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【台風接近高速バス】荒天の中を行く地獄の街!特急ソニックの競合バスで別府→博多[西九州新幹線開業(4)]
こちらは大分県別府市。別府駅から大通を進んだ先、中心街の北浜です。 ちょうど台風14号が接近中。JR九州は多くの線区で運休しており、大分・別府〜博多を結ぶ特急ソニックも走っていません。 ...
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台風が過ぎたものの大雨が降る佐賀県武雄市、武雄温泉駅近くに来ています。
西九州新幹線がまもなく開業ということで、おそらく新幹線のピクトグラムが隠されていると思われます。
今日は新幹線沿いを車で巡ってみることにしました。
各駅の様子だけでなく、外から見るトンネルや高架橋を眺めていきます。
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【西九州新幹線かもめ試乗会乗車記】博多〜長崎新ルートには何がある?途中下車して観光しよう![西九州新幹線開業(2)]
【PR】九州旅客鉄道株式会社 こちらは博多駅、停車中の列車は長崎まで行く特急かもめ号です。 2022年9月23日、西九州新幹線(武雄温泉〜長崎)が開業します。今日は開業前の西九州新幹線の ...
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今日はJR九州全線で終日運転見合わせ、西九州新幹線の試乗会も中止になってしまいました。実際に西九州新幹線に乗った、車窓の様子はこちらからどうぞ。
まずは西九州新幹線の高架が途切れる地点へ。
右側には佐世保線の高架がある一方、新幹線は完全にぶつ切り状態です。
線路の溝もハッキリ見えまして、今後博多方面へ繋がる望みが託されています。
今くぐっているのが佐世保線、西九州新幹線の高架橋は南へ向かいます。
最初のトンネル、下西山トンネルに入りました。
すぐに山の合間を高架橋が架けられています。
1,380mの武雄トンネルを抜けてきました。トンネルの途中、近くには貯水池もあります。
いくつかトンネルを抜けた後、武雄市内を高架橋が駆け出してきました。
西九州新幹線は武生南ICで、袴野架道橋により九州自動車道を越えていきます。
これまでお客さんを高速バスに奪われてきた雪辱を晴らすようです。
ここから山に入っていきまして、新幹線も自動的に地下へ。
武雄温泉駅から僅か10.9kmで、嬉野温泉駅に到着します。
西九州新幹線の単独駅で、佐賀県の市で唯一鉄道が通っていなかった嬉野市。温泉の玄関口として活躍することでしょう。
佐賀県から長崎県に入りまして、有名な俵坂トンネルへ。
5,705mに及ぶ長大トンネルで、土砂崩れを絶対起こさせない凄い法面トンネルとして非常に有名です。
大村市に入りまして、西九州新幹線が出て来ました。
今度は大村湾が見える区間です。
ご覧のように水田が段々に広がっており、その先には大村湾。西九州新幹線の景色が非常に綺麗なのです。
この辺りは新幹線の魅力をギュッと詰めたところで、撮り鉄スポットにもなりそうです。
千綿駅周辺は海のすぐ近くを走ってくれて、大村線沿いはとても綺麗です。
この辺りでは、やや登っているのが分かりますね。
西九州新幹線の中間地点辺りには、大村車両基地があります。
車両基地の様子は外から全く見えませんが、大きな建物は目の前です。
新幹線車内からは、車窓右手に車両基地があります。おそらくこれが一番見やすい方法でしょう。
大村線には新駅、大村車両基地駅が設置されます。
まだロータリーにすら入ることができず、駅舎の様子は全く見えません。
駅舎と自転車置き場は覗き見可能。
ホーム上の駅名標は、まだ空っぽでした。
駅舎は白とガラス張りを基調としており、光あふれる駅として開業します。
道路上にはすでに大村車両基地駅の案内が出ていました。ロータリーが建物の奥で結構分かりづらいので、これはやっぱり必要です。
次は車両基地の近くにある新大村駅へ。
コンセプトは「豊かな自然と歴史・文化が響きあい未来へつながる駅」です。三角を多用したガラス張りが特徴的になっています。
新大村駅 さざなみ口(西口)の表記が隠された状態です。
すぐ横の大村線には、在来線駅も新設されます。
造りは簡単ですが、コンクリートの頑丈なホームです。
壁には既に駅名標が貼られていました。広告や時刻表のスペースも設けられています。
新幹線の高架ホームから降りてきて、そのまま乗り換えられるような構造です。
ホーム上では作業員さんが、自動券売機やICカードチャージ機の整備中でした。
長崎地区のICカードエリアは長崎〜竹松駅であり、新大村駅は含まれる一方で、大村車両基地駅は含まれません。
メインとなるのはこちら側、さくら口(東口)です。
ただし駅前はまだ工事の真っ最中です。
この辺りには分譲マンションと商業施設が建設されまして、長崎への新幹線通勤者を見込んでいます。大村市は長崎市のベッドタウンとしてここ5年間で3000人の人口増加。新幹線はそれに拍車をかけることが期待されます。
新大村〜諫早駅でも、遠くに大村湾を見ることができます。
続きまして、諫早駅に到着。
今日は全列車運休なので、在来線もシャッターが閉じています。新幹線改札のシャッター前に並んでいたベンチも撤去されました。
第三セクター島原鉄道も全列車運休です。
ホームにはYC1系気動車が停車中、新幹線開業後は電車が走らなくなってしまいます。
駅前はかなり整備されていて、バスターミナルも集約。各方面への交通の結節点となっています。
諫早駅の新幹線ホームは地上にあるため、上下の勾配がきついです。
駅からこちらへ登っているのがよく分かります。
フェンスがかなり高いですが、真四角のトンネルが大きく口を開けています。
国道207号沿い、高架がぐんぐん登っていきます。
この勾配は運転士さんにとって、ブレーキが結構難しいそうです。
諫早〜長崎はトンネルが大半を占めています。
新幹線は4,990mの久山トンネルに向かいました。
ここ諫早市多良見町では、久山トンネル掘削による農業用水不足が問題になりました。鉄道運輸機構はトンネル掘削によるものと認め、井戸を掘って対応しています。
トンネル掘削ではどうしても水問題が起きてしまいますが、新幹線建設の裏でこのような問題が起きていることは忘れてはいけません。
矢上近くで国道34号と交差しました。
西九州新幹線で最長、7,460mに及ぶ新長崎トンネルを駆け抜けます。
それを抜けるといきなり市街地。トンネル出口は坂に張り付く住宅街の真下です。
新幹線は高架線上をゆっくり走り、長崎駅へ入線。
終点の長崎駅に到着です。
今日は開業前の新幹線だけでなく、在来線改札も真っ暗になっています。
開業直前の線路沿いを行き、ここを新幹線が駆け抜けていくのかとワクワク感を感じられました。
町の人達にとっても愛される高速鉄道になることを期待したいです。
西九州新幹線開業まであと4日。もうまもなくの開業が楽しみです。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。
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