【広島うれしート】岩国〜広島にも指定席デビュー！時刻・料金・利用方法は？

2023年10月、奈良〜大阪の快速列車に導入された、有料座席うれしート。

一番後ろの車両半分をのれんで仕切り、指定席の区画にすることで着席保証をするサービスです。

平日朝の大和路快速3本と直通快速4本から始まったのが、2024年3月からは土休日の大和路快速3本と直通快速2本に増えました。

2024年10月からは、奈良線(奈良〜京都)、JR神戸線(網干・姫路〜大阪)、さらに山陽本線広島エリア(岩国〜広島)にも拡大！

予想外にも広島地区で導入された、有料座席サービス。サービス概要や乗車方法について、ご紹介します。

広島地区のうれしートは岩国→広島で、平日朝1本と土休日夕方2本設定されています。

各駅の発車時刻は以下の通りです。

[平日]

[土休日]

追加で通用な指定席料金は、みどりの窓口やみどりの券売機で購入した場合、530円。

JR西日本インターネット予約サイト「e5489」で、チケットレス指定券の場合、300円です。

今回は岩国駅より、快速シティライナー広島行きに乗ってみます。

快速うれしートでは「Rシティライナー4号」として発売されている便です。

列車は3番線ホームに停車中。

発車標では停車駅のほか、最後部車両後ろよりは指定席が必要との案内が流れていました。一方で放送などでの案内はありません。

広島地区のうれしートは2種類、平日の通勤ライナーと土休日のシティライナーがあります。

乗車位置もそれぞれ異なっており、平日の場合はホーム中ほど。青い乗車位置案内から乗ります。

一方で、土休日の場合は奥へ進んでホーム端です。

こちらは赤い乗車位置案内になっています。

奈良で乗った時よりも乗車位置案内が大きく、かなり目立っていて分かりやすいです。

一番後ろの扉から乗車します。

指定席「うれしート」と通常座席は、のれんで区切られています。

このほか、一番後ろの窓には「うれしート」のシールを貼っての案内です。

こちらが車両中央に設置されている「のれん」。中央に赤色で「有料エリア」の文言が書かれています。

奈良で使われているのがこちら。文言の追加でより分かりやすくなりました。

網棚部分に貼ってある座席番号に従って、指定券やチケットレス指定券の座席に座ります。

座席に関しては、通常座席と全く同じ。

うれしートの料金は、あくまで着席できることに対するものです。

4A〜4D、5A〜5D席に関しては、対面座席のボックスシート。

特に5A〜5D席は進行方向逆向きとなります。

16:39、岩国駅を出発しました。

この時点では通常座席も空いており、特にうれしートを利用する必要性は低そう。

今日は運行初日の為うれしート区画も半分くらい埋まっていましたが、普段なら岩国から乗る人は少なそうです。

自動放送が流れた後、車掌さんによって有料座席うれしートの案内が行われます。

その後、英語自動音声での「うれしート」案内がされました。

大野浦駅からお客さんが増え始めましたが、編成端であるこの車両はまだ空席があるレベルです。

各駅停車でしたが、この先駅を通過していきます。

16:59 宮島口駅 着

宮島口駅から広島駅は、観光客や外国人の方で混雑する区間です。宮島口駅から乗車するなら、土休日のうれしートも利用価値が高いように思います。

宮島口から、うれしートの座席は20席中13席埋まっていました。

ここで再び、日本語と英語両方でうれしートの案内放送が行われます。

17:08 五日市駅 発

快速うれしートの着席保証がされている区間は、平日の場合は五日市駅までです。引き続き座席に座っていられますが、うれしートだった有料エリアも通常座席となります。

例えば、窓側に座っていて通路側が空いていたとしても、五日市駅から先は通常座席から座りに来る方もいらっしゃるかもしれないということです。

土休日の場合は、終点の広島駅まで着席保証がされています。

大和路快速でも同様に、途中の天王寺駅から有料エリアが通常座席になります。

17:16 横川駅 着

割とここで降りる方もいらっしゃって、横川〜広島の方がやや空いています。

17:20 広島駅 着

岩国駅から41分で、終点の広島駅に到着です。

広島駅に到着後、この列車は回送列車となります。

車掌さんによって、うれしートののれんが外されました。

このほか、窓に貼られていたシールも外されます。

土休日夕方の快速シティライナーに関しては、そこまで混雑は見られませんでした。うれしートを利用するのが効果的なのは、宮島口駅から先に限られそうです。

あとは、平日朝の快速通勤ライナーの混雑と、うれしートの利用が気になるところ。こちらも認知がある程度広まった頃、様子を見てみたいと思います。

今回もご覧いただき、ありがとうございました。