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【新幹線開通で非電化化】長崎本線を走破する長崎発鳥栖行き普通電車乗車記[西九州新幹線開業(7)]
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おはようございます。こちらは西九州新幹線の大村車両基地、新幹線かもめ号が集まります。
その近くを走る大村線に設置されるのが、大村車両基地駅です。駅舎は木材を取り入れた内装で、一部がガラス張りで2階部分まで囲うような構造となっています。
午前4時頃、駅員さんたちが券売機の点検を行っているところです。
駅前には車輪が展示されており、新幹線の車両基地の存在感を示しています。
車両基地が駅名になるというのは、かなり面白いもの。通学需要と車両基地観光の両面から、その需要を汲み取ります。
こちらは西九州新幹線終点の長崎駅。
5:00ごろにはくす玉が割られまして、セレモニーが終わったところ。
入場券を購入する方、博多方面1番列車となる新幹線かもめ2号の自由席を狙う方でいっぱいです。
関係者の方々は既に改札内に入られていました。
続きまして、新大村駅に来ました。
西九州新幹線と大村線の乗換駅として共に新設駅として開業します。
大村車両基地から長崎駅への送り込みを兼ねて新大村発長崎行きのかもめ101号が設定。本日の開業日はこちらの列車に乗車することにしました。
駅舎内はご覧の通り、白を基調とした明るい雰囲気です。ピンクの服を着た方が沢山いらっしゃいましたが、おそらく大村市が桜で有名な地であるからと思われます。
新大村駅と嬉野温泉駅には指定席券売機が設置されていません。
そのため、窓口が開いていない時間帯は指定席券の購入や、ネットきっぷの発行ができないのです。
今回は自由席なので、ご覧の通り購入。
あまりオレンジ台紙のきっぷで、新幹線の特急券を買う経験がありませんから、結構新鮮ですね。
窓口の営業時間は、7:30~11:05、11:50~15:10、15:40~19:00。
ただし、今日は臨時で6時から開いていました。新大村〜長崎は特定特急券で870円、二区間でありながら結構安く済みます。
自動改札機にはICカードリーダーはなく、通常のきっぷのみ対応です。
改札内に入りました。正面には五色塀をイメージした装飾がされています。
ホームに上がりますと、停車中の大きなかもめ号の横に沢山の方々が集まっています。
駅名標のデザインは在来線と同じ。九州新幹線の紺地とは異なります。
新大村〜長崎を往復する便については、全車自由席です。
せっかくなので指定席に来ました。1号車の黒っぽいモケットには菊大柄をデザイン。ホーム先端のセレモニーを見るためか、この号車は結構混雑しています。
デッキのギャラリーコーナーにはHIZEN5の陶器が展示されていました。
このブランドは唐津焼・伊万里焼・武雄焼・肥前吉田焼(嬉野市)・有田焼のやきもの産地が、佐賀県と立ち上げたものです。地域との密着が伺い知れます。
指定席の座席色は各号車によって異なります。2号車は獅子柄。
3号車は唐草柄、後ろには車いす専用スペースが設置されていました。
指定席には背面テーブルが無く、小さめのインアームテーブルだけ。この点はちょっとな…と思ってしまいました。
自由席についてはこれまでのN700Sと同じ座席。
東海道山陽新幹線と同様、枕カバーは付けられると思っていたのですが、無いままのようです。
先頭では出発式を行っているところ、子どもたちが出発の合図をしています。
06:20 新大村駅 発
多くの地元の方々に見送られながら長崎駅を目指します。ホームドアは桜としょうぶをイメージしたものです。
端っこでは、子ども達が発車合図を出しているのが分かります。
車掌さんによる肉声放送、車内チャイムが流れます。
街の遠くには大村湾が広がっていました。特に綺麗なのは新大村駅よりも手前ですが、ここでも見ることができるのです。
山の谷間にこまめに明かり区間がありながらも、基本的にはトンネル。
高架線でもって諫早市まで出てきました。
あいにくの曇り空ではありますが、厚い雲に向かって朝日が上がっています。
諫早駅の新幹線ホームは、地上にあります。
段々と降りていきまして、マンションの横を下りました。
ホームの端にはカメラを構えた方々が沢山集まっていらっしゃいました。
反対側から来た、新幹線かもめ2号武雄温泉行きとすれ違い。方向幕では博多行きとして案内されます。
奥に行くとだいぶ人は少なめ。数人乗ってこられまして、諫早駅を出発です。
在来線ホームと隣り合うようにして、諫早駅を出ていきます。
ここからまた山に向かってぐんと勾配を登っていきました。
諫早〜長崎は大半がトンネル区間です。長崎トンネルを代表として、峠を貫いています。
長崎トンネルを抜けまして、長崎の市街地へ出てきました。
急に高架から街を見下ろせまして、感動を味わうことができます。
カーブした大屋根に囲まれて、かもめが来るのはここ長崎。西九州と言えばかもめという存在にまでなって、ここ数ヶ月で代名詞的な格まで押し上げられています。
自分の街に新幹線がやってきた、そしてこれが毎日の光景になるというのは、単純にとても嬉しいことでしょう。初日がこんなにも華やかなムードに包まれていて、この日に来られて良かったと思います。
西九州新幹線は長崎駅で行き止まり、ここからは繋げようがありません。
ホーム先端部には、日本最西端の新幹線駅のプレートがありました。
西九州新幹線は武雄温泉〜長崎駅での開業で、武雄温泉〜博多にて走る在来線特急のリレーかもめに乗り換える必要があります。
その不便をなるべく感じさせないためにも、発車標や方向幕、自動放送でも博多行きとして案内がされていました。
この乗換というデメリットは大きいものですが、西九州新幹線が多くの方に利用されるものになることを期待。なるべく早く博多まで繋がってほしいです。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。
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