こんにちは。夜の水戸駅に来ています。
今回は水戸から大阪まで、夜行バスよかっぺ号に乗車します。
夜行バスと言えばSAやPAで停車し、途中休憩できるのが基本です。
しかし、今回乗車するよかっぺ号は休憩ナシ、10時間以上車内に缶詰めになります。
バスが発着するのは改札を出て左側、水戸駅の南口です。
8角形の形をしたバス乗り場、よかっぺ号は4番のりばからの発車になります。
南口ペデストリアンデッキに出て左側、エスカレーターを下った先です。
その正面が4番のりば、バスは20:55頃に到着しました。
「よかっぺ」とは茨城弁で「いいだろう」という意味です。
水戸~大阪の料金は11100円と結構高め。
安さを求めるなら東京まで出て、4列シート2000円台のバスを利用しましょう。
こちらは近鉄バスの3シート。それなりの快適性は保ってくれています。
リクライニングを倒しますと、このぐらい。
手元にはUSB電源ポートが設置されていまして、スマホの充電も安心です。
使い捨てスリッパやフットレストもありまして、足を伸ばせて快適。
カーテンを閉めてプライバシーも確保できます。
休憩が無いということで、出発前に運転士さんからお茶を貰えました。水分補給の面は安心ですね。
もう一つ心配なのが、お手洗い。車両中央部の階段を下った先にあります。
圧迫感はそこまでですが、列車よりは狭いと感じるもの。
使用する時には扉のロックを掛ける必要があります。これが結構硬くなっていました。
21:10 水戸駅 発
水戸駅を出発しまして、これから懲役10時間の夜の始まりです。
駅を出て右手には、スネークキューブのような塔が紫色に光っています。
こちらは水戸美術館のシンボルタワー、水戸市市制100周年を記念して高さ100m、86m地点には展望台もあるのです。
21:24 大工町 発
スーパーホテル水戸が近くにあって、目印になるかと思います。
21:39 大塚 発
セブンイレブン水戸インター店の近くです。
そのすぐ先にあります、水戸ICより常磐自動車道に入りました。
22:01石岡 発
高速道路上に接したタイプのバス停です。
土浦北ICで再び一般道へ降りてきました。
常磐線の土浦運輸区あたりと直交します。
土浦駅には特急E657系が停車中。
駅前ロータリー内をクネクネ曲がりながら所定のバス停に停車します。
22:24土浦駅東口 発
大きな街の中心部ですから、利用者さんいらっしゃると思いましたが、乗車無し。やはり東京まで出て安い夜行バスに乗る人が多そうです。
内陸部へ走りますと地下鉄のような入口の、つくばエクスプレスつくば駅が見られました。
大きなショッピングセンターも目立ちまして、かなり栄えている印象です。
駅とバスセンターが一体的に交通ターミナルとして整備されています。
バスセンターには筑波大学行きのJRバス関東が到着するところでした。
つくばは学研都市として非常に有名、新しく作り上げた街であることを感じさせられます。
ここでお客さんがそろったので、放送による案内。
途中休憩は無く、停車するのは乗務員交代によるものだと説明されます。
水戸駅より先で増えるかとも思っていましたが、流動の大きな日曜としては乗車率がかなり低めで、お客さんは7,8人程でした。
22:53つくばセンター 発
そんな少々少ないお客さんを乗せて、関西を目指し始めます。
23:00 並木大橋 発
一瞬停車しましたが、すぐに出発です。
桜土浦ICより再び常磐自動車道を走り始めます。
高速道路に乗った段階で、車内は完全消灯です。
千葉県から埼玉県に入りまして、美郷JCTで常磐自動車道は終わり。
東京スカイツリのライトアップを中心に、荒川を渡っていきます。
東京駅に集まっていくたくさんの線路と交差したのち、東海道の区間へ。
0:30、EXPASA海老名にて10分ほど停車しました。ここで乗務員さんの交代が行われます。
それでは、そろそろおやすみなさい…。
おはようございます。
京都東ICより一般道へ降りてきました。5:50頃、朝の放送が流れて起こされます。
東海道新幹線、近鉄京都線の高架下をくぐります。
都市計画が進められたことで、京都駅前には新しい建物が立ち並ぶようになりました。
06:16 京都駅八条口 着
ここで半分ほどのお客さんが降りていかれます。
東寺の五重塔の横を走っていきます。
鉄道の高架からも見えますが、やっぱり近くで見られるのは良いですね。
そして京都を代表する川、鴨川を渡ってさらに南下。
京都南ICより、名神高速道路を走り始めます。
阪神高速は大阪国際空港へ分岐します。
バスはこのまま堺方面、豊中料金所を通りました。
淀川を渡りまして、大阪の中心部へ。
朝日新聞大阪本社など高いビルが立ち並ぶようになりました。
淀屋橋周辺には多くの役所が集まります。
手前にあるのが日銀大阪支店、その奥が旧支店です。
更に行政の中枢を担う大阪市役所。
ドーム状屋根が特徴的なのは大阪府立中之島図書館。
そのお隣には東京駅と似た色合いの大阪市中央公会堂が建っています。
オシャレな阪急梅田駅の奥には、大阪駅の大屋根が見られました。
07:12 大阪駅前(地下鉄東梅田駅) 着
バスはその近くのバス停に停車します。
その後は御堂筋を南下し続けます。
心斎橋PARCO、大丸百貨店といった高級志向のある建物が立ち並んでいました。
その奥にあるのが、グリコ看板が有名な道頓堀。こちらは一転して俗感が感じられますね。
南海・近鉄のなんば駅を横目に、右へカーブします。
目指すのはOCAT大阪シティエアターミナル。距離的に言えば、JR難波駅が一番近い駅です。
各地からのバスが続々集まっておりまして、バスターミナル周辺で見られる朝の光景が広がります。
ここまで10時間休憩無しで乗ってみて、確かにつらいなと感じました。
夜行バスに乗る時、途中休憩で一度も外に出ないことは結構あります。しかし、強制されるか選択できるかは違うということがよく分かりました。
夜行バスに乗りなれている方なら大丈夫でしょうが、初心者はちょっと控えたほうが良さそうです。
07:32 OCATなんば 着
今回もご覧いただき、ありがとうございました。
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