おはようございます。こちらは名鉄豊川線の終着駅、豊川稲荷駅です。
最近リニューアルされたばかりのこの駅舎、豊川市民や豊川稲荷へ向けての観光客の玄関口として、これからも機能していくことでしょう。
さて、今から乗車するのは快速特急岐阜行きです。
快速特急と言えば名鉄で最も早い部類の種別。しかしこちらの列車については異常に停車駅が多くなっています。
今回はそんな異質な快速特急、豊川稲荷発名鉄岐阜行きについてご紹介します。
ここ、豊川線からは1日1本ずつ、快速特急と特急が発車します。
快速特急は特別車締切の普通 豊川稲荷行きとしてやって来ますが、後続の特急列車については2021年春に設定されたばかりの、一部特別車の急行 豊川稲荷行きとして入線します。
ホームには多くのお客さんがいらっしゃいますが、皆さん奥の方の一般車に向かって歩いていき、特別車の辺りはガラガラです。
豊川稲荷駅の時点で特別車を利用している人は6人ほど。
この先の停車駅を案内しながら7:06、豊川稲荷駅を出発します。
7:08、次の稲荷口駅では3人ほどの乗車。
諏訪町駅は豊川線の中でも利用客が多い駅です。
狭いホームに人が大勢並んでおり、8人の乗車がありました。
列車は高架線を上り、7:14豊川線最後の八幡駅へ。
ここでも4人ほど乗車され、それなりに座席も埋まるようになりました。
7:20、列車は名古屋本線最初の国府駅。普段は特急列車までしか停まらないため、特別停車です。
ここまで6両でやって来ましたが、前に2両繋いで8両になります。
しかし国府駅の豊川線ホームは8両編成に対応していないため、特別車の扉が開きません。
そのため一般車両の扉から乗って、こちらへ移ってくるということが必要になります。
7:30 次の停車駅は本宿駅です。
岡崎市に入っており、駅からの徒歩圏内には大学もあります。
右手には舞木検査場が見えてきて、様々な車両がここに停まっています。
7:35、美合駅に到着。基本的に急行列車までしか停車しませんが、お店などが多く入っている駅です。
7:39東岡崎駅に到着しました。
東岡崎駅までまるで急行列車のような運行をしていましたが、いよいよ本来の役目を思い出したかのように、快速特急の走りへと変わっていきます。
急行のミューチケットが販売されるようになった今なら、東岡崎までは急行、という案内でも良さそうです。
新安城駅を最高速度で通過していきます。
この列車が快速特急を名乗ることができるのは、この通過のおかげです。
そして7:49、工事中の立派な高架を見ながら知立駅に到着します。
この先は前後、鳴海、堀田といった急行停車駅を次々に通過していきます。
神宮前、金山と停車していき、お客さんも多く降り始めるところです。
この快速特急はいくら遅くても通勤時間帯ということもあって、かなり満席に近くなります。
そして8:13、名鉄名古屋駅でもどっと降りていきました。
もうほとんど乗客はいなくなってしまい、この車両には2,3人程度に。
地上に出た列車はゆっくりとした速度で、枇杷島分岐点を越えていきます。
その後は直線区間を100km/h越えで飛ばす区間に。
8:27…国府宮駅、
8:32…名鉄一宮駅
8:38…新木曽川駅に到着。
名古屋〜岐阜の速達性において名鉄はJR東海道本線に完敗していますが、その代わり駅数を増やし、各地域の利便性を向上しています。
その後木曽川を渡り、愛知県から岐阜県へ入りました。
8:42笠松駅に到着し、茶所駅から先はゆっくり運転になります。
列車は大きくカーブしながら僅かな単線区間を越え、名鉄岐阜駅に入線していきます。
所要時間は1時間31分をかけて、8:47に終点、名鉄岐阜駅に到着しました。
この後列車は特急 中部国際空港行きに変わります。
普通では余り体験できない、特急車両による豊川線の走り、本宿、美合での停車等、見どころがたくさんです。
朝が早いため乗車するのは難しいかも知れませんが、名鉄の中でも面白い列車として注目できます。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。