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【AIRDO協力ポケモンイルミネーション】ADO女満別〜羽田アクセス中の寄り道

2023年2月15日

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網走刑務所からの出所者がまっすぐ歩むことを願って掛けられたと言い伝えがある、縦書きの網走駅。

鉄道しか足が無かった頃は、全ての人にとってこの駅が起点でした。

しかし気軽に飛行機が使えるようになった今、網走から道外へはほとんどの方が女満別空港を利用します。

 

僕も今日は女満別空港から脱北しようと思うところ。網走駅からであれば、すき家のバス停から女満別空港行きの網走バスが便利です。

 

すんなり空港へ行けば良いものを、女満別空港の位置する大空町にて、イルミネーションイベントが行われていると聞きつけました。

「コンコンロコン冬のおおぞらイルミネーション」、会場は「道の駅メルヘンの丘めまんべつ」です。

 

しかも今回利用するAIRDOも、この取り組みに事業協力しているとのこと。これはぜひ紹介したいと思い、寄り道してみることにしました。

北海道を離れる前にちょっとしたロマンティック気分を味わいましょう。



まずは網走駅からJR石北本線に乗車。

16:15発の留辺蘂るべしべ行き普通列車です。パイでも投げつけられたかのような真っ白な顔、ここまで来るだけでどれだけ厳しい環境だったのか伺い知れます。

 

凍った水面上に雪が降り積もる、網走湖の横を通過。

 

呼人駅では遅れている特急大雪と行き違いました。

こちら183系気動車は2023年春で引退が決まっており、赤とオレンジの復刻塗装は1編成だけで非常に珍しいです。

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網走駅から2駅、降り立った女満別駅は定刻16:35の到着です。下校時間に重なり、高校生の生徒さんも20人くらい下車されました。

 

図書館や喫茶店が入居した大きな建物で、デザインもメルヘンチックです。特急列車も停まる大空町の中心駅として位置づけられます。



道の駅メルヘンの丘めまんべつまでは歩いて20分ほど。

建物も輝いていますが、その一角で「コンコンロコン冬のおおぞらイルミネーション」が開かれています。

イルミネーションは2023年2月4日から3月5日の16:00〜21:00に楽しめまして、17:00には点灯式が行われるそうです。列車が定刻通り着けば、点灯式にギリギリ間に合うかもしれません。

 

メインは「北海道だいすき発見隊」にも任命された、隊長のアローラロコン(左)と副隊長ロコン(右)に迎えられるこちらのアーチ。

 

並べられたファンシーなポケモンたちは、冬の星座のプラネタリウムみたいです。

 

AIRDOは2021年12月からラッピング機材・ロコンジェット北海道を運行しており、AIRDO・ポケモン・北海道3者による連携が図られています。

このような深い関わりがある中で、女満別空港が位置する大空町主催の観光振興に協力する形です。

 

全国各地の自治体には、ポケふたと呼ばれるポケモンデザインのマンホールが設置されています。

それらは北海道内でも沢山見られまして、ここで輝いているのは道内のポケふたに選ばれているポケモンたちです。

 

ポケふたは大空町にも設置されていまして、女満別駅前広場にありました。

 

かなり訪れにくい地域にも位置するのですが、ぜひ近くへお越しの際は探してみてください。

 

「コンコンロコン冬のおおぞらイルミネーション」公式サイトはこちら



道の駅には網走バスのバス停「女満別高校」があります。

網走〜女満別空港を結ぶ路線が、途中ここを経由しているということです。

 

当然ながら、飛行機のダイヤにもちゃんと接続しています。今回搭乗するAIRDO羽田便には、18:04発に乗ればぴったりです。

運行日に注意が必要ですが、17:39発も便利。寒すぎるので乗れるなら絶対早い便に乗った方が良いと思います。



ほんの10分で終点の女満別空港に到着しました。

女満別高校前から女満別空港のバス運賃は310円です。

網走駅前から女満別空港でこのバスを利用すると、920円

一方で今回のルートでは、JR網走駅〜女満別駅の440円と合わせて750円のため、今回の方が料金は安いです。

ただし本当に安さだけを求めるなら、JR石北本線で網走駅から西女満別駅が540円。空港まで徒歩25分で到達できます。

 

女満別空港は地方空港でありながら、ANA・JAL・AIRDO・Peachが就航。羽田・丘珠・関西のほか夏には伊丹・中部にも路線があるかなり大きな空港です。

 

今回は25歳以下当日限定の、DOユース25を利用したため空港で搭乗券を購入。女満別〜羽田が11,670円でした。

一方でほぼ満席状態となっており、3列座席の真ん中となりました。女満別〜羽田は1日3便運行されていますが、やはり夜帰れる便は人気です。

 

保安検査場も優先的に通過するレベルになり、そのまますぐに搭乗口へ。

 

ブログ記事の構成的にロコンジェットを期待したいところですが、機材が大型のB767-300のため、新千歳や旭川などもっと需要の大きな区間で採用されます。

ここでは小型のB737-700なので、通常の塗装機材です。

 

外は雪の舞う-11℃の世界、いつも通りなんでしょうけど、ここから飛べる凄さを感じます。

 

緊急脱出時にお客さん目が暗さに慣れているよう、夜間のフライトは機内が少し暗くなります。

 

雪が青く照らされる中、滑走路をぐんぐん加速して北の大地を飛び立ちました。



AIRDOといえば、機内サービスにも北海道色が及んでいます。

ブレンドコーヒーも北海道由来と案内がありますが、やっぱり人気なのがスープです。

 

全人類がスープを選んでいまして、今日はほたてスープでした。ほたては年中取ることができ、春夏秋冬全てが旬とのこと。その上で持続可能な漁業としてMSC認証を受けていると説明されていました。

香辛料のようなピリピリさもあり、超高級な出汁が取られています。

 

20:30ごろに郡山上空、程なくしてシートベルト着用サインが点灯しました。

 

いつの間にか関東地方の光が見えてきて、特に景色の見えない夜のフライトはまるで瞬間移動です。

 

東京湾アクアラインはまもなく羽田空港の目印。真っ暗な海に一筋伸びる光のラインは、まさに滑走路の案内灯です。



21時ちょうど、東京国際空港に着陸しました。

10日間に及ぶ真冬の北海道旅。極寒の中イルミネーションを見て、そのまま北海道の翼へという素晴らしい締めでした。

ぜひ女満別空港から飛ばれる際の参考にして頂けたらと思います。

 

この旅で訪れた、北海道の地方を主とした記事が増えますが、ぜひこちらもお楽しみ頂けたら嬉しいです。

 

今回もご覧いただき、ありがとうございました。

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