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現在大規模な工事が行われている、中国地方の政令指定都市に位置する広島駅。
大きな駅ビルに路面電車の停留所を入れるなど、全国的にも注目すべき大変革です。
交通網の拠点が一新される時、広島駅南口のバスのりばも変わります。高速バスが発着する新幹線口に対し、路線バスが発着します。
本日2024年6月2日、新駅ビル1階に入居する、バスターミナルが暫定開業しました。
いよいよベールを脱ぎ始めた広島駅、路線バスが集結する新たなバスターミナルをみてみましょう。
こちらは広島駅に掲示されていました、6月2日からの変更点です。
工事エリアである駅ビルより外側にあった、ABCホームのバスのりば。
それが建設中の駅ビル真下に作られました。こちらののりばは9つです。
改札のある連絡通路を降りて、地上へ。
これまで工事エリアのため壁が立っていたのですが、それが開いて明るい光が飛び込んできました。
こちらが本日6月2日より暫定オープンした、新しい広島駅バスターミナルです。
新しいバスターミナルになったため、それぞれに対応したのりばが、ここに示されています。
係員さんも多くいらっしゃり、乗客の方々を案内なさっていました。
広島駅のバスのりばは、新バスターミナル以外の場所にもあります。
16はエキシティヒロシマ、17はBIGFRONTひろしま、20はエールエールA館福屋広島駅店、21は広島フルフォーカスビル、23は広島JPビルディングそれぞれの周辺です。
まずはJRに近い側で駅ビルに面した、1〜5番のりばの方を見てみましょう。
ロータリー状の構造をしており、1〜5番のりばに面する方は3車線分の幅が取られています。
向かって一番右側がのりばになっているほか、一番左側には回送などを置いておくスペースのようです。
1番のりば
101エキまちループ左回り
102エキまちループ右回り
市内中心部である紙屋町や本通りを経由する、環状の主要ルートです。
新バスターミナルの各停留所には、発車時刻を示すディスプレイも設置されていました。
2番のりば
3観音新町3丁目・マリーナホップ
観音新町は平和通りの辺りで、ここまでは市電が走っているエリア。そこからマリーナホップまでは空港通りを南下しますが、行き着く先にはかつて広島空港がありました。
3番のりば
21-1広島港(御幸通り経由) 21-2広島港・グランドプリンスホテル(ベイシティ宇品経由)
25井口・商工センター(原爆ドーム・十日町経由)(本通り・平和記念公園経由)
4番のりば
302まちのわループ右回り
312広島港(宇品東経由)
322大学病院前
332旭町
342県病院前
まちのわループは、紙屋町や本通りを通らずに、宇品をかすめながら一周するルートです。
5番のりば
103エキまちループ 市役所行き
平日ラッシュ時のみと書かれていて、ここはそう頻繁に使われないみたい。
ここまでご紹介した、1〜5のりばに関しては既に完成状態です。
各のりばの床面には綺麗なタイルが貼られていて、列の表示もしっかり目に貼ってありました。
バスが通る道路に接する柵についても、作り付けです。
一方で、6〜9のりばはちょっと様子が違うみたい。こちらも早速見てみることに。
新バスターミナルはフォークのような形をしており、1〜5のりばと6〜9のりばを行き来するには根本まで戻る必要があります。
1〜5番のりばと比較すると、6〜9のりばは少々目立たない存在感。
6のりば
24吉島病院・吉島営業所
50アルパーク
アルパークは山陽本線新井口駅と接続する大型商業施設、中でも世界最大面積を誇る無印が入居しています。
7番のりば
30-3高陽C団地 30-4 高陽A団地 30-6深川台
70-1びしゃもん台 70-2サンハイツ
72-1南原 72-7桐陽台 72-8大林車庫
73-1虹山県住 73-2勝木 73-3勝木台 73-4大畑
74-2南原研修センター
8番のりば
71-1広島文化学園大学・短期大学・祇園が丘 71-2山本東亜ハイツ 71-4山本・春日野 71-5広島経済大学 71-6河内・安佐大橋
22三滝観音
こののりばから出るバスは、全て原爆ドームを経由します。
9番のりば
4-1仁保車庫前(ほうそぎ経由) 4-2仁保車庫前(仁保南経由) 4-3向洋新町
広島市街東端に位置する、マツダの本拠地に近い場所となっています。
8、9番のりば辺りからは、昨日まで使われていたバスのりばが見られました。
これから市電のりばの工事が本格化することもあって、工事用スペースになると思われます。既にその車両が置かれているのも分かります。
9番のりばの先は行き止まりになっており、JPタワーへ行くことはできません。
さて、6〜9番のりばは1〜5番のりばに比べて、仮設っぽい感じがします。
バスが走る道との境には、緑色のポール。地面もタイルではなく、アスファルトが敷かれているだけです。
おそらく、今回開業した6〜9番のりばは、仮設のものだからと考えられます。
1〜5番のりばと6〜9番のりばの間では工事中ですが、バスのりばっぽいものが見えます。
こちらは広島市ホームページから引用・改変しました、広島駅新駅ビル完成図です。
1〜5番のりばは、今回の暫定開業で完成。おそらく工事中の部分が出来上がったら6〜10番のりばとして開業し、現在6〜9番のりばとして使われている部分も含めて工事が行われて、バスターミナルとして完成すると思われます。
1〜5番のりば以外、バスのりばの島は地上で繋がっておらず、全て独立。
もしかしたら行き来可能な横断歩道が作られるかもしれませんが、図面を見る限り、2階のペデストリアンデッキから、階段やエレベーターで降りる方式です。
階段の横には、エレベーターも既に設置されていました。
建物の中なので排気ガスが篭るため、天井には換気用のファンも多く見られます。
既に点字ブロックまで貼られていたので、こちらもだいぶ形になっているようです。
新広島駅バスターミナルは、そのデザインにも注目。
照明には暖色が用いられており、居心地の良い空間を作り出します。
各柱は青い縦帯で彩られており、広島市を流れる川をイメージしているとのこと。
広島市の市章は、「三」をカーブさせたようなデザイン。
これは旧芸備藩の旗印である「三引き」を元にしているのですが、近くで見てみるとそれを連想させる凹凸です。
足下のタイルもまた、広島を流れる川の石をイメージしているそう。
三角州により形成された、特徴的な形をしている広島市。川による水運の恩恵を受け、水都として位置付けられています。
5番のりば側のバスターミナル入り口の柱は、折り鶴をイメージしたデザインです。
かなり凸凹しており、立体感を感じられました。
他にもピクトグラムに注目してみると、マツダスタジアムの選手は、広島東洋カープの赤いヘルメットを被っていました。
1〜5番のりばは、新しい駅ビルに接しています。
こちらにはバス案内所などが入居するのでしょうか。
かなり広範囲に渡っていたので、もしかしたらコンビニくらいは入るかもしれません。
今回は広島駅で暫定開業した、新バスターミナルをご紹介しました。
新駅ビルの2階部分に乗り入れることになる路面電車についても、工事の様子を見てきましたので、次回の記事でご紹介できればと思います。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。
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