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【いきなり誕生した乗換駅】立体交差の新駅・長者原駅を訪問[史上最長片道切符の旅(19)]
【今回のルート】宇美〜小倉 前回は廃止された勝田線の終着駅、筑前勝田駅まで行きました。 香椎線の終着駅で勝田線と乗り換えもできた、宇美駅からルート再開です。 ...
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九州島内をぐるぐる周っていた史上最長片道切符の旅、いよいよ本州へ渡ります。
小倉駅より山陽本線に乗車しまして、門司駅に到着しました。
駅名標には九州の玄関口であることを示すイラストが描かれています。
現在では山陽新幹線が開通し、小倉駅の方がそのイメージが強いです。
九州島内の電化方式は基本的に交流、この先で直流に電化方式が切り替わるため、停車中に電気が一度消えます。
それではいよいよ海底を潜り、関門トンネルへ。本州に入ります。
トンネルを出まして、出口の先には山口県下関市が広がっています。
いよいよ一番鉄路が集結している、本州の旅の始まりです。
1730 下関駅 着
山口県で一番大きな下関市、関門海峡を越えた北九州市どの結びつきが強いです。
1734 下関駅 発
宇部線へ直通する黄色の山陽本線に乗車。これこそ山陽本線と言うような列車です。
幡生駅を過ぎると日本一の在来線、山陰本線が北へ分かれていきました。
1807 厚狭駅 着
こだま号のみ停車ですが、山陽新幹線も停まる山陽小野田市の駅です。
1814 厚狭駅 発
ここからは美祢線に乗り換え。キハ120による運行のローカル線ですが、幹線として登録されています。
これはかつて石灰石などの貨物輸送が多かったため。
1972年頃には1日38本運行されていたのですが、2009年には1日1本だけ残った列車が廃止されました。
現在では美祢から宇部まで31.94kmに及ぶ宇部興産専用道路が開通しており、石灰石輸送の役割はトラックに移っています。
美祢駅も無人化されまして、貨物輸送を失った今ではかなり寂しげです。
長門湯本駅周辺は温泉郷となっておりまして、暖かな光の旅館が立ち並びます。
2022年7月1日からは西鉄バスにより、新たな高速バス「福岡~長門湯本温泉線」が博多バスターミナル~道の駅センザキッチン(仙崎)で運行を開始します。
1917 長門市駅 着
駅名標にも取り入れられている観光列車〇〇のはなし。下関から山陰本線経由で東萩までを結びます。
長門市は各方面へ運転系統が分かれるターミナルとして機能する駅です。
小ぢんまりとしたコンクリート駅舎ですが、駅前には機関車の車輪が置かれています。
ここからは山陰本線に乗り換えまして、たらこ色のキハ40に乗車します。
列車に乗り込んで出発を待っていましたら、不穏な放送が。
長門市駅近くの踏切に車がハマってしまい、列車が動けなくなってしまったとのことです。
駅からも車乗っ様子が見られ、復旧にも時間がかかりそう。代行タクシーの手配をすることになりました。
というわけでやってきました。高校生の生徒さんによぉ!とイジられながら乗り込みます(笑)
ローカル線の乗客は高校生ばかりで、完全にアウェーなんですよねぇ。
19:45発だったところ、35分遅れで長門市駅を出発します。
遠くに僅かな光を見ながら、真っ暗な日本海沿いを走っていきました。
途中の駅では乗客がいるかどうか、運転士さんが毎度降りて確認しに行きます。
21時過ぎ、萩駅でほとんどのお客さんが下車。
萩市観光の拠点はお隣の東萩駅でして、中心駅もこちらで登録されています。
高校生も東萩で全員降りてしまい、車内には誰もいません。
4630万円で今話題の阿武町に入り、21:50頃中間地点の木与駅に停車中。
いつの間にかずっと眠っており、終点の益田駅で運転士さんに起こされました。
島根県最西端のまちに降り立ちまして、中々のところですね。
この日はカプセルホテルのアネックス益田に宿泊。
正直益田にこういうホテルがあるとは思っていませんでしたが、かなり便利に使わせてもらいます。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。
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【切符の経路ミス!?】国鉄列車を乗り継いで、山口・広島を東へ[史上最長片道切符の旅(21)]
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