深川駅前の深川市経済センターにはこんな垂れ幕が掲げられています。
『守ろう 活かそう JR留萌線』。
2016年12月に留萌~増毛が廃止になりましたが、現在では深川~留萌も廃止が危ぶまれています。
今回からはそんなJR留萌本線を全駅訪問していきます。
北海道の朝を迎えた深川駅、無機質な国鉄時代からの駅舎が出迎えています。
かつては深川駅から宗谷本線名寄駅までを結ぶ深名線も発着していたターミナル駅でした。
1898年に現在の函館本線深川駅が開業し、その後も石炭や海産物の輸送で栄えました。
現在の駅前はこのような様子。
かなりきれいに整備はされていますが、主要だった産業の衰退によって少々寂しくなってしまっている様に感じます。
1995年に深名線が廃止され、留萌本線の貨物もなくなり、留萌線自体の存続も危ぶまれています。
1997年に駅舎に深川物産館が出来ました。ここでは深川の名産物が購入できます。
深川物産館についてはこちら
駅舎内のキヨスクが写真右側の辺りにありましたが、2016年に閉店してしまいましたので、駅舎内は広い待合所になりました。
ちなみにキヨスクがあったのは最初に出した写真の、パネルや自動販売機がある辺りです。
みどりの窓口が1つあり、朝早くから開いていました。営業時間は5:30~0:10です。
また、Kitaca利用可能エリアではありませんが、自動改札機も整備されています。
改札に面する1番線ホームには札幌方面の列車が停まります。
2番線は貨物列車の待避用で、ホームはありません。
案内はただのボードではなく、中から明かりを灯す行灯式のようになっています。
レトロなものが残っていて素晴らしいですね!夜に見たら素晴らしいでしょう。
3番線には旭川方面の主に特急が4番線には普通列車と留萌本線の列車が停車します。
今停まっているのは留萌本線のキハ54です。
5番線は留萌本線の列車の待避用に使われています。
6番線には一部の留萌本線が停車しており、かつては1995年に廃止された深名線もこのホームを使っていました。
また、1999年にNHK連続テレビ小説『すずらん』が放送されましたが、その際留萌本線恵比島駅がロケ地になりました。
それにより観光需要が高まったため、SLすずらん号が走りました。そのSLも6番線ホームを使っていたそうです。
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