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ここは愛知県西三河の中心地、岡崎です。
今日やってきたのはその代表駅でもある東岡崎駅。
名鉄名古屋本線のすべての列車が停車します。
そんな東岡崎駅には岡ビル百貨店が入居する昭和レトロな駅舎と、2013年に新しく作られた駅舎が隣り合っています。
今回はそんな時代の変遷が一度に感じられる東岡崎駅を見ていきましょう。
まずは地下に設置された中央改札口。
こちらは以前からあった改札で、その名の通り大部分の人はこちらを利用します。
駅員さんもいらっしゃって改札の数も多いです。
一方でこちらは2013年から新しく使われる東改札口。
駅員さんはおらず利用する人も少ないですが、その新しさは一目瞭然です。
駅舎からの出口からは大通りを越えていくペデストリアンデッキが大きくカーブしています。
ペデストリアンデッキが繋ぐのはオト リバーサイドテラス、2019年にできたばかりです。
特にこれまで東岡崎駅にはその駅の規模に見合ったホテルが無かったですが、新たにホテル グランドイン東岡崎が出来ました。
その他高級志向のお店が並び、庶民向けの居酒屋ばかりだった駅前とは違った雰囲気になります。
乙川沿いにもテラスのあるお店があって、明るくなっています。
オト リバーサイドテラスの名前の通りです。
今度は駅舎の方を見てみましょう。
改札階から階段を下りたところにはシャッターが閉まっており、今後お店が入ったりするのかもしれません。
また、地上への階段の先にはいかにもどこかから行けそうなスペースがあり、RPGのステージのようだと話題になったこともあります。
外から見てみてもガラス張りで、相当クリアな駅舎です。
そんな新しい駅舎の横にあるのが、1958年に完成した岡ビルの入った駅舎です。
昔ながらの私鉄の中心駅のような、古さを感じさせます。
駅舎内には店舗が入っていたであろうテナント跡。電気がついているので職員さんが使っているのでしょう。
また百五銀行のATMがあった場所ももぬけの殻になってしまっています。
その他岡崎プラザなるものが地下に広がっています。
朝早いのでシャッターが閉まっていますが、服屋さんや八百屋さんなど、昔ながらの商店街が地下にあるみたいな感じです。
さて、今日ここへやってきたのは東岡崎駅にある岡ビル百貨店が閉店するためです。
百貨店が閉店するのは駅舎がいつ解体されるかわからず新たなテナントを入れられないため、またお客さんも少ないためでしょう。
ショーウィンドウには閉店セールの広告が貼られ、その横には各店舗の案内が一覧になっています。
閉店当日ということもあってこの日はテレビ局もやってきていました。
さすがに勝手に店内で撮影はできないので、お店の外から色々写真を撮ります。
2階はかつて多くの面積を岡崎書房が占めていましたが2017年に閉店し、半分くらいが空っぽになっています。
3階は一角に『レストランこも』さんがあるだけ。高校の卒業の日に行ったのも思い出です。
ベランダのところには著作権ギリギリアウトそうなキャラクター。これこそ昭和感が溢れます。
建物を横から見てみるとベランダには換気扇が並んでおり、まるで廃墟のような汚れ具合。暗い壁の色がその歴史を感じさせます。
正面には昭和レトロな看板が掛けられていますが、閉店したらこれらも外されてしまうかもしれません。
ガラス張りの駅舎と古くからのコンクリート造りの駅舎。この二つが並んで同じ駅として機能するこの時にいられて良かったです。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。
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