サフィール踊り子一番列車で東京まで行き、高輪ゲートウェイへ寄り道することに。
ホームに降り立ってみると天井が異常に高く、大変開放的な駅と感じました。
そのため通常上から吊るされている発車標や案内はすべてしたから生えてくるようになっています。
ベンチもなんだか未来的な作りをしています。
ホームはコンクリートなどではなく木目調の石造りです。
階段部分も同じようなデザインになっています。
和をテーマに設計された高輪ゲートウェイ駅、設計した隈研吾さんは木材を利用した建築を多くなさっていますがこちらも例外ではありません。
しかし、火災などの問題もあって、このような都会で新駅のホームに木は使えなかったのでしょう、木目調にとどまっているようです。
エスカレーターや階段を上がったコンコース部分からは、高頻度で列車が行き交うホームを上から見下ろすことができます。
左側が京浜東北線、右側が山手線です。京浜東北と山手線を乗り換えるには階段の乗降が必要ですが、このような作りはこれまで品川駅だけでした。
改札内のコンビニが3/23にオープンするようで、JR東日本のNEWDAYSではなく、TOUCH TO GOというお店、無人店舗となっています。
改札口も多くの人々が行き交っていました。
高輪ゲートウェイ駅には新宿駅に1台だけ設置されていた新型自動改札機が2台設置されていました。
そして改札上部分の『高輪ゲートウェイ』の文字。見づらいとかなり話題になっていました。
とは言っても皆さんこぞって撮影なさっていましたし、話題性に上っていたので良かったのではないでしょうか。
いくら視認性が低くても駅舎が大変目立つものなので高輪ゲートウェイ駅だと分かるでしょうし。
高輪ゲートウェイ駅にはみどりの窓口は設置されておらず、券売機が何台かあります。
上の運賃表のところは画面になっていて、英語と交互に表示されていました。
そしてこちらの行列がきっぷの購入のために並んでいる列です。この時点では180分待ちでしたが、210分のときもあったそうです。
階段を降りて駅舎を遠くから見ます。大変大きな駅舎で、さすが山手線の新駅です。
JR東日本は『未来の駅』をテーマにしているそうです。設計の隈研吾さんは『和』『折り紙』をモチーフにしているとの事。確かにカクカクとした屋根など折り鶴のようだなと感じました。
特に中の骨組みなど折り鶴の膨らませるところのような複雑だけど綺麗で細かな三角形の折り目のようで素敵でした。
今回の高輪ゲートウェイ駅の開業はあくまで東京オリンピックに合わせた仮開業で、本開業は2024年です。
そのため駅は完全に完成しているわけではなく、駅の断面図をみると現在改札口は右側の1箇所しかありませんが、左側にも将来的に設置されるようです。
また、右側には階段が2つあるのに対し左側は1つだけ。
ただし既に設置はされていて、やはりあくまで仮開業なのだとわかります。
将来的な改札の辺りにも立ち入り禁止になっているものの店舗が入りそうなスペースがたくさんありました。
今回高輪ゲートウェイを訪れてみて、これまでの『和』と違って『新しい和』の象徴になると思いました。
『和』というと昔ながらのだったり伝統的なというイメージがあるかもしれませんが、『和』だって未来に続いています。
正直、外国の駅のようだと思ったのですが、それは『新たな和』への一歩であり、これまで見たことの無い駅だったからでしょう。
きっとこの駅は将来に渡って素晴らしい駅であり続けると思います。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。