東北地方の鉄道における豪雨被害まとめ

津軽線

蟹田駅以北で、線路脇の路盤が一部流出しました。旅客線としては利用者が少ない線区ですが、本州・北海道間の陸上物流を再開させる必要があります。復旧までは10日間前後の見込みで、8月中旬と考えられます。

【お知らせ】
津軽線の蟹田～三厩駅間は、8月3日の大雨による線路設備への被害のため終日運休しております。復旧まで10 日間前後を要する見通しです。バスによる代行輸送は行いません。
詳細はリンク先をご参照ください。https://t.co/nUjHDEVWnZ pic.twitter.com/moOaeRkRLT

— JR東日本【東北エリア】運行情報 (公式) (@JRE_Tohoku_A) August 5, 2022

奥羽本線

大雨による大規模な盛土流出が発生し、線路が浮いているような状況からも、長期間に渡る列車運転見合わせが予想されます。IGRいわて銀河鉄道線も運休中のため、現状では貨物列車含め迂回が困難な状況です。

【お知らせ】
奥羽本線・東能代～大館駅間は、大雨の影響により大規模な線路設備被害（盛土流出）が発見されたため、当面の間列車の運転を見合わせます。復旧作業には相当の日数がかかる見込みです。作業の進捗状況及び運転再開見込みについては、随時お知らせいたします。 pic.twitter.com/xKmSip7LqS

— JR東日本【東北エリア】運行情報 (公式) (@JRE_Tohoku_A) August 3, 2022

五能線

冠水による線路設備被害を8月4日の内に復旧予定でしたが、橋梁の損傷が発見されました。岩館〜深浦駅間で運転を見合わせており、復旧には10日ほど要する見込みです。奥羽本線よりは復旧の目処が立っているため、運行を再開している秋田〜東能代・大館〜弘前(〜青森)と合わせ、今後青森〜秋田の迂回ルートになります。

五能線・岩館～深浦駅間は、8月3日の大雨の影響により大規模な線路設備被害（橋りょうの損傷）が確認されたため、列車の運転を見合わせています。復旧作業には10日前後を要する見込みです。作業の進捗状況及び運転再開見込みについては、随時お知らせいたします。なお、代行輸送は行いません。#五能線 pic.twitter.com/7rJ2sEUoVo

— JR東日本【東北エリア】運行情報 (公式) (@JRE_Tohoku_A) August 4, 2022

花輪線

土砂流入

【お知らせ】
花輪線では大雨による土砂流入の影響により、8月4日(木)は全線で終日列車を運休します。バス代行輸送は行いません。 pic.twitter.com/KtVa84JMj9

— JR東日本【東北エリア】運行情報 (公式) (@JRE_Tohoku_A) August 3, 2022

IGRいわて銀河鉄道

小繋トンネルでのトンネル内へ水の流入(小繋〜小鳥谷駅)

奥中山高原〜小繋駅での水による道床流出

(IGRいわて銀河鉄道公式)【別紙】2022年8月3日大雨による被害の様子

磐越西線

濁川橋梁(喜多方〜山都)が崩落・流出しています。SLばんえつ物語号を理由にした早期復旧は考えづらく、後回しになりそうです。

福島 喜多方 JR磐越西線の橋 一部が崩落 #nhk_news https://t.co/dT0SG1CdzP

— NHKニュース (@nhk_news) August 3, 2022

米坂線

小白川橋梁(羽前椿〜手ノ子駅)が崩落

越後金丸駅周辺での氾濫

土砂流入(越後大島〜坂町駅)

他の路線と比べても、かなり大きく広い範囲で被害が出ており、廃線を含んだ可能性も考えられるレベルです。

(2022年8月5日19:00時点)