私鉄 関東

開業延期となった芳賀・宇都宮LRT 宇都宮駅前の様子を見てきた

2021年1月27日

今日はJRの宇都宮駅に来ています。

2023年春、この宇都宮駅に新たな鉄道が開業する予定です。

それがコチラの黄色い近未来的な電車、芳賀はが・宇都宮LRTです。

訪問時には2022年に開業と広告されていましたが、2023年へと変更になりました。これは新型ウイルスのため用地取得に時間がかかったためとのことです。
また、車両納入についても2020年度末を予定していましたが、2ヶ月遅れる見込みです。

今回はLRT開業に伴う宇都宮駅周辺再開発の様子をご紹介します。

LRTの乗り場が出来るのは宇都宮駅東口。自由通路から降りた所に停留所が設置される予定です。

自由通路の突き当りは閉鎖され、この先で工事が行われています。

ロータリーやバス停と並行するようにして停留所が設置されるのでしょう。

工事現場を回り込んできました。

奥側がJR宇都宮駅、LRT整備に伴って大規模な再開発が進んでいます。
右側の鉄筋によって一番形が現れているのは、カンデオホテルズを始めとしてシェアオフィスなどが入る予定の建物です。

LRTの線路が敷かれるのはおそらく土の盛られているところ。少しだけ覗くことが出来ました。

線路はこのまま直進、駅東口交差点を通り、鬼怒通りを進みます。



工事現場を見下ろせる、立体駐車場へ登ってきました。

駅前再開発を担っているのは新国立競技場の設計もなさった隈研吾建築都市設計事務所です。
宇都宮を交通の街へと変える、そんなまちづくりがなされます。

LRTはカンデオホテルズの真横の停留所を出るとしばらく直進、左手に曲がって交差点へ向かいます。
カーブするところの手前側には交流広場が作られるようです。

全体を見渡すとご覧の通り。相当広い駅前にはデュシタニホテルや高度専門病院までできます。
宇都宮の駅前がこんなに広い空き地となっているのを見られるのは、今だけでしょう。

2023年に開業するのはJR宇都宮駅から東側。しかし、実は西側へ延伸する計画もあります。

しかしそのためにはJR線の向こう側へ行かなければなりません。

現在考えられているのは、宇都宮駅東口の停留場から緩やかな勾配を登り、高架線で新幹線の高架の下と在来線の間を通るというものです。

宇都宮駅2階部分を走った後は西側の地上,または高架上に停留場を設置、そのまま延伸していくとされています。
西側延伸は相当大規模な工事が必要で、現実となるかは正直微妙なところです。

2023年に芳賀・宇都宮LRTが開業した後、多くの人々に利用されることを願っています。

成功例とされる富山に続いてくれると嬉しいですね。

今回もご覧いただき、ありがとうございました。

参考
【富士→新富士】ただの駅名遊びじゃない! 静岡から北海道へ1700kmの旅路

  こちらは東海道本線と身延線の乗り換え駅である、富士駅です。富士駅の近くにはもう一つ駅があります。   東海道新幹線の新富士駅です。   こちらの新富士駅までのきっぷを ...

続きを見る

次の記事
最初のミニ新幹線 山形新幹線つばさが板谷峠を越える

東北新幹線の宇都宮駅に来ています。 今回乗車するのは1992年、日本で最初に登場したミニ新幹線である山形新幹線です。   この新幹線は福島駅から山形新幹線へ、奥羽本線の特急列車として走ります。   そ ...

続きを見る

鉄道コム

応援してくださる方は、クリックをお願いします! 鉄道コム

関連コンテンツ

タグ

パスケース

鉄道・バス等公共交通機関を利用した旅行の様子をご紹介します。交通機関のレビュー、車窓の解説が多いです。

-私鉄, 関東

Copyright© Pass-case.com , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.