【期間限定】閉鎖されていた『こだま』レールスターの個室に乗車[サロンカーなにわ城崎(6)]

大阪コロナホテルに宿泊し、朝を迎えました。

セブンイレブンで購入したひのとりコーヒーと、ドーナツの朝ごはんです。

今回は4人で山陽新幹線こだまの個室に乗車します。

こちらの700系レールスターには普通個室が備え付けられています。現代の新幹線では唯一の個室です。

これまでレールスターの個室はひかり号として運行される時のみ個室が使用でき、こだま号の運用時には業務用として閉鎖されていました。
しかし、新型ウイルスの感染拡大防止のため、11月30日までの期間限定で一部のこだま号の7,8号車を指定席にするとともに、普通個室が開放されるようになったのです。

今回はこだま号のレールスター個室の様子をご紹介します。

個室があるのは8号車の先端側です。4室の4人用個室が2つずつあり、奥には座席が並びます。

中はこんな感じ。中央に大きなテーブルが置かれ、対面するボックスシートのような形です。
こちらの個室は4人用で、基本的には3人以上でないと利用することが出来ません。

テーブルにはシェードランプがあって、異色の空間を演出しています。

ライトの下にはスイッチがついていて、電気を消すことができます。奥側にあるのは2口のコンセントです。

消すことができるのはテーブルのライトだけではなく天井も可能となっています。
特に夜間、眠りたい時などはこの機能は良さそうですね。

また、通風孔の形も通常の座席部分とは異なっていて、4人それぞれに風が当たるようになっています。
これをわざわざ作るとは気合が入ってますよ。

この座席はドアもついていて個室にはなっていますが、上の方に隙間があるので完全に密閉されているわけではありません。
そのため、あまりに大声で騒ぐと座席の方に音が行きますから、気をつけないといけないですね。

この座席は背面が壁に作りつけられているものの、リクライニングの機構はあります。

元々座面が手前にありますが…

リクライニングによって前へせり出し、背もたれも斜めになるのです。

7:39、新大阪駅を発車。

猫舌のためにまだ飲めていないひのとりコーヒーとともに、個室の旅を楽しみます。

新大阪駅を出てからしばらくはおなじみのトンネルばかり。トンネルの切れ目にある新神戸駅からは1グループ、個室を利用するお客さんがやってきました。

各駅に停車し続けて8:14、姫路駅に到着です。

今回の乗車は35分と流石に短く、個室にはもう少し長い区間で乗りたいものですが、グループでのひとときを楽しめたのは良かったです。

このこだま号は新大阪から博多駅まですべての駅に停車します。所要時間は3時間56分です。
4時間近く個室にいられるというのは非常に大きな魅力になります。

こだまでの個室開放は11月30日で終了となる予定ですが、延長されることを期待したいと思います。
意外と利用している方もいらっしゃるので今後も使えると良いですね。

2人の方は姫路駅での名物、駅そばを食べていらっしゃいました。もう朝ごはんを食べてしまったのでここはスルー。

停止位置目標が絶妙なところにかぶってしまいましたが、播但線の103系など撮影していました。

帰りはAシートで大阪へ戻ります。朝の通勤時間帯に乗車したのは初めてでしたが、結構利用する方多いですね。2名がけが全部埋まるくらいの乗車率でした。

座席はちょうどドアが埋められたところで通常だと窓枠が合わないのですが、座席を回転させるとぴったりです。

入線するときは忘れていたのですが、Aシートのついた新快速には新快速50周年記念のヘッドマークシールがついています。掲示期間は2021年3月末までです。

今回もご覧いただき、ありがとうございました。

同行した方の動画