本日は大府市、共和駅にやってきました。
この駅は東海道本線の快速列車が停車する駅です。
そのお隣には同じ大府市の中心駅、大府駅があって、こちらはひとつ上の新快速も停まります。
そんな快速列車が停車する隣同士の駅、大府〜共和には新駅の計画があります。
列車に乗って車窓に注目していると、何やら駅のロータリーらしきものが見える場所があります。まさに駅の構造から駅舎だけを取り除いたみたいな感じです。
今回はそんな不思議な空間が広がる場所に行ってみることにしました。
当然その場所に列車は停まりませんので、そこまで歩いていくことにします。
通るのは東海道本線と並行しながらも、少し離れた県道50号線。
東海道本線の真横をずっと歩いていると建物にぶつかってしまうので、広い道を歩いていたほうが良いです。
共和駅から1.5km、右側を見てみるとポッカリと建物がなくなる場所が広がっていました。
これこそが今回のお目当ての場所です。
新駅は橋上駅舎、コンコースから階段やエレベーターが降ろされる構造になると見越しているはずです。
線路から駅前方向を見てみると、どう見ても駅のロータリーですよね。
ロータリーへ入っていく入り口部分には、大府市のコミュニティバスの追分町六丁目バス停がありました。
道路に円く囲まれた真ん中の芝生部分には、駅前によく見られるような自治体のPR看板。
ちなみにウェルネスバレーとは『あいち健康の森公園』と周辺のことを言います。
線路を挟んだ向かい側にも同じ様な看板がありました。あちらにもロータリーの構造が見られますから、向こうへ回り込んでいくことにしましょう。
反対側へ回るにはかなりの大回りを強いられます。
線路を乗り越える道路から東海道本線を見下ろします。2本の線路の隣にはJRの敷地がありますが、こちらは貨物線が敷設される予定だった用地です。
東側のロードサイド店舗が並ぶ様子とは一転して、西側は一軒家の住宅地が広がる景色です。
しかし少し離れたところにはショッピングセンターも有り、お店の機能はあっちに集中しているのでしょう。
西口側に到着しました。
こちらの方が空間が広く空いている印象があります。
駅前には一軒家が立ち並んでいて、もし駅ができたら利便性が高すぎそうです。
こちらについても歩道部分が広くとられており、駅舎を作るだけのスペースがありました。
新駅想定地の周辺はご覧いただいたとおり多くのお店や住宅が立ち並んでおり、決して栄えていないわけでは有りません。
しかし共和駅から1.6kmしか無いため、結局共和駅の利用者を吸い取る形となってしまいます。
恐らくこれからもここに駅はできず、不思議なロータリーが存在するという光景はずっと続きそうです。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。