筑豊本線で若松駅までやってきました。
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筑豊本線の電池式列車 DENCHA(でんちゃ)に乗る【九州一周26】
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途中、クロワッサン屋さんの三日月さんに寄りました。こちらの建物は若松で最も古い洋館、石炭会館です。
他にも軍艦島にありそうな古いコンクリートづくりの上野海運ビルも見られます。
どちらも石炭の輸送に関連するものであることから分かるとおり、若松は石炭の積出港として栄えました。
洞海湾と呼ばれる狭い海の向こうに見えるのは鹿児島本線の駅があります戸畑です。
あちらにはニッスイパイオニア館という水産物の供給をしていた建物があります。
この湾の両側には海に関連した昔ながらの建築物が残っているのです。
さて、ここ若松と戸畑は大きな赤い吊橋、若戸大橋で結ばれています。
その橋を渡るバスが運行されており、それを利用する人々が多いです。
しかし、ここの距離は非常に短く、もっと便利な交通手段があります。
それがこちら、北九州市によって運営されている若戸渡船です。
今回はこちらの若戸渡船に乗船します。
若松駅から約10分、若松渡場に到着しました。
かかる時間はたった3分、料金は100円です。
若松港を出港しました。
大きな貨物船が通る洞海湾の中、小さな渡船がぽつんと走ります。
北九州港は石炭を積出したり、工業製品を送り出す重要な港です。
3分乗っているだけで戸畑港に到着しました。
本当にあっという間で、船を待っている時間のほうが長いことも頻繁にあるでしょう。
この船は定期券も用意されていて、通勤通学に利用する人も多いようです。
特に自転車で移動する人々には重要視されます。
ただし、これは船であるため、天候によっては運休になることもあります。
戸畑渡場に到着しました。
1962年に頭上の若戸大橋が開通した際にこの船は廃止される予定でした。しかし、現代になっても少ないながらも使い続ける利用者がいます。
現在は自動車限定となっている若戸大橋の下、市民が気軽に利用できるように渡し船が行き来しているのです。
歩いて10分くらい、戸畑駅に到着。
駅からも赤色の若戸大橋が見えます。
戸畑駅の駅前にはイオンがあって、すごく便利な場所です。
若松の方も大きな買い物をする時にはここへいらっしゃるのでしょう。
最後に若戸渡船とは関係ありませんが、戸畑駅の改札内には往年の九州寝台特急のヘッドマークが展示されていました。
他にも九州各地のサボも飾られています。
『ひかり』は新幹線ではなく、博多から熊本を日豊本線、豊肥本線を経由して走った急行列車です。
戸畑駅からは鹿児島本線で小倉へ戻り、九州一周を終えたのでした。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。
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