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どう見てもグリーン車でしょ…。京阪特急のダブルデッカーが素晴らしすぎた

2021年4月6日

 

今日は祇園四条駅に来ています。

これから乗車するのは京阪の特急列車です。

 

京阪特急で一番豪華な車両といえばプレミアムカー。

しかし赤色の8000系電車にはそれに負けない車両が存在します。

 

それがこちら、ダブルデッカー2階建ての車両です。

 

扉は2つしかなく、それぞれの階段から上り下りすることになります。

列車に乗り込んだ瞬間、まずは驚きの感情が一番です。

それぞれの階層に向かって階段が作られており、そのデザインもシックなもの。

しかも何が凄いって追加料金は不要なのです。

信じられない気持ちを抑えながら、まずは空いている階下席へ。

こちらには転換クロスシートが並べられています。

京阪の座席は基本的にレベルが高く、ただの転換クロスシートではありません。

 

普通座席ですら背中の形に合わせて丸みを帯びているこの形。

体にフィットする感覚がたまらないのです。

 

階下席で一番面白いのは、窓枠とホームの高さが全く同じになること。

普通と違った景色を見られるというのは新鮮に感じます。

 

通路と座席があるところには段差が作られています。

おそらく床下の関係なのかなとも思いますが、JR東海の特急列車並みの高級感です。

 

また普通車の転換クロスシートのひじ掛けは枠だけというのが普通ですが、こちらはまるでインアームテーブルが入っていそうです。



それでは続いて階上の方へ行ってみましょう。

2階建ての場合、多くの人は高い方を選ぶのではないでしょうか。

 

実際こちらも席が多く埋まっているのは上の方でした。

 

海上で一番良い所は、高い場所から景色を眺められることです。

 

この時はラッシュの時間帯ではありませんでしたが、ホームに多く人がいたらちょっとした優越感に浸れるかもしれません。

 

2階の方は通路から段差をつける必要がありません。

しかしその部分は絨毯のようなデザインになっており、高級感を彷彿させます。

 

そんな高級感あふれる列車は高架線を走り、京阪の車両基地を眼下に見せてくれます。

 

さて、2階を堪能したところで、元の席に戻ることにしましょう。



こうして見てみると、この車両に乗り込んだ初見の人は間違いなく、追加料金が必要だと勘違いするでしょう。

首都圏であれば普通列車グリーン料金を徴収してもおかしくないレベル。

テーブルが無いことなどを勘案しても、ライナー料金くらいは妥当です。

 

個人的には階下席の方が間接照明などのデザインからも煌びやかさが感じられて好みでした。

 

また、2階の上から見下ろす景色より、普通であれば見られない下からの景色の方が、見ていて面白いものです。

 

樟葉駅からは多くのお客さんが乗って来ました。

ダブルデッカーは多くの人を一度に輸送できますが、乗降に時間がかかるというデメリットもあります。

 

しかしダブルデッカーがあるのは1両のみ。つまり乗降に時間がかかるというデメリットが浮き彫りになってしまう形になっています。

 

それでもダブルデッカーを走らせているのは、これが京阪のブランドを維持しているからのようにも思います。

 

それぞれの色がある関西の私鉄路線ですが、この京阪は非常に快適な座席がウリ。

そのシンボルとして活躍し続けるこの車両に乗って、楽しんでみてください。

 

今回もご覧いただき、ありがとうございました。

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