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今回のルート
小諸〜上諏訪
北陸新幹線開通で三セクとなった、しなの鉄道に乗車して来ました。小諸駅で乗り換えるのは、JR小海線です。
小海線はJR全線で最も標高が高いところを走る路線です。路線愛称は八ヶ岳高原線、観光列車ハイレール1375が走っており、駅名標もそのデザインになっています。
14:58 小諸駅 発
向こうには信州色の115系電車、しなの鉄道が停車中です。
線路はすぐに別れることをせず、しばらく並走。非電化の小海線ですが、真横には架線柱が見えてます。
小海線にだけ駅がある、東小諸駅に到着しました。
しなの鉄道との並走区間は、小諸駅から2.5km先の乙女駅まで続きます。
さっきまで小諸駅に止まっていた、しなの鉄道の電車が追い越していきました。
乙女駅を出た辺りで、小海線は右側へカーブして分かれます。
次の停車駅は、北陸新幹線の乗換駅です。
真っ白な田園が広がっていましたが、いきなり街が現れました。
高架線からは東横イン、レンタカー等と、いかにも新幹線駅の周辺という光景です。
北陸新幹線の乗換駅、それは佐久平駅です。
信越本線の特急あさまは全列車が小諸駅を発着していましたが、北陸新幹線は小諸駅を通っていません。新幹線駅は佐久市に設置されました。
北陸新幹線は在来線の下を通っている、珍しい構造です。
新幹線駅設置に伴って駅周辺も再開発。イオンやロードサイド店舗も集まっており、小さな新幹線駅の中では成功例とされます。
中込駅にて反対方向の列車と行き違います。
佐久市の代表駅とされているようですが、利用客は佐久平駅、岩村田駅の方が多いです。
一方で小海線営業所を併設しており、重要な拠点となっています。
小海線の車両は全てここに所属。給油設備もありました。
直射日光は真っ白な雪原を輝かせ、なんとも素晴らしい高原の景色を見せてくれます。
八千穂駅は木造駅舎風となっており、優しい色の駅舎が多い中でこういった雰囲気も楽しめました。
路線名にもなっている、小海駅に到着。
こちらはご覧の通り時計台が設置された、チャペルみたいな洋風駅舎です。
ここで行き違ったのはハイブリッド車両、キハE200形でした。2007年デビューと、割と昔から運行しています。
小海線は千曲川沿いを走っており、とても綺麗な冬景色です。水源が長野県と群馬県の県境、甲武信ヶ岳なので、川幅が狭くなっています。
険しい山を一旦終えまして、開けたところへ。高原には欠かせない自然の開放感を感じられます。
小海線は川上村へ出てきまして、信濃川上駅が村の玄関口になっています。ホーム上屋の柱や梁には、村特産のカラマツ集成材を用いているそうです。
長野県最後の駅、野辺山駅に到着しました。
別荘のように綺麗なデザインの駅舎。雪景色と高原の空気に似合います。
野辺山駅の標高は1345.67mで、JRで最も高いところに位置する駅です。
1から7を並べて2を無くせば良いので、結構覚えやすい数字になっています。
ここで反対方向の列車と行き違いました。
野辺山駅を発車した後は、右側に注目。
大きな鉄輪と、標があるこの場所。標高1375mで、ここがJRの最高地点です。
山梨県に入り、清里駅に到着。
バブル期には高原の原宿と呼ばれる、人気のリゾート地でした。現在はファンシーな建物も廃墟と化しているようです。
左手には、甲府盆地を囲う山々を夕陽が照らしていました。
甲斐小泉駅は1面1線の棒線駅。
2020年に行き違いを撤去したばかりで、ホームが明らかに残っています。
ここから終点の小淵沢駅まで、スケートボードのように駆け抜けます。
山を抜けて最後に見せてくれるのが、このカーブです。
正面には八ヶ岳連峰がそびえており、小海線一番の絶景と言って良いでしょう。
複線電化の立派な中央本線へと近づいていきます。
17:30 小淵沢駅 着
小海線の終点、小淵沢駅に到着です。
山が大半を占める日本の中、一番高いところにある景色。観光列車のHIGH RAIL1375からも楽しんでみたいですね。
この日、中央本線の特急が1時間ほど遅れていました。みどりの窓口が無くなった小淵沢駅は、ちょっとした混乱状態に。
18:12 小淵沢駅 発(6分遅れ)
普通列車はそこまで遅れず、北上できます。
茅野駅にて特急あずさ号と行き違い。
中央本線は一部単線になっているので、このような行き違いが必要なのです。
18:48 上諏訪駅 着(17分遅れ)
行き違いのために遅れが増大したのち、上諏訪駅に到着。今日はここまでです。
上諏訪駅の駅舎に隣接したホームにある、足湯で疲れを癒やします。
お手軽に楽しめる、素敵なスポットですね。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。
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