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私鉄に追いつけ!複線化工事が進む奈良線の進捗を見る(4)

2021年7月7日

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県庁所在地でもJR特急が来ない奈良駅 私鉄と競い合う奈良県のJR線(3)

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こちらはJR奈良駅、近鉄奈良駅とは異なって奈良市の中心部から少し外れています。

 

今回乗車するのは京都までを結ぶ奈良線の快速列車、みやこ路快速です。

 

奈良線は案内上、京都~奈良の路線として扱われていますが、正確には京都~木津。木津〜奈良は大和路線(関西本線)の途中区間です。

奈良県は木津駅より南からのため、奈良線は奈良県を通らない路線です。

 

そうは言っても京都と奈良を結ぶJR奈良線。大手私鉄の近鉄京都線などと競争関係にあります。

 

しかし国鉄時代は単線非電化で輸送力も劣っていたため、JRになってからテコ入れがされてきました。

そしてさらなる輸送力増強のため、現在第二期複線化事業が行われているところです。

今回はその複線化工事の現状について見ていくことにしましょう。(6/30撮影)

奈良駅を出発して現在走っているのは関西本線です。

 

そして分岐駅となる木津駅に到着しました。

 

駅を出ると奈良線は関西本線から離れて、左へカーブしていきます。

 

この辺りはまだ単線、将来的には全線複線化を目指しているようですが、今のところ現実的な計画は立っていません。

 

途中の駅は行き違いができる構造になっており、数分間停車することもあります。

 

単線で行き違いがあると、信号待ちによる遅れが増大しやすくなってしまいます。

複線区間が増えれば、そのような障害も少なくなるに違いありません。

奈良線は複線化だけでなく、駅についてもより利用しやすくなっています。

玉水駅は2018年に橋上駅舎がオープンし、バリアフリー化がされました。

 

さらに玉水~山城多賀は2020年12月に複線化されたばかりの区間です。

 

線路の状態を見ても全体的に白っぽく、新しいというのがよく分かります。



一方で山城多賀駅から先は再び単線となります。

奈良線の真ん中に当たる城陽駅より南は線内では利用者の少ない区間。そのため南部で複線化されるのはこの1区間だけです。

 

そしてこちらが城陽駅。

 

2023年に一駅先の新田駅まで複線化される予定です。

 

これによって城陽から京都まで20.2kmが完全に複線化されることになります。

 

さっきまで新たな線路が敷設されていたのは右側でしたが、ここからは左へ。

周囲の住宅が建つ状況などからコロコロと変わっていきます。



新田駅は2018年5月より東口改札が供用開始。

橋上駅舎ではなく、あくまでそれぞれに改札があるスタンスです。

 

ここから先は2001年に複線化された区間に入ります。

 

JR小倉駅はその複線化と共に開業した新駅です。



ここから先は複線化されていない区間。

線路もまだ敷設されておらず、高架や路盤を作っているところです。

 

宇治川を渡る橋梁も新たに建設されていて、かなり大規模な工事であることが伺えます。

 

橋を渡るとバラストに埋もれた線路も出てきました。

 

その先にはショベルカーが現れて、まさに敷設に向かっているところです。

 

すぐ横を走っているのは京阪宇治線。

近鉄京都線と共に近距離における奈良線とのライバルです。

 

複線化は増発のためではないとされていますが、私鉄との競争において本数を増やしやすくなるのは事実になります。

 

線路は上下線でやや高さの違うところを走ったりもします。



六地蔵駅は1991年に開業した新駅。

2013年にはきついカーブの途中にあったホームを京都寄りへ移転し、乗降時の安全性を高めました。

 

さらにJR藤森も1997年に開業した新駅。

 

ここから先は2001年に複線化された区間です。

 

こちらは稲荷駅。

普通列車しか停まらない駅ですが、伏見稲荷へ参詣する人たちで大混雑します。

 

京阪本線が奈良線の上を乗り越えていきます。

 

その先にある東福寺駅が京阪本線との乗換駅です。

 

そして列車は終点の京都駅に到着します。

 

京都駅の奈良線ホームも改良された部分の一つで、より広くして安全性の確保がなされました。

 

民営化されてから通勤通学、そして観光客輸送に向けて改良が続けられている奈良線。

現在の形に複線区間が加えられることから考えても、より便利な路線へ変わっていくことが期待できます。

 

更なる改良を終えた頃には外国人観光客が戻ってきても十分な輸送力を得ていることでしょう。

 

今回もご覧いただき、ありがとうございました。

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