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遂に解体が始まった万代駅舎 高架化工事が進む新潟駅の姿(4)

2021年6月10日

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今日は日本海最大の都市、新潟に来ています。

新幹線の車両基地へ向かう上越新幹線の高架に沿って、特急いなほは終点へ向かいます。

 

新潟駅の高架ホームは2018年4月5日にオープンしました。

しかしまだ完全な高架化はされておらず、2〜5番線のみが高架ホームです。

 

現在欠番となっている1番線ホームへの線路は、まさに敷設されている途中。

 

完全な高架化は2021年度完了を目指しています。

 

また、新潟駅のアイデンティティでもあった国鉄感満載の万代口駅舎は現在裏側から解体中。

最近になって大きく姿を変えている新潟駅を見ていきます。

まずは現在工事が進んでいる1番線ホームから。

1,2番線ホームは島式ホームですが、半分ぐらいのところで柵が設けられています。

 

ちょっとその中を覗いてみると、見慣れない車がいました。

まだ何もないスペースに列車が来られるようにする、その過程を見るのも面白いです。

高架ホームはカーブした屋根によって囲われています。

真新しい雰囲気を増幅させるこの空間には、様々な車両がやって来ます。

 

特に越後線に残された115系が停まる姿はなんだか違和感を感じます。

 

それでもこれが今まで残ってくれているのはとても嬉しいです。

 

この車両たちもいつか置き換わっていってしまう前に是非新潟へ。



新潟駅には不思議な案内サインがあります。

2〜5、8,9番線全て在来線としての案内で、路線ごとにホームが分けることはできていません。

 

高架である2〜5番線の高架ホームから階段が降り、コンコースが作られています。

 

そのコンコースに面して新幹線への乗換改札があって、完全に導線が整理された構造です。



続いてはまだ地上に取り残されている、8,9番線ホームへ。

そちらへは仮設の通路で繋がっています。

 

途中には3月まで運行していたらくらくトレインの乗車整理券発行機の跡地。らくらくトレイン村上は廃止、らくらくトレイン信越は全車指定席の快速信越になりました。

 

かつて地上ホームがあったところを横切る通路からは、工事現場を覗くことができます。

 

以前はホームの上を跨線橋が跨いでいましたが、ホームの撤去が終了したため、地上の通路へと引き継がれました。



こちらは地上ホームの8,9番線。

最後に残された地上ホーム、2021年度中には右側の高架ホームへ機能が集約されます。

 

続いては万代口へ向かいましょう。

改札は仮駅舎の中に移設されました。

 

細々とした通路を出ていくと、防音シートで覆われた万代駅舎の姿が。

 

ちょっと薄汚れた白い駅舎に広告が付けられた万代口駅舎は懐かしいものです。

 

解体中の柵にはいわゆる『在りし日の新潟駅舎』の絵が飾られていました。

 

現在駅舎の下に仮設通路が設置されていますが、それに並行して屋根付きの通路が建設されています。

 

通路が完成すれば、駅舎の解体工事もいよいよ本格化します。

 

裏側の解体はどんどん進んでいて、もう建物自体が消えるのも時間の問題でしょう。

 

最後にこちらも無くなってしまうバスターミナルへ。

路線バスはわざわざバックして入り、毎回道路を塞ぐことになります。

非常に非効率ですが、これがむしろ面白く新潟名物でもありました。

 

どんどん変化していく新潟駅、これからも時々見に行きたいです。

 

今回もご覧いただき、ありがとうございました。

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