今日は早朝の東京駅から、青春18きっぷで西へ向かいます。
東京駅の始発列車からずっと乗り継いで行くと、1回分で小倉まで行けるというのは有名な話。
それでは駅を通過せず、各駅停車だけで行ったらどこまで行けるのでしょうか?
今回は実際にそれを検証してみます。
やってきたのは京浜東北線の6番線ホーム。
0441発の各駅停車大船行きに乗車します。
流石は東京、この時間帯であってもある程度のお客さんがいらっしゃいます。
神奈川県との県境である多摩川を渡るところでは、ちょうど京急が走っていました。
0522横浜駅着、ここから先は根岸線へ入ってしまうので下車します。
続いては0526横浜駅発の横須賀線に乗車。
向こうには東海道本線の列車が到着したところです。
しかし、保土ヶ谷駅、東戸塚駅を通過することになるので、横須賀線に乗る必要があります。
そんな東海道本線に乗り換える、大船駅が近づいてきました。
お隣では東海道本線が並走しており、うまく行けばこれに乗り継ぎたいところ…。
しかし乗ってきた列車は0544着、一方あちらの列車は0544発なのでとても乗れませんでした。
という訳で乗車するのは20分後、0604発沼津行きです。
通勤方向とは反対方向でありながら、大勢のお客さんがいらっしゃいました。
藤沢駅には小田急のモーニングウェイ50号のEXEαが停車中です。
この先は神奈川の海をすぐそこで楽しめる区間に。朝日もキラキラと光ります。
熱海駅では大勢のお客さんが降りていかれました。
JR東日本エリアからJR東海エリアへ突入、丹那トンネルを通過したのち三島駅に到着です。
続いて0729静岡行きに乗車。
先程の列車は沼津行きですが、こちらが三島駅始発なので乗車することにします。
それでも座れなかったので、立って寝ることに。時々膝から崩れ落ちそうになっていました。
右手には夏らしい富士山も見られます。
富士市の製紙工場群も立派。茶色く錆びたこの光景は素晴らしいものです。
静岡駅では2分乗り換え、0830発の浜松行きに乗車します。
広い広い大井川を渡っているところ、今回は無事座れたので睡眠をとれます。
そんなお休み中ですが、乗り継ぎのために浜松駅で起こされます。
0941着、0943発という接続の良すぎる乗り継ぎです。
こちらは新快速電車ですが、豊橋までは各駅に停まります。
弁天島に架かる橋を渡るところ、浜名湖と繋がっている海は青々としていました。
1017豊橋駅に到着。ここではちょっとした休憩ができます。
続いては1028発の普通岐阜行きです。
快速列車に乗る方が非常に多いため、4両編成の普通列車はガラガラになります。
次の西小坂井駅では、豊橋駅を4分後に発車した快速列車に追い抜かれました。
蒲郡周辺では遊園地のラグーナテンボスとともに三河湾を見られます。
岡崎駅、刈谷駅では後続の快速列車に追い抜かれるため、数分間の停車。
大高駅周辺にある貨物線の未成線跡を見て、複々線化されていたらなぁと思いを馳せます。
東海地方の中心都市、名古屋駅に到着しました。
しかし列車にはそのまま乗車、JR東海の代名詞とも言える東海道新幹線とともに出発です。
そして終点の岐阜駅に到着しました。
3分後の1249発大垣行きに乗車します。
岐阜市の市街地が広がっており、遠くの山には岐阜城も見られました。
大垣駅にて1312発米原行きへ乗り継ぎ。
お客さんは席が埋まるくらい居て、立つことになりました。
岐阜県から滋賀県にかけては、東海道線の中で最も山の中を走ることになるでしょう。
滋賀県に突入し、1347米原駅に到着。
実際には今日はここで一旦中断、ここから先は別日に始めます。
さて、米原駅に戻ってきました。
今停まっている新快速には乗りません。
1359網干行きに乗車します。
米原を出ると左手には様々な新幹線車両が展示されています。
試験車両として運行されたもので、非常に個性的な顔つきです。
しばらく車内はガラガラで、かなり快適なもの。
しかし近江八幡からはお客さんが増えてきました。
