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【最高の列車】WEST EXPRESS銀河の車内を探検する【W.Exp.銀河3】

2020年9月15日

 

 

『WEST EXPRESS銀河』の写真は、下に何も書かれていないものは西園寺さん、(hakaseさん撮影)と書かれているものはhakaseさんによる撮影です。ご協力ありがとうございます。

先日、WEST EXPRESS銀河が旅行商品としてのデビューを果たしました。

新型ウイルスの影響もあって当初の定期運行としてのデビューは先延ばしになってしまいましたが、大勢の人が待ち望んでいた時です。

 

この列車は寝台特急ではないものの、寝転がったり、深いリクライニングを備えた座席、たくさんのフリースペースなど、見どころがたくさんあります。
今回は多くの方々が興味を持っている車内の様子についてご紹介していきます。

 

各車両紹介

日本旅行の注に基づくと1,2号車には入ってはいけないことになりますが、車内係員による許可を得て立ち入っているとのことです。3〜6号車の男性乗客の場合、1,2号車に立ち入れないことが通常であるという点をご理解ください。

1号車 グリーン車指定席

それでは1号車から順にまわっていきましょう。

こちらはグリーン車専用ラウンジ。
フカフカで座り心地が良さそうな上、えんじ色であることで高級感を演出しています。

 


(hakaseさん撮影)

こちらには防犯カメラがつけられていて、新型ウイルスの対策として抗ウイルス除菌、自動換気、空気清浄機の設置を示すシールが貼られていました。

 

ファーストシートは向かい合わせに2つの座席があり、夜間にはそれぞれの背もたれを倒すことでベッド状になる座席です。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。

ファーストシート(グリーン車)の紹介 WEST EXPRESS銀河【W.Exp.銀河】

先日はWEST EXPRESS銀河の中でトップクラスの座席であるプレミアルームを中心とした車内の紹介、さらにWEST EXPRESSの乗車記を投稿しました。   今回ご紹介しますのは、寝台に ...

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2号車 普通車指定席(女性席)

この車両には通常のリクライニングシートと、クシェットと呼ばれるノビノビ座席のような簡易寝台があります。

 

上野〜青森を結んでいた寝台特急あけぼのにもレディースゴロンとシート呼ばれるものがありましたが、こちらはあとから設定されたため、何も特別な設備はありませんでした。

 


(hakaseさん撮影)

しかしこちらにはパウダールーム等もあり、女性にとって夜行で問題になるお化粧もすることが出来ます。

 


(hakaseさん撮影)

女性席をここまで整備するのは初めてと言われており、JRの気合の入れようが伺えます。
寝台列車類の成功において女性の支持を得るのも重要ということです。



 

3号車 普通車指定席

こちらには青を基調としたリクライニングシートが並びます。

 

シートピッチは通常の特急より遥かに広くなっていて、JR東日本の乗って楽しい列車と同じくらいです。

 

テーブルはAシートと同じもの。ペットボトルと缶コーヒーを入れる凹みがついています。

 

コンセントは1席に1つ。コンセントの重要性がだんだんと高まった事がよく分かります。

 

リクライニングも深く、眠りやすいよう包み込むような形。
また、 触り心地の良いブランケットも配られるそうです。

 


(hakaseさん撮影)

他にもこの列車で一番広いと思われるファミリーキャビンもあります。3〜4人での利用を見込んでおり、ゆったりとした空間となっているようです。

 

車端部にあるフリースペース『明星』はゆったりと落ち着いた雰囲気。何冊か本もおいてあり、バーカウンターみたいです。
感染防止パネルには関西と熊本を結んだ『明星』のヘッドマークが描かれていました。



 

4号車 フリースペース

この車両は1両まるっとフリースペース『遊星』になっています。
物販やイベントとしてのスペースとしての活用も予定しているようです。

 

畳は敷かれていないものの、ぺたんと座り込んで列車に揺られました。

 

4つのテーブル席には将棋やチェスを楽しめるボードが置かれています。ちょうど真ん中の四角い部分がマス目状になっているのが見えるでしょうか。

 


(hakaseさん撮影)

テーブルは木ですが、盤面部分は木目のテープが貼られただけだそう。
グループ旅行の楽しみを増してくれる、素晴らしい仕様です。

 

デッキの出入り口に貼られた壁紙には、機関車や銀河等の列車が描かれていました。



 

5号車 普通車指定席

2号車のリクライニングシートとは違って、こちらにはクシェットが並びます。
ブランケットと枕カバーがついてきますが、クッションはありません。ライトの下には眼鏡置きがあって、オタクを意識したのかなと思ってしまいます。

 

寝転がってみると十分な長さになっていて、サンライズのノビノビ座席よりも柔らかめだったようです。

 

通路とクシェットの間に壁があるので、通路を歩いていく人と寝転がっている人が気まずくならず、良いですね。



 

6号車 グリーン個室・フリースペース

グリーン個室であるプレミアルームについては次の記事で詳しくご紹介しています。

【座席紹介】WEST EXPRESS銀河のプレミアルーム(グリーン個室)乗車記[W.Exp.銀河(4)]

この記事は鉄道系動画投稿者の西園寺さんの撮影によるものです。ご協力ありがとうございます。 日本のいくつかの列車にはグリーン個室というものがあります。 バブル時代に作られた列車に備え付けられた傾向があり ...

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グリーン個室が5つ並ぶ、ジグザグに曲がった通路を抜けると、フリースペース『彗星』へ行き着きます。
彗星は関西と宮崎を結んでいた寝台特急の名前です。

 

フリースペース『彗星』は運転室のすぐそばで、運転士と同じ目線で楽しめる座席も備わっています。

 


(Wikipediaより)

この車両は元々1980年から使われた117系電車。
かつてはシティライナー等、通勤列車として使われた車両です。

 

そのためこの座席の横には窓の名残も残っており、かつて大都市圏で酷使されたことが伺えます。

 

窓も開くので、夜でも車内がガラスに映らず、外の車窓をより楽しめるのです。
夜行列車として運行することもあり、お手洗いはほぼすべての車両に設置されています。夜行ともなるとどうしても混雑しますから、重要なことです。

 

流石に通常の特急列車ほどではありませんが、それでも清潔感はあります。

 


(hakaseさん撮影)

鏡部分には丸い照明がいくつか並んでいて、顔を明るく見せます。
洗面台は排水溝を見せないデザインになっているため、美しさが保たれていました。

 

今回はWEST EXPRESS銀河の車内を全体的に見ていきました。
次回は今夜、夜を明かすことになるプレミアシートをご紹介します。

次回
【座席紹介】WEST EXPRESS銀河のプレミアルーム(グリーン個室)乗車記[W.Exp.銀河(4)]

この記事は鉄道系動画投稿者の西園寺さんの撮影によるものです。ご協力ありがとうございます。 日本のいくつかの列車にはグリーン個室というものがあります。 バブル時代に作られた列車に備え付けられた傾向があり ...

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最後に、今回画像の提供をして頂いた西園寺さん、hakaseさんに改めてお礼させていただきます。


今回もご覧いただき、ありがとうございました。

 

次回
【座席紹介】WEST EXPRESS銀河のプレミアルーム(グリーン個室)乗車記[W.Exp.銀河(4)]

この記事は鉄道系動画投稿者の西園寺さんの撮影によるものです。ご協力ありがとうございます。 日本のいくつかの列車にはグリーン個室というものがあります。 バブル時代に作られた列車に備え付けられた傾向があり ...

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