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【徹底解説】マリンライナー指定席・グリーン・パノラマ全部乗って比較[岡山〜高松]
ここは鉄道の大ターミナル、岡山駅です。 山陽本線の大きな駅というだけでなく、山陰、四国各都市への特急の分岐点となっています。 その中に、快速列車でありながら特急並みの地位の ...
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今夜は高松駅から寝台特急サンライズ瀬戸で、東京へ向かいます。
サンライズ瀬戸号は20:55頃に高松駅へ入線してくれるので、結構車内に早くからいられるのが良いですね。
今回は初めてA寝台個室シングルデラックスを利用します。
11号車はシングルデラックスと、サンライズツインの車両です。
シングルデラックスはサンライズ号で最も格の高い部屋。通路が片側に寄っていて、お部屋の面積が広く取られます。
中に入りますと、まずはその広さに驚かされます。
広いベッドに洗面台が並んでおりまして、なかなか贅沢な空間の使い方です。
また、作業もできる机に椅子も備えられていました。
かつてはテレビもあったそうなのですが、撤去されています。一説にはNHKの受信料が高かったためだとか。
また、布団についてもA寝台とB寝台は異なります。
B寝台は毛布にシーツを被せただけなのですが、A寝台は羽毛布団です。
JR四国では駅停車中に車掌さんが検札にいらっしゃいます。
そしてA寝台の人にはアメニティを渡してもらえます。
袋の中身はこちら。
JRセッケンや歯ブラシの他、充実しすぎているほどです。
21:26 高松駅 発
列車は静かに街の中を走り始めます。
その頃ちょうど、マトリョーシカさんと夕食を食べていました。椅子とベッドがあるので、2人でも十分空間を使えるというのが利点です。
ただし、このときマトリョーシカさんが利用しているのはB寝台。普通車のお客さんがグリーン車に立ち入っているのと同じことなので、予め車掌さんに話しておく必要があります。
坂出駅を出発すると、瀬戸大橋を渡っていきます。
香川県を離れていくところで見られる工場の景色は、肉眼でないと良さが分からないので、ぜひ実際に乗って見てみてください。
22:23 岡山駅 着
サンライズ瀬戸号はここで山陰地方からのサンライズ出雲号と連結作業が行われます。
そのため、このように大きく口を開けて待っているところでした。
この日はサンライズ出雲号が雪のため、10分ほど遅れて到着しました。連結作業を終えるとすぐに発車へ向かうので、列車内へ戻ります。
真っ暗な山陽本線を走っているところ。JR西日本は普段はしないのですが、お休み放送を行っていました。
それまで10分遅れている意外は、いつも通り走っていたサンライズ号。
しかし、通常は停まらない相生駅に停車しました。
ホーム上では駅員さんもウロウロ。どれだけ時間が経っても動かないので、明らかにこの先で何かあったようです。
1:02
ようやく23:47着の普通列車播州赤穂行きが、相生駅に到着しました。
1:11
続きまして終電の0:28着の、普通列車上郡行きが到着です。
それまでインターネット上にも情報がなかったのですが、どうやら貨物列車の機関車が故障して、立ち往生してしまったようです。
2:30
列車は少しだけ動き出しまして、かなりゆっくりとしたスピードで大幹線・山陽本線を走っていきます。
03:08
急ブレーキをかけて、網干駅に停車します。
近くにある大きな車両基地には、新快速電車などが眠っているところです。
3:18
姫路駅に到着、ホームは凄く明るいままですが、お客さんはいらっしゃらない様子でした。
3:44
明石海峡大橋近くを走行中。
ライトアップは0時で終わりですが、塔に3つの小さなライトが点滅しているのが分かります。
3:56 三ノ宮駅
ようやく東海道本線へと入ってきました。定刻なら、浜松を過ぎていなければならない時間です。
高速道路がビルの中を突き刺さることでも有名な、梅田の中心部を走っているところ。
下りのサンライズ号とすれ違いました。
大阪駅に到着してずっと停車しているので、車内に備えられているシャワーに入ることにしました。
A寝台のお客さんには専用のシャワーカードが渡されます。タオルについてもアメニティセットに入っていますが、今回は自分で持ってきました。
シャワー室はサンライズ瀬戸・出雲号にそれぞれ1室、そしてA寝台個室用がそれぞれ1室あります。
A寝台でないお客さんは、330円のシャワーカードを購入しなければなりません。
シャワー室内はご覧の通り、脱衣所もあって清潔感も保たれていました。
このシャワーカードの裏にはA個室用と書いてあります。
このカードを差込口に投入。黒い3つの四角印がついて、使用済として返ってきます。
『シャワーをご利用いただけます』という緑色のランプに変わりました。
この後に扉の鍵を開けてしまうと使えなくなってしまうので、注意が必要です。
シャワーは6分間お湯を使えます。
緑色のボタンを押せばお湯が出てきて、赤色を押せば止まります。その間はタイマーのカウントダウンも止まるので、使わない時は止めておくのが安心です。
使い終わった後はシャワールーム洗浄ボタンを押します。水と風によって洗浄がされるという仕組みです。
結構風が弱いですがドライヤーもあるので、なんとかして乾かしましょう。
室内の設備については、A寝台用も通常のシャワールームも変わりありません。
シャワーを浴びているところで、サンライズ瀬戸・出雲号は新大阪駅で運転を打ち切るという放送が流れました。
早朝5時を過ぎても大阪駅にいるのですから、予想はできたことですね。
サンライズ号は大阪駅から利用される方も多くいらっしゃいます。
そのような方は近くのホテルグランヴィア大阪に泊まっているそうです。
5:30 新大阪駅 着
この後東京へ向かう方は、東海道新幹線に振替となりました。
寝台料金の払い戻しについて、『寝台料金は遅れによる払いもどしはありませんが、朝6時まで寝台をご利用された場合を除き、途中駅での運転取り止め等により一部区間でもご利用できなかった場合は、その全額を払いもどしいたします。』というルールがあります。
今回は6時より前に列車外へ出されたため、寝台券も返金されます。
さて、ほとんどの方は東海道新幹線で東京方面へ向かうのですが、今回は定刻通りに東京に着かなかったため、行く用事が無くなってしまいました。
そこでみどりの窓口の方に相談しまして、無賃送還扱いで高松駅へ戻ることにしました。
これは乗車券を無手数料で払い戻してもらえる上、出発地の高松駅まで無料で返してくれるという制度です。
無賃送還は在来線で来たなら在来線で戻ることになります。
ただし今回は新幹線で戻って良いということでした。
何故か東京方面の切符を携えて、博多方面の新幹線に乗車。
そのまま岡山駅からマリンライナーに乗り換えました。
無賃送還中は途中下車できないので、まっすぐ戻る必要があります。
高松駅に到着しまして、精算窓口で乗車券・特急券・寝台券すべてを現金にて返金してもらいました。
今回は制度上とはいえ、ありがたく寝台特急の旅を無料でさせていただきました。
この感謝の気持ちを胸に、これからも引き続きサンライズ号を利用して行きたいと思います。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。
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