瀬戸大橋線が開業してから本州との結びつきが強くなった四国。中でも大きな影響を受けたのは香川県高松市です。
鉄路が繋がる以前、鉄道連絡船として、宇野と高松を結ぶ宇高連絡船が運航されていました。
そしてその船上のデッキで販売されていたのが、香川県名物である連絡船うどんです。その歴史は瀬戸大橋線開通による連絡船廃止までの20年ほどです。
そしてそのお店は現在でも高松駅構内で営業しています。
しかしこちらのお店、2021年11月30日をもって閉店することが決まってしまいました。
好みはわかれているようですが、高松駅に降り立った多くの人が訪れていたはずのこのお店。一体どうして無くなってしまうのでしょうか。
その訳は高松駅周辺の再開発にあります。
※赤文字はこれからできる施設
現在高松駅に隣接した商業施設にはCOM高松があります。
2021年4月、JR四国は高松駅北側に駅ビルを改札することを発表しました。「目的地・出発地となる施設」を開発コンセプトに、2023年秋のオープンをめざします。
1階から3階が商業施設で、4階が事務所。1階に食品店やスーパーマーケット、2階に女性やファミリー層をターゲットとした飲食店など、3階には美容関連の店舗が入ることになっているとのことです。
さらに、2025年4月には駅ビル西側に、徳島文理大学香川キャンパスが東かがわ市から移転します。新しいキャンパスは地下1階・地上17階建てです。
連絡船うどんは鉄道で高松へ来た人たちが多くいらっしゃっていました。
特にサンライズ瀬戸の琴平延長時、長時間停車の間にうどんを食べるという一種のイベントが無くなると思うと、かなり残念です。
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またいつか駅でうどんを楽しめる日が来たらと、望みを託したいと思います。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。