荒々しい波を立てているイメージですが、この日は穏やかでした。

 

短い乗車時間ではありますが、車内販売も行われていました。

トキめき鉄道グッズやお菓子が中心です。

 

架線が張られている妙高はねうまラインが合流してきました。



1708 直江津駅 着

かつては寝台特急含め、多くの特急列車が発着していた直江津駅。ホームが長く、駅自体も広いです。

 

糸魚川からノンストップで28分、体感的だけでなく単純に乗車時間があっという間でした。

 

丸一日乗っていたり、食事を楽しんだりといった特別企画も行われているので、今度はぜひそちらも体験してみたいですね。



えちごトキめき鉄道は旧北陸本線と旧信越本線の2区間を受け継いでいます。

ここから乗車するのは旧信越本線の妙高はねうまライン。

ここは電化されているので、ET127系電車です。

 

1738 直江津駅 発

多くの列車が集まるために線路が並ぶ中を出発します。

 

高田駅は上越市の中心部に位置します。

鉄道としては直江津駅の役割が大きいですが、町としてはこちらが中心。新幹線駅をここへ誘致しようという考えもありました。

 

真っ暗な中、北陸新幹線の高架橋が近づいて上越妙高駅に到着。元々は脇野田駅という小さな駅に過ぎませんでした。

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1802 新井駅 着

北陸新幹線開通に伴い特急北越に代わって新設された、金沢〜新潟アクセスの一端を担う特急しらゆき。

4往復中2往復が新井駅発着で、相応の中心部であることが分かります。

 

平屋のコンクリート駅舎で、よくJR北海道の町の中心駅に残された国鉄時代からのデザインです。

 

1826 新井駅 発

1960年代〜87年に新潟地区で走った「新潟色」を再現したラッピング電車です。

 

真っ暗で分かりませんが、二本木駅はスイッチバック駅。

 

現在でも二本木駅に停車するには進行方向を変える必要があり、ポイントにはスノーシェッドが掛けられています。



1852 妙高高原駅 着

長野県との県境まで来まして、標高が高くなったことで雪も増えています。

 

県境ということは第三セクターも、えちごトキめき鉄道としなの鉄道の境です。

 

ここからは、しなの鉄道北しなの線に入ります。

使用されるのは115系電車、最近では新しいSR1系も導入されています。

 

1906 妙高高原駅 発

周りには列車の光に照らされた、真っ白な雪があるばかりです。

 

日本一の豪雪路線と言われる、JR飯山線が合流してきました。

 

史上最長片道切符のルートは乗換駅の豊野駅までですが、今日は長野駅まで向かいます。

 

左手には長野総合車両センターが広がります。

列車の解体なども行われ、首都圏からここへ連れてこられることも。

 

その一つである185系電車の他、長野地区で活躍するリゾートビューふるさとや、おいこっとも停まっています。

 

1949長野駅 着

北陸新幹線のホームが隣り合っており、青い北陸新幹線が停車中です。

 

明日からはいよいよ日本一の豪雪地帯へ突入。冬らしい光景を楽しみましょう。

 

今回もご覧いただき、ありがとうございました。

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