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昼行特急列車で行く 寝台列車が消えた日本海縦貫線❲新日本海・前編❳

2021年7月10日

 

ここは本州の北の果て、青森駅です。

今日は青森から大阪まで行きます。

青森〜大阪で日本海沿いを通るルートは日本海縦貫線と呼ばれ、かつてトワイライトエクスプレスや日本海を始めとする夜行列車が走っていました。

しかし現在、そのルートを旅客列車が走り通すことはありません。

今回は旅客列車の面から、新たな日本海縦貫線の姿を見ていきたいと思います。

出発点となる青森駅は2021年3月に新しくなったばかりで、自由通路にはりんご箱をイメージしたデザインのギャラリーが作られました。

最初の列車は特急つがる秋田行き。

青森〜秋田を奥羽本線経由で結ぶ、1日3往復の列車です。

 

9:04、青森駅を出発しました。

 

左方向へはかつての東北本線、青い森鉄道が離れていきます。

 

今度は青森駅を通らずに青い森鉄道からやって来る線路が合流。

これは太平洋側へ行く青い森鉄道と日本海側へ行く奥羽本線を結ぶ線路になります。

 

ここには3本の線路が三角形の形を作る、デルタ線が敷かれているのです。

 

さらに右側からは津軽線が離れていきます。

この路線はただのローカル線ではなく、北海道へ向かう貨物が走り、その先海峡線へ入ります。

 

一方で旅客の方は、こちらの新青森駅からの北海道新幹線に変わりました。

 

しばらくして右手に見えるのは津軽富士と呼ばれる岩木山。富士山より頭がゴツゴツした感じです。

 

川部駅からは五能線が分岐します。

より日本海の近くを走るのは五能線ですが、設備の充実した日本海縦貫線は奥羽本線です。

 

弘前駅に到着。列車から弘前城は見られませんでしたが、八戸に次ぐ青森の都市としての風格が表れています。

 

沿線ではりんご畑も多く見られ、絵に描いたような青森らしい光景です。



さて、青森駅のNewDaysで名物を買ってきました。

それが、イギリストーストとacureのりんごジュースです。

 

マーガリンにグラニュー糖のジャリジャリした食感、子供も好きそうな甘じょっぱさがあります。

青森ではお馴染みで、青森県民の中には全国の名物だと思っている方も多くいるそうです。

 

日本海縦貫線は旅客面では過去のものになりつつありますが、貨物列車はまだまだ力強く走っています。

 

矢立トンネルを走り、青森県と秋田県の県境を越えました。



こちらは大館駅。

ここにはかつて沢山の寝台列車も来ていました。

今となっては供給過多となってしまった停車位置案内には、秋田県など観光案内の写真が貼られています。

 

大館駅からは盛岡の近く、好摩駅までを結ぶ花輪線も伸びています。

 

更に鷹ノ巣駅(鷹巣駅)からは角館までを結ぶ秋田内陸縦貫鉄道も分岐。東北の内陸部を通る鉄路が数々分かれます。



東能代駅には長大編成のキハ40が停まっていました。

これらは2021年3月で役目を終えています。

 

その代わりに運行を務めるのがGV-E400です。

 

途中では五能線を走る観光列車リゾートしらかみとも行き違いました。

 

さらにレゴブロックのような単色の車両。こちらは男鹿線を走る蓄電列車、ACCUMです。

 

列車は秋田貨物駅の横を走ります。大きな貨物ターミナルにはコンテナが広く積まれていました。

 

そして11:44、秋田駅に到着です。

 

ここからも日本海沿いを走っていくことになります。



1時間ほど待ちまして、続いて乗車するのは13時ちょうど発の特急いなほ10号です。

秋の稲穂や日本海側だからこそ見られる夕陽。様々なオレンジを思い浮かべることができます。

 

今回は特急いなほで人気のグリーン車にしました。

 

秋田駅で購入したこちらの駅弁は鶏めし。

 

比内地鶏に出しの染みたご飯、非常に美味しいものでした。



秋田駅から2駅の新屋駅では貨物列車がやって来ました。

引き連れているのは東北地方の物流会社、DOWA通運のコンテナです。

 

列車は日本海沿いに出てきました。やはり羽越本線と言ったらこの海の景色です。



羽越本線にはデッドセクションがあり、間島~村上で交流から直流へ電源方式が変わります。

この区間では車内の電気が消え、一部の非常電源のみ点灯。

夜間の運行時間だと特に真っ暗になって分かりやすいです。

 

新発田駅からは新津駅へ向かう羽越本線ではなく、新潟駅へ直線的に走る白新線に入ります。

 

白新線の東新潟駅には新潟貨物ターミナルがあり、長い貨物列車が停まる横を走ります。

 

線路敷設中の新潟駅1番線を横目に、終点新潟駅の高架ホームに入線しました。

 

特急いなほは上越新幹線と対面乗り換えが可能。

庄内地方〜東京の移動をより便利にしています。



新潟駅ではかなりの待ち時間。

新潟駅からは特急しらゆき10号が出発しますが、一旦これは見送ります。

 

今回は日本海縦貫線をそのまま辿るのではなく、旅客としてより便利な列車を利用していきます。

この場合、日本海縦貫線を代替する上越新幹線があるため、こちらに乗っていきます。

 

今回は2階建て新幹線のMaxときです。

 

今年秋で引退が決まっていることもあり、多くの方が写真を撮影されていました。

 

この日はジャニーズのコンサートがあったようで指定席は満席、多くの女性が席を埋めています。

 

今回選んだのは3+3の自由席です。

 

リクライニングはできず、座席が一続きになっている新幹線にしては貧相な座席。

その代わり、多くの人を一度に運ぶ輸送力に長けています。

 

新潟駅を出ると市街の明かりが輝いていました。

 

光が遠くなると、手前の暗闇には一面田んぼがあるという状況です。

 

燕三条駅に到着。ここは信越本線から離れており、東三条駅から伸びる弥彦線と乗り換えが可能です。

 

そして次の駅、長岡駅で下車しました。



ここからは本来の日本海縦貫線に戻り、信越本線へ。

新潟駅で見送った特急しらゆき10号に追いつきました。

 

長岡駅を出ると貨物のコンテナが集まっていました。

 

柏崎駅に到着。

客層としてはビジネス特急として利用する帰宅される方々のようです。

 

また、ここから先の区間では海が見えるところ。

真っ暗な中でも列車の明かりで僅かに波が見えています。

 

直江津駅に到着しました。今日は一旦ここで終了です。

 

日本海縦貫線の旅、後編は直江津駅からスタートします。

 

今回もご覧いただき、ありがとうございました。

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今日はここ、直江津駅からのスタートです。 北陸から新潟にかけて夜行列車や在来線特急が行き交っていた頃、この駅はかなり重要な駅として機能していました。 後編で行くのは現在並行して新幹線が開通していたり、 ...

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