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【最北の観光列車】急行花たびそうや稚内行き乗車記[2305礼文(3)]
日本最北の鉄道路線、宗谷本線の出発地はここ旭川駅です。 朝でも気温は20℃ほどで、日が当たると普通に暑く、そこまで北の大地感はありません。しかし、これから向かう道のりの途中には、最果ての景色が広がって ...
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おはようございます。ちょうど宗谷本線の始発列車、名寄行き普通列車が出たところ。朝の稚内駅です。
最北の鉄道路線、宗谷本線の終着駅であり、鉄道が来ているのはここまで。昨日は観光列車花たびそうや号で来ました。
日本最北端の線路が終着駅として示されるこの場所に、鉄道ファン含め旅好きの方が多く訪れます。
雨が降って厚い雲に覆われていますが、これから向かうのはフェリーターミナル。稚内市の西側に並ぶ二つの離島、利尻島と礼文島を巡ります。
5:00からやっているセイコーマートに寄りつつ、太平洋セメントの工場の向こう側、利尻・礼文フェリー乗り場へ来ました。
まず訪れるのは日本の主権が及ぶ最北の有人離島、礼文島の香深港です。
自由席の2等船室については自動券売機での購入も可能。
今回は学割を適用させるため、窓口で購入しました。大人の場合、稚内〜香深は3070円です。
ターミナル内には売店(ハートランドショップ)もあって、お土産を中心に取り揃えていました。どこか空港の売店という印象を感じます。
乗船口や広い待合スペースがある、2階へ上がってきました。
かなり新しい印象でして、多くの観光客を迎えるのに相応しい規模です。
ハートランドフェリーは国際航路もありまして、稚内〜樺太を結んでいました。
事実上ロシアの主権が及んでおり、昨今のコロナ禍やウクライナ情勢に限らず、単純に利用者が少なかったため2019年度から運航をとりやめています。南樺太の日本統治時代、鉄道連絡船「稚泊航路」から続いていた長い歴史。いつか乗ってみたいと思っていましたが、かなり難しそうです。
礼文島行きは2番乗船口から乗り込みます。
50人近く団体のお客さんがやって来られ、北防波堤ドームの紹介をされていました。稚内が樺太への玄関口だった時代、駅から港までの道のりを風雪から守ってくれます。
出港の15分前、6:15に乗船開始です。
今回乗船するのはボレアース宗谷、ギリシャ神話で「北風の神」を意味しています。
乗船口は離島へのフェリーと思えないほど近代的で、伸縮する機構が分かる構造がロボティックです。
今回利用するのは2等室なので、エメラルドグリーンのエリアになります。
寝転ぶこともできるフルフラットのエリアが基本となっており、座席は無さそうでした。
進行方向後ろ側、甲板へ出ることもできます。
こちらも2等のエリアになっており一応座席ですが、ちょっと景色を見つつ座るくらいのイメージです。
上から見ると二枚貝のようなサフィールホテル稚内、その先には北防波堤ドームが続いています。
かつてはあの近くまで線路が伸びており、樺太へ船が出港していた訳です。
6:30 稚内港 発
車を載せるタラップもあげられまして、稚内を出発しました。
最果ての地を海へ脱出するとは、なかなか体験できないものです。
稚内駅やドーミーインや、稚内公園の辺りなど見慣れた街並み。
年に何回も来ている街なので、フェリーに乗って海越しに見た時の新鮮さはかなり強いものでした。
右手には南稚内駅周辺の街が広がっており、ロードサイド店舗を中心に発展する市街地の様子を窺い知ることができます。
左手には見えているのはノシャップ岬。
稚内灯台や稚内市立ノシャップ寒流水族館など観光施設があります。
宗谷岬のような日本最北端という訳ではありませんが、夕日が綺麗で人気の場所です。
30分ほど船内で寝ておりまして、左手を向くと利尻富士!
今日は雲に隠れて真っ白かと思っていましたが、十分その姿を確認できます。
富士山よりも鋭い稜線に、溶け残る残雪が断層のような模様を描いており、火山島ならではの自然を感じられました。
そして右手に移りますと、平べったい礼文島が見えてきます。
利尻島とはまるで対を成しており、なだらかな丘が続いているようです。
到着15分前の8:15、放送が流れます。
ここで流れているのは礼文情歌、ここで歌われている「ごめ」はカモメとウミネコをまとめたもので、足が赤かったらカモメです。
海岸には観光ホテル等カラフルな建物が集まっており、アピールうちわみたいに迎えてくれます。
陸地の存在により波が複雑になるためか、結構揺れるので気をつけましょう。
2度低い汽笛を鳴らしつつ、堤防内側の穏やかな海に包まれます。
船体を回転させて、香深港フェリーターミナルはさっきと反対側へ。
稚内港から2時間経った8:25、礼文島は香深港に到着です。
大きく歓迎されながら、礼文島へ降り立ちます。
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【最北端の離島から登校!】礼文島から立命館1限に出席してみた エクストリーム通学[2305礼文(6)]
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