今日は上前津駅に来ました。
この駅には不思議な文字をした案内サインがあるみたいです。
ホーム上をずっと歩きましたが、今のところそれらしきものは見当たりません。
とりあえずホームから改札階へ上ってみると…。
ありました、これです!
この不思議にくねっていて、なんとなくおしゃれな文字。どこかアート作品のようです。
実はこちら、すべてガムテープを切り貼りして作られています。よくこれを作りましたね…。駅員さんの苦労が計り知れません。
2000年代にJRの駅で同じような手法の案内サインが作られたことがあり、それは修悦体と呼ばれていました。
修悦体という名前は、その当時警備員として勤務なさっていた佐藤修悦さんが製作したことによります。
今回上前津駅にガムテープの案内サインを製作したのは、上前津管区駅長の岡﨑幸治さん。
これを始めたのは2020年4月からのようで、低予算で作成でき、ひと目でわかりやすい掲示を作るためとのことです。
上前津駅は大須商店街など名古屋以外から来る人も多いため、見やすい案内サインはきっと役に立つことでしょう。
ガムテープの使われているのは看板系に留まらず、こんなところまで。
こうして見るとアルファベットって漢字や、かな文字に比べて相当シンプルですね(笑)
全く違和感がありませんでした。
さて、上前津駅は名城線と鶴舞線の乗換駅でもあります。案内サインに導かれるがままに、鶴舞線の方へ行きます。
鶴舞線へ乗り換える途中でも独特な案内サインがお出迎え。
一時期話題になった京都大学のタテカンを思い出します。
鶴舞線ホームの近い西改札口へやってきました。
が、このあたりには普通のものしかありません。
独自の案内サインがなされているのは名城線だけなのでしょうか?
というわけで最初にご紹介した南改札口とは別の改札、北改札口へ。
すると…。
こっちにはありました!
押しつぶされたような『金山』の文字。本当に独特な字体です。
名城線ホームへ降りると、鶴舞線乗り換えの案内サイン。
最初ホームで探していたときは見つけられなかったのですが、北改札口からの階段を降りたところにありました。
階段のところの出口の文字までガムテープ。これは特に目立ちますね。
さて、鶴舞線のホームへ乗り換えるのですが、やはりガムテープの案内サインは名城線のみでした。
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今回もご覧いただき、ありがとうございました。
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