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【普通列車パノラマグリーン】運行短縮されるホームライナー中津川が面白すぎた(ホームライナー瑞浪へ)
こちらは夜の名古屋駅です。 これから乗車するのは中央本線。 中央本線は東京から山梨・長野を経由して名古屋まで至る路線。そして名古屋地区の中央本線には普通列車グリーンが走っています。 このグリーン車とい ...
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名古屋地区の中央本線には、これまで3種類の車両がやってきていました。
JR東海にしては様々な顔を見ることができた路線。
そんな中央西線に新たな顔、315系がデビューします。
昨日の夜から高蔵寺駅にやってきまして、初便に備えていました。
5時ちょうど、シャッターが開けられました。
315系による初便は6:07高蔵寺駅発の列車です。
誰であっても初対面というのは身構えるもの。
それはのぺっとした優しい顔であっても同じです。
まだ見慣れない新たな仲間ですが、2023年度中に名古屋ー中津川は315に統一。段々慣れていくどころか、来年には我が物顔をして走ることになります。
当たり前ですが、ピッカピカの車体。本当に素晴らしいものです。
車体側面のオレンジの主張はかなり強く、ドアの上もオレンジのラインが引かれています。
これまでは札を差し込む方式だった号車表示は、シールで最初から貼られるものに。
ここからも編成を組み替えることは本当に考えられていないことが分かります。
そんな真新しい車体であっても、車番は国鉄型フォントで書かれていました。
LED方向幕は英語と日本語を交互に表示。これまでは英語が小さかったですが、外国人の方にもわかりやすくなりました。
JR東海で初めて弱冷房車が設定されます。この季節では分かりませんが、夏になったらどんなになるのでしょう。
それでは車内に入っていきます。
まず目につくのはドア上の液晶ディスプレイ。首都圏では当たり前となっていますが、JR東海の通勤電車では初めての採用です。
窓はUVカットガラスによって、カーテンレス化。色が青くなっている一方で、日差しが差し込んでスマホの画面が見づらいということはありません。
上部分の窓が開くようになっていまして、今の時代換気が目に見えて可能です。
これまでよりもやや明るめな音を立てながら、高蔵寺駅を発車しました。
自動放送が採用されており、アニメ声的な結構高めの女性の声となっています。
助手席側に窓は無いので以前よりは前面展望が少々見づらいです。しかし、全く見えないわけではないので、許容範囲かと思います。
運転台はデジタルになっております。
車端部には防犯カメラが設置されまして、安心感を確保。
優先席部分の床もオレンジ色になったので、それが分かりやすいです。
全車両1箇所に車いすスペースが設置され、ベビーカーや車椅子の方でも利用しやすくなりました。
1両あたり3箇所にSOSボタンが設置されており、ドア近くの非常ボタンと非常用ドアコックは当然立って使いやすくなっています。
一方で車椅子スペースのSOSボタンとドアコックは、座ったままでも使いやすいよう、下の方につけられています。
お手洗いは全編成(8両中)に1箇所。
車椅子の方でも利用しやすい、バリアフリートイレです。
オムツ替えもできるベビーベッドが備えられています。
椅子は313系ロングシートよりも、腰が出っ張ったような形です。
若干のバネ感によって腰を支えており、N700Sのような硬さがありました。
従来のふわふわ感とは異なります。
315系の台車はHC85と同じ。そのため、乗り心地は非常に良いです。
金山駅・名古屋両駅は乗り換え路線がたくさん。カラフルなアイコンが並びます。
そして、名古屋駅ともなると駅構内の出口案内も充実していました。
名古屋駅ホームでは多くの鉄道ファンに迎えられながら、到着です。
315系に乗ってみて、JR東海が大々的に広告しているだけのことがあると感じました。
ピカピカだからという先入観によるものではなく、長い間利用しやすい、そんな列車だったと思います。
動画なので流れてしまっていますが、神領の車両基地には315系デビューをお祝いする横断幕が掲げられていました。
中央線の顔として、これからの活躍を期待したいです。
【YouTube版はこちら】
今回もご覧いただき、ありがとうございました。