まだ暗い空の下、筑豊本線 直方駅にやってきました。
直方から折尾方面へ向かう列車は、直方発若松行きがメイン。一部は折尾駅から鹿児島本線へ直通し、黒崎や小倉、門司港まで走ります。
しかし1日1本だけ九州を出る列車があります。
それが直方6:51発の普通下関行きです。
関門海峡をくぐっていくため、直方駅には415系が停車中。
この列車に乗って本州へ向かいます。
うっすら白く汚れた窓の外、直方駅を出発。っ子の時点では4,5人程度の乗車でした。
筑前植木など筑豊本線の駅に次々停まっていきます。停車するごとにお客さんも少しずつ増えてきました。
列車は筑豊本線と鹿児島本線の接続駅、折尾駅に入ります。
左側に入ると高架線、このまま筑豊本線を通って若松へ向かう路線に向かいます。今回は鹿児島本線へ直通するため、このまま真っ直ぐです。
A番のりばと呼ばれるホームに停車しますが、このホームは折尾駅の本体とは少し離れた所にあるという不思議な構造です。
-
【新駅舎開業へ】折尾駅の工事現場/鷹見口のA番のりばへ向かう【九州一周27】
昨日、鹿児島本線、筑豊本線の乗換駅である折尾駅の新駅舎が2021年1月2日より使用開始されることが発表されました。 折尾駅はかつて非常にレトロな駅舎が残っていたほか、日本初の立体交差の駅 ...
続きを見る
列車は高架線から降りてくる鹿児島本線と合流します。
筑豊本線から鹿児島本線へ直通する列車の多くは黒崎駅止まりです。
黒崎駅はすべての列車が停車する大きな駅。向かいには783系が停車しているところでした。
スペースワールド駅はかつて遊園地があったことで有名な駅です。
列車は左手の貨物列車と併走、小倉駅に到着しました。
小倉〜門司の区間では右手にずっと貨物コンテナが置かれています。この北九州貨物ターミナルは非常に大きな貨物駅であることを感じさせられるものです。
門司駅に到着。
直方から直通する列車はこの後門司港へ向かうものもあるのですが、今回は本州へ。
停車中には一度車内の灯りが落とされます。
これは、関門海峡で電気方式が変わり、交流から直流となるためです。
デッドセクションと呼ばれる区間では切り替えのために一度電気が落とす必要があります。駅停車中にはその試験が行われているので、電気が消えるのです。
門司駅を出発するとすぐに海底へ、関門トンネルへと降りていきます。
関門トンネルを抜けると本州に降り立ちました。
下関もまた車両基地があったり、貨物コンテナが沢山置かれたりしていて、かなり立派な鉄道の集約地です。
直方から下関まで、折尾駅では通常とは違う地上ホームへの入線、そのまま関門海峡を潜るといった体験が出来るのは非常に面白いもの。
わざわざ狙って乗るというのは少々面倒ですが、ちょっとした面白い部分を一度に味わえたのは良かったです。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。
-
【折尾駅】新駅舎開業でどこが変わる? 開業前最後の姿を見てきた
こちらは鹿児島本線と筑豊本線の乗換駅、折尾駅です。 本日1月2日より折尾駅の新駅舎が開業します。 この駅において新駅舎は、かつて多くの市民の心に残っていた旧駅舎が復活するよ ...
続きを見る