-
暴れ観光列車!揺れがすごすぎる特急指宿のたまて箱に乗車[史上最長片道切符の旅(2)]
枕崎からローカル列車を乗り継いできました、こちらは指宿駅です。 南国らしい駅舎デザインで、良い雰囲気が漂っています。 ここは砂むし温泉で有名な温泉街です。 ここから乗車しますのは鹿児島中 ...
続きを見る
今回のルート
鹿児島中央〜川内
前回は観光特急指宿のたまて箱で、鹿児島中央駅にやって来ました。
ここからは日豊本線の普通列車に乗車します。
お隣の鹿児島駅は最近になって駅舎が綺麗に、市電との乗り換えも便利になりました。
この駅は日豊本線と鹿児島本線の境界駅で、駅名的にも県の中心駅っぽいですが、実際にはかつての西鹿児島駅、鹿児島中央駅です。
錦江湾の向こうにはやや曇ってしまっていますが、桜島が浮かんでいます。
一部の普通列車が通過する竜ヶ水駅では、反対方向の特急列車と行き違いました。
隼人駅で下車しまして、肥薩線に乗り換えます。
隼人駅からはローカル線の旅です。
肥薩線は隼人駅から熊本県八代駅を結ぶ路線です。
令和2年7月豪雨で甚大な被害を受け、吉松から隼人までは復旧の目処も立っていません。
かつて鹿児島本線として活躍した肥薩線。
日豊本線から離れ、山の中を登っていきます。
嘉例川駅はななつ星も停車したほど、人気の駅です。
この駅の木造駅舎はものすごくレトロ、地元の方々に愛され、多くの観光客も訪れます。
-
【ななつ星も停車】明治からの駅舎が残る嘉例川駅【九州一周10】
前回はかつて鹿児島本線と日豊本線の乗換駅であった、吉松駅を訪れました。 吉松駅から普通列車に乗車し、肥薩線で南へ向かいます。 今回ご紹介するのは、JR九州では一番注目されて ...
続きを見る
白い枝が山を彩る冬の景色も良いものです。
それに並ぶ素晴らしい駅舎で知られる大隅横川駅。
ここの柱には米軍による機銃掃射の跡が残されているのです。
-
【廃止されるD&S列車】肥薩線不通で運休していた特急はやとの風 乗車記[年越し2022(3)]
ここは新幹線の終着駅、鹿児島中央駅です。 JR九州はデザイン性に優れた鉄道会社として有名。中でもD&S列車とされる観光列車の先駆者とも言われます。 鹿児島中央駅を発着するD&am ...
続きを見る
吉松駅の一つ手前、栗野駅で下車します。
ここで降りましたのは、栗野駅に乗り換え路線があったからです。
駅の構造は島式ホームが2,3番線で、1番線は駅舎側のはず。
しかし、こちらについては線路が剥がされ、柵が設けられています。
ここから発車していた乗り換え路線、その名も山野線です。
山野線は栗野駅から水俣駅を結んでいた路線。海側を迂回する鹿児島本線をさらに短絡しており、途中にはループ線も設けられていました。
1988年2月1日に廃止された路線です。
山野線は栗野駅から、隼人側の南に向かっていました。
栗野駅の駅舎には、地元の特産品を販売するようなお店が入っています。
湧水町の中心は吉松駅よりも栗野駅側で、徒歩圏内にスーパーマーケット・タイヨーもありました。
山野線を代替する交通として、路線バスが走っています。
本来なら前目経由というのに乗るのが良いのですが、あまりに本数が少ないです。
今回は本城経由にして、そこまで忠実に行くことはしませんが、お許しください。
大口行きのバスに乗車します。
駅名で言えば、薩摩大口駅にあたり、鹿児島県伊佐市です。
国道268号線を走っていると、左手に廃線跡が見えてきます。
平坦な盛り土を見ていると、これは明らかです。
歩行者道らしき木が生い茂り始めた部分が、稲葉崎駅跡。
線路跡が道から離れると、バスは鉄道ではとても登れない急勾配で山を越えます。
右手を見てみると広い敷地が残されており、ここが湯之尾駅跡です。
その先山沿いを進んでおり、廃線跡は離れていきました。
バスは田んぼのどまん中を走り、伊佐市まごし館に乗り入れます。
菱刈駅はその近くにありまして、県道48号線は廃線跡を転用した道路です。
大口に到着しました。
ここには鉄道資料館があるのですが、今回は乗り継ぎがすぐなので、やめておきます。
その代わり、近くの薩摩大口駅跡へ。そこには車掌車が停まっていました。
この駅は山野線の駅というだけでなく、宮之城線も分かれていた分岐駅です。
宮之城線は川内と薩摩大口を結んだ路線になります。1987年1月10日に廃止されました。
ここ薩摩大口駅は3方向へ線路が伸びる路線だったのに、この駅自体が消えてしまったのです。
ここからは宮之城行きのバスに乗車します。
お隣の羽月駅跡のバス停周辺は、駐車場となっていました。
向こうには廃線跡らしき盛り土が続いています。
こちらは薩摩求名駅付近、廃線跡は左側に見られました。
宮之城鉄道記念館に到着しました。
ここはかつて宮之城駅があった場所です。駅舎がそのまま残されている訳ではありませんが、立派な建物が建っています。
ここには宮之城線に限らず、南九州の鉄道の様々な資料が展示されていました。
こちらは廃止直前の宮之城線のダイヤが刻まれたお皿。
一日に6往復以上あって、現代の九州ローカル線と同等ですね。
各駅の写真が描かれた、廃止されるときのきっぷがこちらです。
建物のすぐ横には、宮之城駅跡の石碑が置かれています。
また、道路を挟んでハローワークの駐車場には、生首のSLなどが展示してありました。
ここからは鹿児島交通、川内行きのバスに乗車します。
バスは宮之城の街を抜けていきます。
少し郊外を走っているところですが、そこまで廃線跡は分かりません。
薩摩川内市の市街地では病院などにも乗り入れまして、各地域内での交通を担っていることが分かります。
奥には九州新幹線、肥薩おれんじ鉄道の橋梁が見えており、川内川を渡ります。
川内駅前の通りに入りまして、バスは終点に到着しました。
鹿児島中央駅から川内駅まで、新幹線で1駅。山の中をさまよいながら、この区間を突っ切ってきました。
1日目は鹿児島県内をぐるぐるして終了となります。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。
-
朝7時台に出発するレストラン列車に乗ったら貸切でした…。[おれんじ食堂モーニング乗車記][史上最長片道切符の旅(4)]
今回のルート 川内〜新八代(史上最長片道切符のルートは八代駅まで) おはようございます。早朝5時台の川内駅です。 2004年に九州新幹線(新八代〜鹿児島中央)が開業し、並行 ...
続きを見る