-
小旅行気分で乗ってみた寝台特急サンライズ瀬戸 琴平延長運転の時にできる坂出~琴平がオススメ![2021伊予灘(3)]
ここは本州から四国への玄関口、朝の坂出駅。 これから乗車するのは寝台特急サンライズ瀬戸号です。 坂出の次の停車駅は本来なら終点の高松駅。しかし今日は土曜日なので、琴平駅へ延長運転します。 ...
続きを見る
ここは香川県の県庁所在地、高松駅です。
ここからは松山まで四国の二大都市を結ぶ、特急いしづちが走ります。
現在計画されている四国の新幹線でも、これらは結ばれてます。
乗車するのは8000系、現在新型車両の8600系も走っているため、こちらは古い方です。
しかしこの車両は非常に性能が高いもの、今回はその素晴らしさについて紹介していきます。
いしづち号は3両編成、1両の指定席は自由席に比べ、リニューアルされたことで新しくなっています。
この座席はSシートと名付けられました。
全体的に木目調で、オレンジの雰囲気に合わせた暖かな感じです。
ここは手前が自由席、奥が指定席の境目。こちらの無機質さが分かっていただけるのではないでしょうか。
自由席の入口部分には、右手に何やら壁ができていました。
ここはどうやら喫煙ルームがあった様子。今では携帯電話のフリースペースになっています。
1992年に登場したこの車両、若干国鉄感が漂います。一方で指定席のグレードの高さが分かります。
13:50高松駅を出発
しばらくすると右手に見えてくる高松運転所には、たくさんの列車が停まっていました。
列車はこのあたりの直線で130km/hを出していきます。
8000系の設計最高速度は160km/hで、予讃線を150km/hで走ったこともありました。
レールブレーキを使用して600m以内で停車可能だったのですが、結局営業運転でその速度は出されていません。
瀬戸大橋に向かう岡山への高架が離れていきまして、デルタ橋が作られています。
宇多津駅に到着。
ホームには岡山から来た特急しおかぜが停まっていて、ゆっくり近づいて行きました。
この2つの列車は連結し、この先松山駅を目指します。
これまでいた車両は先頭でしたが、これで中間車両になりました。
多度津駅は四国の鉄道を支える大きな駅です。
ここでは反対方向からの8600系と行き違い。あちらが最新型の車両です。
愛媛県に入りまして四国中央市内、特急は隣り合った川之江駅と伊予三島駅の両方に停車します。
伊予三島駅で今度は8000系と行き違いました。
8000系は制御付自然振り子装置を採用しているため、車体を傾けながらカーブを曲がっていきます。
最大傾斜角度は5度。対して8600系は空気ばね式車体傾斜方式を利用しており、最大2度まで傾けられます。
そのため8000系のほうが安定しており、乗り心地は良い印象です。
西条市出身の十河信二は東海道新幹線の開業に尽力しました。
伊予西条駅前にはそんな縁があって、四国鉄道文化館、十河信二記念館が作られました。
こちらは愛媛県第二の街である今治市。
本州とはしまなみ海道で結ばれており、駅すぐ近くにレンタサイクルのステーションがあります。
その後は瀬戸内海のすぐ近くを走行。予讃線はトンネルが少ないので、このような景色を長く楽しめます。
最後の途中停車駅、伊予北条駅に停車しました。
高架化事業が行われている最中の松山駅に到着です。
16:16、終点の松山駅に到着しました。
駅舎に面した1番線ホームでは特急いしづち/しおかぜと、この先を走る特急宇和海の縦列停車を行っています。
四国の特急では最も重要なところを走る8000系。
列車に乗っていると、その役割を果たすだけの力をヒシヒシと感じさせられました。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。
-
【進む松山駅高架化】大規模な貨物駅・車両基地移転でできた新駅「南伊予駅」[2021伊予灘(5)]
県庁所在地にしては寂しいと言われるJR松山駅、確かに中心部から外れていることもあり、三角屋根の小さな平屋駅です。 現在松山駅では高架化工事が行われており、この地上駅も見納めになります。 ...
続きを見る