駅近くには大きなイオンもあって、発展した様子を伺えます。
草津、大津といった滋賀県内の街に停車。
トンネルを抜けたところで、ちょうど立体交差する京津線の列車が走っていました。
この列車は高槻から先快速になってしまうので、京都駅で下車しました。
後続の1517発 普通西明石行きに乗車します。
この車両はロングシートで、新快速と比べてグレードが落ちてしまいます。
京都駅を出発し、向こうのイオン手前には阪急の線路が見えています。
京阪間の輸送において競争するライバル同士です。
ここまでお客さんは少なかったですが、高槻、茨木から立ち客が出始めるくらいに増えてきます。
大阪で完全にお客さんが入れ替わるほど、流動が激しいです。
さらにここで快速姫路行きに追い抜かれました。
神戸の都会的な街並みの横を高架線で走ります。
ここまでピッタリと並行するのは、山手線のようです。
今日は曇っていますが、須磨駅から瀬戸内海を近くで見ることができます。
特に明石海峡大橋が淡路島へ繫がる姿は堂々たるものです。
さらに高さがあるわけではないものの、明石駅では明石城が目の前にあります。
明石周辺は列車内からの車窓が非常に面白いです。
隣の西明石駅で下車。
1735普通列車網干行きに乗車します。
だいぶ日が暮れてきて、夕方から夜になり始めました。
姫路駅手前では山陽新幹線がすぐ横を走り、今日は500系新幹線が並走してくれます。
さて、このまま山陽本線を進んでも良いのですが、非常に接続が悪いです。
結局最終的には同じ旅程になるので、播州赤穂行きに乗って、赤穂線経由で西へ向かうことにします。
新快速播州赤穂行きはここで解結。姫路駅を1824に発車します。
相生駅から赤穂線に入りました。
播州赤穂行きにて岡山方面への列車に乗り継ぎ。
1分乗り換えで1857発備中高梁行きに乗車します。
途中駅ではなかなかレトロな車両にも出くわしました。
赤穂線は山陽本線よりも直線的に結ばれており、第二の山陽本線として機能するはずでした。
しかし山陽新幹線が開業し、そのような役割は無くなっています。
2009岡山駅に到着しました。
次の列車までしばらく時間があったのでしばらく休憩。しかし、最後の最後でトラブルに巻き込まれることになるのです…。
2051発の普通列車に乗る予定なのですが、ホームには行列、何故かサンライズが停まっています。
どうやら雨の影響で、この先の山陽本線で運転を見合わせていたとのこと。
既に運転は再開していますが、列車は大幅な遅れを持って到着することになってしまいました。
先にやってきたのは普通新見行き、山陽本線内であれば倉敷までいけますが、その先に進むことはできません。
番線変更がされまして、ようやく列車がやってきました。
2051岡山駅発(33分遅れ)糸崎行きです。
さて、乗車できたのは良いですが、このままでは糸崎駅からの広島行き最終列車に乗り継げません。
接続を取ってくれるのか…?と思っていたら、乗り継ぐ人がいるかどうか、車掌さんが聞いてまわって来られました。
が、乗り継ぐのは僕一人だけだったようで、接続は取らないということになりました。
広島へ行くのならば、ここ福山駅から新幹線に乗るよう案内されます。
とは言っても広島へ行くことはそこまで重要ではありません。今回はとりあえず行けるところまで行くことにしましょう。
終点の糸崎駅に到着。
ここからは2246発 三原行きに乗り継ぎます。
糸崎駅から1駅で終点の三原駅に到着しました。時刻は2303(13分遅れ)です。
今回は悪天候のため、三原駅までしか来られませんでしたが、実際には広島駅まで行くことができます。
残念ながら到達はできませんでしたが、ぜひ今度リベンジしたいです。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。
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