新宮駅から特急くろしおで新大阪駅までやってきました。
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最終便の特急くろしお 夜の在来特急で新宮→新大阪
路線バスに乗って6時間半、和歌山県南部の街、新宮に来ています。 新宮駅はJR東海とJR西日本の境界駅です。 駅近くのオークワで買い物をしたりしているうちに、暗 ...
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大阪駅周辺へ移動し、夜ご飯をご馳走になります。
これから乗車するのは寝台特急サンライズ。大阪駅の発車は0:34なのですが…
電光掲示板には遅れ45分の表示!
岡山駅で車両の確認が行われ、さらに上郡駅付近で小動物と接触したようです。
0:20に運行再開。
しかし、今回下車するのは静岡駅。定時の4:38着ではあまりに朝早くてすることがなかったので、正直丁度良いくらいです…。
数々の関西地区の列車たちも終電を迎えていきます。
1:40ごろ、大阪駅には65分遅れでサンライズが到着しました。
ノビノビ座席があるのは5号車と12号車です。
車内へ入るとご覧の様子。表現し難いですが、ドミトリーを想像していただければ良いかと思います。
今回は上段。皆さんすでに眠っていらっしゃいますから、静かに階段を上ります。
この日は土日でしたが、上段の14席中5席が空席となっていました。ノビノビ座席は比較的埋まりやすいと思っていたのですが…。
ノビノビ座席には枕などは設置されていませんが、布ペラ1枚と毛布があります。
布はおそらく直接カーペットに顔をつけたくない人のためでしょう。
それぞれの区画は頭の部分だけ板で目隠しされています。板の延長上にはカーテンレールだけありますが、カーテン自体はつけられていません。
防犯上ある程度見えたほうが良いということでしょうか?
それでも足元のところにはカーテンがあります。途中駅から乗られる方からの目隠し等にはなりそうです。
頭側にはもちろんブラインドがあります。これ無しでは夜も照らし続ける駅のホームの明かりが車内へ入ってきて眠れたものではありません。
ノビノビ座席にはコップが置いてあります。
他の寝台と一番の違いはコンセントが無いことでしょう。サンライズが登場した1998年当時から現代になってコンセントがあるかどうかはかなり大きな問題になりました。
テーブルの上部分にあったのは大きい方のライトのスイッチです。ライトの横には読書灯もあるのでそれぞれ使い分けられます。
こちらには通風孔もあって開閉ができます。
渡っていますのは桂川。この手前くらいで車掌さんが検札にいらっしゃいました。
このあたりでそろそろ眠りにつきました…。
JR西日本からJR東海の運転士さんに交代する米原で少し起きましたがすぐに眠ってしまいます。
次に目を覚ましたのは静岡県中部、掛川でした。
時刻はすでに5:02。それほどダイヤは回復していないようです。
静岡駅の到着時は車内放送がされないので降り遅れに注意です。
ノビノビ座席は固くて眠れないという声も聞きますが、個人的には全く問題なく眠れました。もちろん睡眠時間自体が短いので眠たいですけどね…。
それでも指定席特急料金だけでこの座席で寝転べるならば、これほどコストパフォーマンスに優れたものはないと思います。
大阪から静岡まで新幹線で行く場合は10560円、サンライズのノビノビ座席の場合は9350円です。
仮に大阪に宿をとって翌日の始発で静岡へ向かうことなどを考えたら価格面ではかなり抑えられます。
さて、静岡駅は5:39の発車。ほとんどダイヤは回復せず、1時間の遅れとなりました。
しかし、ここから乗るのは新幹線の始発。
ダイヤ通りだったら1時間以上静岡駅にいなければならなかったので、最初にも言った通り、むしろ便利だったと言うのが正直なところでした。
今回もご覧いただきありがとうございました。
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