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【客は貨物のついで?】津軽海峡最安航路・青函フェリーで脱北[2021北東パスローカル(5)]

2021年12月20日

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今日は北海道から本州へ渡る予定だったのですが、札幌近郊の列車が大雨で停まってしまいました。

そのため高速バスを利用して、札幌から函館へ行くことに。

 

五稜郭駅で下車した時には、すでに真っ暗です。

 

本州へ渡るのに利用するのは、こちらのフェリー。

函館〜青森を結ぶ船は青函フェリーと津軽海峡フェリーの2社がありますが、今回は青函フェリーです。

青函フェリー函館ターミナルは、五稜郭駅から歩いて30分ほどでした。

昼間については、函館駅からフェリーターミナルまでバスが運行されています。

確かに鉄道だけでここへ来るのは少々大変です。

 

料金は、10月〜5月が1800円、6月〜9月が2200円です。今回は7月で学割によって2割引、1760円となっています。

一方、津軽海峡フェリーは期間による料金帯がやや複雑で、大人2040円〜2930円と少し高め。学割は約1割引です。

 

出港まで時間があるので、ターミナル内で過ごします。売店はありませんが、近くのセイコーマートでの買い物は可能です。

眠っていたら乗船時間になりまして、スタッフの方が起こしてくださいました。

料金が安いということは、その代償がどこかに現れているはずです。

乗船する際、津軽海峡フェリーのようなブリッジは見当たりません。

 

緑色のマット上を歩いていくと見えてきたのは、三角コーンにくくりつけられた看板。

ガムテープで作られたお手製の文字が、ここから入るように促していました。

 

徒歩による乗船客は、ご覧のようにトラックの横を歩いていくことになります。

 

転げ落ちそうな金属の急階段を上りまして、船内へ。



青函フェリーの船室は、雑魚寝スタイルとなっています。

このような部屋が他に2室ありました。旅客として乗船したのは、他に1人だけです。

この船は貨物輸送を主眼に置いているため、船内で楽しむことはあまりできません。

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水枕のようなビニールクッションに、薄い布をかぶせて寝転がります。

 

壁にはコンセントがあるので、これはかなり助かりました。

 

売店はありませんが、自動販売機で食べ物を購入できます。

 

カップラーメンに注ぐためのお湯や、電子レンジも備わっています。旅客輸送は副業としても、これがあるだけで、かなりありがたいですね。

 

深夜2:00、函館を出港しました。

 

あまりに眠たかったので、すぐに熟睡。静かで完全に寝っ転がれるのが、フェリーの良いところです。



出港してから3時間ほど経ちました。

外は明るくなっており、北海道はかなり遠くです。

 

青森港へ入港、5:50に到着しました。



今回の船はあさかぜ5号で、青函フェリーの中でも古いタイプ。そのため無機質さが目立ち、バリアフリー未対応の便でした。

青森〜函館のフェリーを比べると、青函フェリーは物流メイン、津軽海峡フェリーは旅客メインということがよく分かりました。

 

お金を節約したいという方は青函フェリーで良いと思いますが、津軽海峡を楽しみたいという方は、津軽海峡フェリーがオススメです。

 

そんな話をしていると、近くには津軽海峡フェリーが来ていました。

函館ターミナルは七重浜駅周辺なので離れていますが、青森ターミナルはすぐ近くです。

 

40分ほど歩きまして、青森駅まで来ました。

青森〜函館を安く移動するには、やはりフェリーが一番です。

様々な選択肢がある津軽海峡の交通、是非とも色々比べてみてください。

 

今回もご覧いただき、ありがとうございました。

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