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JR西日本は特急やくもについて、新型特急273系を投入すると発表しました。
投入車両は44両(4 両×11 編成)、車両デザインなどについては今の所未定です。
今日は雪の吹雪く、出雲市駅にやってきました。岡山から出発する特急やくもの終着駅です。
今日は最後まで残った国鉄型電車特急381系に乗車して、273系との違いを見ていきたいと思います。
出雲市駅には381系やくもが停車中です。
かつて多くの特急列車がこの顔をしていましたが、今では特急やくもだけです。
立体的なエンブレムに、昔ながらのヘッドマーク。
今では死語となったL特急の表記も残されています。
特急やくもは2010年に全車両がリニューアルされ、ゆったりやくもとなりました。
そのため車内に国鉄っぽさはあまり残されていません。
普通席は2+2の座席配列、JR西日本標準の座席です。
ただし、6B,Cだけは通路側の1席ずつとなっています。
現行車両でも座席は十分快適、リクライニングもかなり倒れます。
ただし座席リニューアルのために窓枠が合っていないところもあります。
新型車両では座席間隔の拡大、座り心地を改善した座席の採用がされるとのことです。
また時代のニーズに合わせ、車内 Wi-Fi、全席コンセント、大型荷物スペースの設置がなされます。
こちらはデッキ、ゴミ箱などには国鉄っぽい雰囲気が残されていました。
列車の低重心化のため、扉部分や貫通扉がスロープになっています。
お手洗いは洋式で、一般的な特急列車程度の利便性は確保済みです。
新型車両では、車椅子スペースの拡大、多目的室の設置など幅広いご利用層を意識した設備の充実がなされます。
おそらく多目的トイレも設置されるでしょう。
洗面台は3面鏡のようになっています。
また、ここにはエチケット袋も設置。
381系やくもは酔うことでも知られているため、列車では珍しくこのようなものがあるのです。
このエチケット袋のおかげが、特急やくもといえば酔う振り子というイメージがついています。
これは、車窓から見た傾く時と、車体が実際に傾く時の時間差のズレが生まれているためです。
最新の振り子車両は車体を強制的に傾けますが、381系は遠心力に任せているからです。
新型車両では、新たに開発・実用化した、国内初となる「車上型の制御付自然振り子方式」による乗り心地の向上が図られます。
この振り子方式は、『車上の曲線データと走行地点のデータを連続して照合し、適切なタイミングで車体を傾斜させる(当社、鉄道総合技術研究所、川崎車両の共同開発)』ものです。
この他、
・防犯カメラの設置による車内セキュリティ向上
・車体の衝突安全対策、機器の二重系化等
・よりエネルギー変換効率に優れた VVVF 制御装置、LED 照明等による省エネ化
・空気清浄機の搭載、抗菌・抗ウイルス加工による安心した車内環境づくり
が詰め込まれます。
今回の乗車記についてはYouTube版で公開しています。ブログ記事とは内容異なります。
普通席とグリーン席両方に乗車した、大雪の中の旅行です。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。
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